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44:ホワイトバード
今日は朝から快晴でホワイトバード狩り日和だ。
前日にメントスの冒険者ギルドの視察を終わらせたギルドマスターと共に、朝からホワイトバードの生息地のひとつでもある湖に来ている。
メントスの街の街道沿いに沿うように広大に広がる森は凶悪な魔獣はおらず、比較的Cランクの冒険者であれば倒せる魔獣しか生息していないそうだ。ホワイトバードもCランクの魔獣なので勿論倒す事は出来るだろう。元々ホワイトバードの羽根の採取依頼は多いので、もしかしたら今日も他の冒険者と かち合う可能性は高いだろうとギルドマスターが話していた。
程無くして湖に到着し木の陰に隠れて覗き見れば、ホワイトバードが数体湖で水浴びをしているのが見える。どうやら他の冒険者は居ないようだった。
「ホワイトバード居ましたね」
こんなにアッサリと見つかるとは思わなかったけど......。
「Cランクの魔獣と言っても基本的にアイツらは大人しい魔獣だからな。此方から襲いかからない限り向こうからは攻撃してこないんだよ。ただ攻撃した際の反撃は容赦がないぞ.....どうするんだ?」
「.....さすがに落ちてる羽根じゃ絶対に足りないと思うんですよね」
「だろうなぁ.....じゃ、サクッとやるか。今湖には3体のホワイトバードがいるだろ?あれ全部狩るからな」
ギルドマスターが湖に居るホワイトバードを指差しながら指示を出す。
「3体共ですか?1羽あれば足りそうですけど」
「いや駄目だ。1体殺ると他の2体が俺達を襲ってくる、だから襲われる前に狩らないと駄目だ」
「.....わかりました」
ほえー……そんなもんなんだ......ホワイトバードって仲間意識が強いんだな
「それにホワイトバードの肉は旨いぞ、それなりに高級品だからギルドで高く買い取って貰えるぞ?」
「本当ですか!?」
「ああ、本当だよ。やる気が出ただろう?」
「それはもう!」
ハハッと笑ってギルドマスターは頷くとアイテムボックスから弓矢を取り出した。やっぱりエルフの武器は弓がメインなんだ!!
「じゃ、俺が手前のホワイトバードを弓で狙うからそれが合図で飛び出すぞ」
「はい!」
ギルドマスターは静かに立ち上がりホワイトバードに照準を合わせて矢を引くと、その矢はもうスピードで真っ直ぐと狙いどおりにホワイトバードの頭を撃ち抜きそのまま倒れ付した。
その瞬間に私とギルドマスターは木の陰から飛び出し左右に別れて残りのホワイトバードに仕掛けていく。
仲間を倒されたホワイトバードは直ぐ様私達に気がつき反撃をしようと湖から飛び上がり大声で鳴きながら怒りを露に此方に向かってくる。
それを身体強化魔法でスルリと躱すと直ぐ様風魔法を放った。
「ウインドカッター!」
けれど易々とホワイトバードは躱していく。ホワイトバードの攻撃を躱しながら何度か風魔法を放つも寸でのところで避けられてしまう。羽根の回収がメインなので風魔法以外を使う事は考えて居ないのでどうしようか、と思った瞬間矢がホワイトバードの側を掠め、意識がそちらに向いた瞬間に風魔法を叩き込んだ。
「ウインドカッター!!」
至近距離からのそれにホワイトバードも避けきれず、風魔法はスパンと首と胴体を切り離したのだった。
「お疲れ様、よく頑張ったな」
「.....はい....ギルドマスターのおかげです。と言うかさすがSランク冒険者ですよね.....」
いや本当に凄いわ。これもしかしてギルドマスターが居なかったら1体も狩れなかった可能性あるんじゃない??
「お前も頑張ったじゃないか、俺は少し手助けしただけだよ。それにお前も羽根の回収を優先して強い風魔法を使わなかっただろう?そこまで考えられるなら凄いもんだ。これからの成長が楽しみだな!」
ポンポンと頭を撫でてくるギルドマスターに大人しくされるままにしている。
「.....はい、ありがとうございます」
「さ、予定より早く終わったし、ホワイトバードを回収してギルドに戻るか」
「そうですね」
途中経過はどうであれ念願のホワイトバードの羽根が沢山手に入ったんだし、まぁ良いか!
