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第二話
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「よーし、席についてー」
小太りの少し背の低い、優しそうな男性の先生が入ってきた。僕はずっと座って本を読んでいたので、動く必要はない。
「今日から君たち2年2組の担任になります。若林です。詳しい自己紹介は始業式の時にします。よろしくお願いします」
あー、見たことのない顔だと思ったら、やっぱり転勤してきた先生か。面倒くさいこととか言わない人だったら楽だな。
「今日は始業式、大掃除、ホームルームです。ホームルームの時に委員長を決めるので、したい人は考えておいてください。では廊下に並んで体育館にいきましょう」
始業式、大掃除が終わり、ホームルームに入った。
「じゃあ朝言った通り、委員長を決めます。やりたい人は手をあげてください」
「はい!」
紗希が大きな声を出し手をあげた。
「えーっと、君は…」
先生は黒板に貼ってある座席表を見て名前を確認した。
「中川さんか、他にやりたい人はいないか?…よし、では委員長は中川さんにお願いします」
先生が手を叩き出すと、みんなもそれに合わせて拍手をしだした。でも、委員長が紗希でよかった。リーダーシップもあるし、真面目で頼りになる。委員長にはもってこいの性格だ。何より僕が楽になる。クラスの集まりとか、本当は行きたくないが断ることができず去年はしぶしぶ行っていたが、今年は紗希に頼めばなんとかしてくれそうだ。
放課後、教室から出ようとしたところを紗希に呼び止められた。
「今日なんか用事ある?」
「とくにないけど…」
「じゃあさ、これ佳奈の家に届けにいってくれない?」
紗希はホームルームの時に配られたプリントを見せてきた。
「え?どういうこと?」
僕は紗希の言っていることがよくわからず聞き返した。
『さっきさ、若林先生にこれ渡してきて欲しいって言われたんだけど、今日部活で夜まで学校にいなきゃいけないから俊にお願いしたいんだけど」
「そんなの別に僕じゃなくても、女子とかに頼めばいっしょ」
「そうだけど…と、とにかく今回だけだから!」
「まぁ、わかったよ」
いつも世話になっている紗希の頼みだ。それに今回だけという言葉で、そんな大変ではないのではという考えに変わった。
「ありがとう!佳奈の家はここから歩いて10分くらいだから!地図はラインにもう送ってあるよ!」
日頃から通知はオフにしてあるスマホを見ると確かに地図が送ってあった。それも10分前に。
「断っても無理やり行かせる気だったしょ」
「うん!断られたらジュースで釣るつもりだった!」
「じゃあ断ればよかった~」
「へへっ、残念でした~」
紗希から3枚のプリントを受け取り、バックから取り出したクリアファイルの中に入れた。
「ありがとう!じゃあね!」
「うん、部活頑張って~」
僕は学校をあとにして、山崎佳奈の家に向かった。
小太りの少し背の低い、優しそうな男性の先生が入ってきた。僕はずっと座って本を読んでいたので、動く必要はない。
「今日から君たち2年2組の担任になります。若林です。詳しい自己紹介は始業式の時にします。よろしくお願いします」
あー、見たことのない顔だと思ったら、やっぱり転勤してきた先生か。面倒くさいこととか言わない人だったら楽だな。
「今日は始業式、大掃除、ホームルームです。ホームルームの時に委員長を決めるので、したい人は考えておいてください。では廊下に並んで体育館にいきましょう」
始業式、大掃除が終わり、ホームルームに入った。
「じゃあ朝言った通り、委員長を決めます。やりたい人は手をあげてください」
「はい!」
紗希が大きな声を出し手をあげた。
「えーっと、君は…」
先生は黒板に貼ってある座席表を見て名前を確認した。
「中川さんか、他にやりたい人はいないか?…よし、では委員長は中川さんにお願いします」
先生が手を叩き出すと、みんなもそれに合わせて拍手をしだした。でも、委員長が紗希でよかった。リーダーシップもあるし、真面目で頼りになる。委員長にはもってこいの性格だ。何より僕が楽になる。クラスの集まりとか、本当は行きたくないが断ることができず去年はしぶしぶ行っていたが、今年は紗希に頼めばなんとかしてくれそうだ。
放課後、教室から出ようとしたところを紗希に呼び止められた。
「今日なんか用事ある?」
「とくにないけど…」
「じゃあさ、これ佳奈の家に届けにいってくれない?」
紗希はホームルームの時に配られたプリントを見せてきた。
「え?どういうこと?」
僕は紗希の言っていることがよくわからず聞き返した。
『さっきさ、若林先生にこれ渡してきて欲しいって言われたんだけど、今日部活で夜まで学校にいなきゃいけないから俊にお願いしたいんだけど」
「そんなの別に僕じゃなくても、女子とかに頼めばいっしょ」
「そうだけど…と、とにかく今回だけだから!」
「まぁ、わかったよ」
いつも世話になっている紗希の頼みだ。それに今回だけという言葉で、そんな大変ではないのではという考えに変わった。
「ありがとう!佳奈の家はここから歩いて10分くらいだから!地図はラインにもう送ってあるよ!」
日頃から通知はオフにしてあるスマホを見ると確かに地図が送ってあった。それも10分前に。
「断っても無理やり行かせる気だったしょ」
「うん!断られたらジュースで釣るつもりだった!」
「じゃあ断ればよかった~」
「へへっ、残念でした~」
紗希から3枚のプリントを受け取り、バックから取り出したクリアファイルの中に入れた。
「ありがとう!じゃあね!」
「うん、部活頑張って~」
僕は学校をあとにして、山崎佳奈の家に向かった。
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