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68:レグルス辺境伯家・3
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挨拶を済ませた私達は早速依頼内容へと話を進めた。
「ギルドに出された依頼内容は " ドラゴンの涙花 " の採取依頼だったが間違いはないな?」
「勿論、それで相違ない。だが詳細を記載してしまうと依頼を受けていない他の冒険者達が勝手に採取してしまう可能性があった為に敢えて詳しい詳細は書かなかったんだ」
予想通りの返答に、私とギルドマスターは目を見合わせる。
「まぁ賢明だったな。あの花は貴重な素材として常時高値が付いている。まず普通に歩いてるだけでは見つからないだろうしな」
「そうだ。だからわかる人にしか解らないような依頼書にしたんだ」
「まずCランク推奨にしてる時点で可笑しいと思わない冒険者は却下って事だな。考えの浅い冒険者ならまず " ドラゴンの涙花 " の採取なんて無理だと考えるのが普通だからな」
「そう言う事だ。だがその少女を連れて来たと言う事は彼女はそれを見事に見抜いたと言う事なんだろう?」
「そうだな。それで、どこにあるんだ?」
ギルドマスターがサクサクと話を進めてくれるので聞き役に徹している私はのんびりとお茶を飲む。2人の気軽なやり取りを見てると本当に昔ながらの知人なのだとわかるので少しだけ気が楽になったのだ。それにギルドマスターはエルフだから、きっと辺境伯様よりかなり歳上だよね?いや、でも人間の年齢にしたらギルドマスターは幾つなんだろう?30代ぐらいかな??
「リン、聞いてるか?」
「はい!聞いてますっ!!」
余計な事を考えていたのがわかったのか、ギルドマスターがいつの間にかジト目で私を見ていた。
「 " ドラゴンの涙花 " の採取場所の話だからちゃんと聞いておけよ?」
「勿論です!」
ビシッと敬礼をしてみせるが、当然ギルドマスターには何のポーズなのかはわからない。
「 " ドラゴンの涙花 " は我が領地内にある六花の霊峰にある」
「六花の霊峰だと?お前それは普通に考えてもCランクでは厳しいぞ.....彼処には聖獣が居ると言われている場所で余程の事がないと冒険者も近づかない聖域だろう?」
「そうだ」
聖獣に聖域と来たかー!まさかこんなに早々に耳にする事になるとは思わなかったよ....それにしても六花....って事は雪とか氷系の聖獣って事かな?
フェンリルとかなら会ってみたいかも....もふもふしたい.....
「大丈夫だ。六花の霊峰にいる聖獣と我が辺境伯家は初代から盟約を結んでいる。花を取りに行くだけなら見逃してくれる。だが花が咲いている場所まではそれなりに魔獣が出るので騎士団だけでは難しいんだ。彼らは基本対人向けだからな」
「なら何故今まで一度もギルドに依頼がなかったんだ?」
「 " ドラゴンの涙花 " が今まで必要なかったからだ。だが.....」
「だが、なんだ?」
「.....これは内密にして貰いたいのだが我が国の第2王女が病に倒れた....治療薬を作るのに " ドラゴンの涙花 " が必要なんだ」
それで王家から辺境伯家へと話が来たと。でもよく王家は辺境伯家の領地に " ドラゴンの涙花 " があるって知ってたよね。
「何故王家は六花の霊峰に " ドラゴンの涙花 " があると知っていたんだ?」
「王家には度々同じ病に掛かる者が出るんだ。だが涙花で作る薬は保存が効かず、その都度準備する必要がある。けれど " ドラゴンの涙花 " は六花の霊峰でしか咲かない為に病を発症する王族が出た時だけ辺境伯家に申し入れが入るようになっているんだ」
他の土地にも有るかも知れないけど、霊峰にあると代々言い伝えられていたら確かに辺境伯家にお願いした方が早いよ、確かに。
「そう言う理由から、" 六花の霊峰 " に " ドラゴンの涙花 " を採取しに行く事が君に依頼したい事だ。だが無理だと感じたなら辞退してくれても構わない。その場合はここで話した内容は他言無用の魔法契約を結んで貰わなければならないが....」