あ、あとお肉も!!
前日にメントスの冒険者ギルドの視察を終わらせたギルドマスターと共に、朝からホワイトバードの生息地のひとつでもある湖に来ている。
メントスの街の街道沿いに沿うように広大に広がる森は凶悪な魔獣はおらず、比較的Cランクの冒険者であれば倒せる魔獣しか生息していないそうだ。ホワイトバードもCランクの魔獣なので勿論倒す事は出来るだろう。元々ホワイトバードの羽根の採取依頼は多いので、もしかしたら今日も他の冒険者と かち合う可能性は高いだろうとギルドマスターが話していた。
程無くして湖に到着し木の陰に隠れて覗き見れば、ホワイトバードが数体湖で水浴びをしているのが見える。どうやら他の冒険者は居ないようだった。
「ホワイトバード居ましたね」
こんなにアッサリと見つかるとは思わなかったけど......。
「Cランクの魔獣と言っても基本的にアイツらは大人しい魔獣だからな。此方から襲いかからない限り向こうからは攻撃してこないんだよ。ただ攻撃した際の反撃は容赦がないぞ.....どうするんだ?」
「.....さすがに落ちてる羽根じゃ絶対に足りないと思うんですよね」
「だろうなぁ.....じゃ、サクッとやるか。今湖には3体のホワイトバードがいるだろ?あれ全部狩るからな」
ギルドマスターが湖に居るホワイトバードを指差しながら指示を出す。
「3体共ですか?1羽あれば足りそうですけど」
「いや駄目だ。1体殺ると他の2体が俺達を襲ってくる、だから襲われる前に狩らないと駄目だ」
「.....わかりました」
ほえー……そんなもんなんだ......ホワイトバードって仲間意識が強いんだな
「それにホワイトバードの肉は旨いぞ、それなりに高級品だからギルドで高く買い取って貰えるぞ?」
「本当ですか!?」
「ああ、本当だよ。やる気が出ただろう?」
「それはもう!」
ハハッと笑ってギルドマスターは頷くとアイテムボックスから弓矢を取り出した。やっぱりエルフの武器は弓がメインなんだ!!
「じゃ、俺が手前のホワイトバードを弓で狙うからそれが合図で飛び出すぞ」
「はい!」
ギルドマスターは静かに立ち上がりホワイトバードに照準を合わせて矢を引くと、その矢はもうスピードで真っ直ぐと狙いどおりにホワイトバードの頭を撃ち抜きそのまま倒れ付した。
その瞬間に私とギルドマスターは木の陰から飛び出し左右に別れて残りのホワイトバードに仕掛けていく。
仲間を倒されたホワイトバードは直ぐ様私達に気がつき反撃をしようと湖から飛び上がり大声で鳴きながら怒りを露に此方に向かってくる。
それを身体強化魔法でスルリと躱すと直ぐ様風魔法を放った。
「ウインドカッター!」
けれど易々とホワイトバードは躱していく。ホワイトバードの攻撃を躱しながら何度か風魔法を放つも寸でのところで避けられてしまう。羽根の回収がメインなので風魔法以外を使う事は考えて居ないのでどうしようか、と思った瞬間矢がホワイトバードの側を掠め、意識がそちらに向いた瞬間に風魔法を叩き込んだ。
「ウインドカッター!!」
至近距離からのそれにホワイトバードも避けきれず、風魔法はスパンと首と胴体を切り離したのだった。
「お疲れ様、よく頑張ったな」
「.....はい....ギルドマスターのおかげです。と言うかさすがSランク冒険者ですよね.....」
いや本当に凄いわ。これもしかしてギルドマスターが居なかったら1体も狩れなかった可能性あるんじゃない??
「お前も頑張ったじゃないか、俺は少し手助けしただけだよ。それにお前も羽根の回収を優先して強い風魔法を使わなかっただろう?そこまで考えられるなら凄いもんだ。これからの成長が楽しみだな!」
ポンポンと頭を撫でてくるギルドマスターに大人しくされるままにしている。
「.....はい、ありがとうございます」
「さ、予定より早く終わったし、ホワイトバードを回収してギルドに戻るか」
「そうですね」
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