リンの異世界満喫ライフ

水月

文字の大きさ
44 / 219

44:ホワイトバード

今日は朝から快晴でホワイトバード狩り日和だ。

前日にメントスの冒険者ギルドの視察を終わらせたギルドマスターと共に、朝からホワイトバードの生息地のひとつでもある湖に来ている。

メントスの街の街道沿いに沿うように広大に広がる森は凶悪な魔獣はおらず、比較的Cランクの冒険者であれば倒せる魔獣しか生息していないそうだ。ホワイトバードもCランクの魔獣なので勿論倒す事は出来るだろう。元々ホワイトバードの羽根の採取依頼は多いので、もしかしたら今日も他の冒険者と かち合う可能性は高いだろうとギルドマスターが話していた。
 
程無くして湖に到着し木の陰に隠れて覗き見れば、ホワイトバードが数体湖で水浴びをしているのが見える。どうやら他の冒険者は居ないようだった。

「ホワイトバード居ましたね」

こんなにアッサリと見つかるとは思わなかったけど......。

「Cランクの魔獣と言っても基本的にアイツらは大人しい魔獣だからな。此方から襲いかからない限り向こうからは攻撃してこないんだよ。ただ攻撃した際の反撃は容赦がないぞ.....どうするんだ?」
「.....さすがに落ちてる羽根じゃ絶対に足りないと思うんですよね」
「だろうなぁ.....じゃ、サクッとやるか。今湖には3体のホワイトバードがいるだろ?あれ全部狩るからな」

ギルドマスターが湖に居るホワイトバードを指差しながら指示を出す。

「3体共ですか?1羽あれば足りそうですけど」
「いや駄目だ。1体殺ると他の2体が俺達を襲ってくる、だから襲われる前に狩らないと駄目だ」
「.....わかりました」

ほえー……そんなもんなんだ......ホワイトバードって仲間意識が強いんだな

「それにホワイトバードの肉は旨いぞ、それなりに高級品だからギルドで高く買い取って貰えるぞ?」
「本当ですか!?」
「ああ、本当だよ。やる気が出ただろう?」
「それはもう!」

ハハッと笑ってギルドマスターは頷くとアイテムボックスから弓矢を取り出した。やっぱりエルフの武器は弓がメインなんだ!!

「じゃ、俺が手前のホワイトバードを弓で狙うからそれが合図で飛び出すぞ」
「はい!」

ギルドマスターは静かに立ち上がりホワイトバードに照準を合わせて矢を引くと、その矢はもうスピードで真っ直ぐと狙いどおりにホワイトバードの頭を撃ち抜きそのまま倒れ付した。

その瞬間に私とギルドマスターは木の陰から飛び出し左右に別れて残りのホワイトバードに仕掛けていく。

仲間を倒されたホワイトバードは直ぐ様私達に気がつき反撃をしようと湖から飛び上がり大声で鳴きながら怒りを露に此方に向かってくる。

それを身体強化魔法でスルリと躱すと直ぐ様風魔法を放った。

「ウインドカッター!」

けれど易々とホワイトバードは躱していく。ホワイトバードの攻撃を躱しながら何度か風魔法を放つも寸でのところで避けられてしまう。羽根の回収がメインなので風魔法以外を使う事は考えて居ないのでどうしようか、と思った瞬間矢がホワイトバードの側を掠め、意識がそちらに向いた瞬間に風魔法を叩き込んだ。

「ウインドカッター!!」

至近距離からのそれにホワイトバードも避けきれず、風魔法はスパンと首と胴体を切り離したのだった。

「お疲れ様、よく頑張ったな」
「.....はい....ギルドマスターのおかげです。と言うかさすがSランク冒険者ですよね.....」

いや本当に凄いわ。これもしかしてギルドマスターが居なかったら1体も狩れなかった可能性あるんじゃない??

「お前も頑張ったじゃないか、俺は少し手助けしただけだよ。それにお前も羽根の回収を優先して強い風魔法を使わなかっただろう?そこまで考えられるなら凄いもんだ。これからの成長が楽しみだな!」

ポンポンと頭を撫でてくるギルドマスターに大人しくされるままにしている。

「.....はい、ありがとうございます」
「さ、予定より早く終わったし、ホワイトバードを回収してギルドに戻るか」
「そうですね」

途中経過はどうであれ念願のホワイトバードの羽根が沢山手に入ったんだし、まぁ良いか!

あ、あとお肉も!!




あなたにおすすめの小説

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜

ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました 誠に申し訳ございません。 —————————————————   前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。 名前は山梨 花。 他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。 動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、 転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、 休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。 それは物心ついた時から生涯を終えるまで。 このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。 ————————————————— 最後まで読んでくださりありがとうございました!!  

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

小さな貴族は色々最強!?

谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。 本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。 神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。 その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。 転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。 魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。 ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~

枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。 同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。 仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。 ───────────── ※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。 ※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。 ※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。

神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~

幸せのオムライス
ファンタジー
★HOTランキング1位感謝!(2026.1.23) カクヨムコン異世界ファンタジー女性主人公部門 週間ランキング4位! 小説家になろう四半期ランクイン中!(異世界転生/ファンタジー/連載中) ★ 山根ことり、28歳OL。私の平凡な毎日は、上から降ってきた神様の植木鉢が頭に直撃したことで、あっけなく幕を閉じた。 神様の100%過失による事故死ということで、お詫びにもらったのは3つのチート能力。 ①通販サイトや検索が使える【異世界インターネット接続】 ②もふもふ動物と話せる【もふもふテイマー&翻訳】 ③戦闘はできないけど生活は最強な【生活魔法 Lv.99】 私の願いはただ一つ。働かずに、可愛いペットともふもふしながら快適なスローライフを送ること! のはずが、転生先は森のど真ん中。おまけに保護された先の孤児院は、ご飯はまずいしお風呂もない劣悪環境!? 「私の安眠のため、改革します!」 チート能力を駆使して、ボロ屋敷がピカピカに大変身! 現代知識と通販調味料で絶品ごはんを振る舞えば、心を閉ざした子供たちも次々と懐いてきて……? 気づけばギルドに登録し、薬草採取で荒稼ぎ。謎の天才少女として街の注目株に!? あれ、私のスローライフはどこへ? これは、うっかりチートで快適な生活基盤を整えすぎた元OLが、最強神獣もふもふや仲間たちとのんびり暮らすために、ついでに周りも幸せにしちゃう、そんな物語。 【今後のストーリー構想(全11章完結予定)】 第1章 森の生活と孤児院改革(完結済) 第2章 ヤマネコ商会、爆誕!(連載中) 第3章 ようこそ、ヤマネコ冒険部へ! 第4章 王都は誘惑の香り 第5章 救国のセラピー 第6章 戦場のロジスティクス・イノベーション 第7章 領主様はスローライフをご所望です 第8章 プロジェクト・コトリランド 第9章 ヤマネコ式教育改革 第10章 魔王対策は役員会にて 第11章 魔王城、買収しました(完結予定)