レグルス辺境伯が申し訳無さそうにそう私に告げた。
「ギルドに出された依頼内容は " ドラゴンの涙花 " の採取依頼だったが間違いはないな?」
「勿論、それで相違ない。だが詳細を記載してしまうと依頼を受けていない他の冒険者達が勝手に採取してしまう可能性があった為に敢えて詳しい詳細は書かなかったんだ」
予想通りの返答に、私とギルドマスターは目を見合わせる。
「まぁ賢明だったな。あの花は貴重な素材として常時高値が付いている。まず普通に歩いてるだけでは見つからないだろうしな」
「そうだ。だからわかる人にしか解らないような依頼書にしたんだ」
「まずCランク推奨にしてる時点で可笑しいと思わない冒険者は却下って事だな。考えの浅い冒険者ならまず " ドラゴンの涙花 " の採取なんて無理だと考えるのが普通だからな」
「そう言う事だ。だがその少女を連れて来たと言う事は彼女はそれを見事に見抜いたと言う事なんだろう?」
「そうだな。それで、どこにあるんだ?」
ギルドマスターがサクサクと話を進めてくれるので聞き役に徹している私はのんびりとお茶を飲む。2人の気軽なやり取りを見てると本当に昔ながらの知人なのだとわかるので少しだけ気が楽になったのだ。それにギルドマスターはエルフだから、きっと辺境伯様よりかなり歳上だよね?いや、でも人間の年齢にしたらギルドマスターは幾つなんだろう?30代ぐらいかな??
「リン、聞いてるか?」
「はい!聞いてますっ!!」
余計な事を考えていたのがわかったのか、ギルドマスターがいつの間にかジト目で私を見ていた。
「 " ドラゴンの涙花 " の採取場所の話だからちゃんと聞いておけよ?」
「勿論です!」
ビシッと敬礼をしてみせるが、当然ギルドマスターには何のポーズなのかはわからない。
「 " ドラゴンの涙花 " は我が領地内にある六花の霊峰にある」
「六花の霊峰だと?お前それは普通に考えてもCランクでは厳しいぞ.....彼処には聖獣が居ると言われている場所で余程の事がないと冒険者も近づかない聖域だろう?」
「そうだ」
聖獣に聖域と来たかー!まさかこんなに早々に耳にする事になるとは思わなかったよ....それにしても六花....って事は雪とか氷系の聖獣って事かな?
フェンリルとかなら会ってみたいかも....もふもふしたい.....
「大丈夫だ。六花の霊峰にいる聖獣と我が辺境伯家は初代から盟約を結んでいる。花を取りに行くだけなら見逃してくれる。だが花が咲いている場所まではそれなりに魔獣が出るので騎士団だけでは難しいんだ。彼らは基本対人向けだからな」
「なら何故今まで一度もギルドに依頼がなかったんだ?」
「 " ドラゴンの涙花 " が今まで必要なかったからだ。だが.....」
「だが、なんだ?」
「.....これは内密にして貰いたいのだが我が国の第2王女が病に倒れた....治療薬を作るのに " ドラゴンの涙花 " が必要なんだ」
それで王家から辺境伯家へと話が来たと。でもよく王家は辺境伯家の領地に " ドラゴンの涙花 " があるって知ってたよね。
「何故王家は六花の霊峰に " ドラゴンの涙花 " があると知っていたんだ?」
「王家には度々同じ病に掛かる者が出るんだ。だが涙花で作る薬は保存が効かず、その都度準備する必要がある。けれど " ドラゴンの涙花 " は六花の霊峰でしか咲かない為に病を発症する王族が出た時だけ辺境伯家に申し入れが入るようになっているんだ」
他の土地にも有るかも知れないけど、霊峰にあると代々言い伝えられていたら確かに辺境伯家にお願いした方が早いよ、確かに。
「そう言う理由から、" 六花の霊峰 " に " ドラゴンの涙花 " を採取しに行く事が君に依頼したい事だ。だが無理だと感じたなら辞退してくれても構わない。その場合はここで話した内容は他言無用の魔法契約を結んで貰わなければならないが....」
レグルス辺境伯が申し訳無さそうにそう私に告げた。
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