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115:久々の休日
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薬師の迷宮の探索が終了し、ミルトンへと戻って来てからギルドマスターは凄く忙しそうに机に向かって仕事をこなしている。迷宮に行っていた1週間分の仕事が溜まっているんだから仕方がないと言えば仕方がないのだろう。お疲れ様です。
風の噂でカノープスさん達宮廷魔導師さんが作った薬で隣国での病が終息し、両国の友好関係からの結びつきが更に強固になったと聞いた。
......嘘です。ちゃんとカノープスさんから伝達魔法でギルドマスターと私宛に連絡が来て知りました。
まぁでもあの病は常に清潔にしていないとすぐに再発するかもしれないので終息って言う言い方は微妙だと思うけど。同時に生活魔法でクリーンの魔法を使えるように伝授するそうだから、今よりは遥かに感染者は減るだろうと思う。
そう言うわけで、カノープスさん達は隣国、ギルドマスターは執務室で仕事。
私は久々にゆったりとした1日を過ごしている。
冒険者活動をするでもなく、別に仕事をするでもなく、ただ部屋でのんびりとコーヒーを飲みながら読書をしたり、黎明と会話をしたり。
黎明は流石聖獣と言うだけあって知識量が半端なくあるから、本を読んでて解らないことがあれば聞けば教えてくれると言う生き字引のようだ。
正直、この世界を知れば知る程楽しくなってくる。日本....と言うか地球には無かった魔法から始まり、魔獣と言う存在が居て、迷宮と呼ばれる建造物もあって。私にとって不思議な世界が沢山存在している世界だ。
まぁ地球って言う括りにしてしまうと、古い書物とかには魔術的な物や日本でもそれに近い能力を使っていた人物の書物等もあるから、この世界で言う魔法に近い能力は地球にもあったかも知れない。
.....けど自分で使えないのだから結局は夢物語。
使えないからこそ、あれだけラノベやらアニメにはまったんだろうなぁと思う。
まぁ、今は実際に使えるしね!!ふふふ。
マグカップを手に持ちコーヒーを1口飲む。
「あ~……美味しい」
冒険者活動も目新しい事ばかりで楽しいけど、やっぱりこうしてのんびり部屋で寛いでるのが1番好きだなぁ.....。
『それは何だ?』
「ん?これはコーヒーって言うの。飲み物だよ。簡単に言うと苦豆って言う黒い豆を細かく砕いて粉にしてお湯を入れて飲むの」
黎明でも苦豆自体は知ってても、流石にコーヒーの事は知らなかったようで、私が美味しそうに飲んでいるのを見て興味を持ったようだ。
『苦豆をわざわざ飲むのか?人間は変わってるな?』
「まぁ苦豆って言うぐらいだから、そのまま食べたら苦いだけだもんね。コーヒーに加工しても飲みすぎは良くないし.....私はその苦味が好きだから飲んでるけど」
私は苦笑して黎明を見る。
「私が元々居た世界では普通に飲み物として世界中で流通してたから飲む事に慣れてるのもあるのよ」
『.....世界が変われば変な物も流行るのだな』
「ふふ。そうね」
でもこの世界でもコーヒーは既に名前は違えど存在するのだから、世界中で流行るのも遠くない未來にあるかもしれないわよね。
風の噂でカノープスさん達宮廷魔導師さんが作った薬で隣国での病が終息し、両国の友好関係からの結びつきが更に強固になったと聞いた。
......嘘です。ちゃんとカノープスさんから伝達魔法でギルドマスターと私宛に連絡が来て知りました。
まぁでもあの病は常に清潔にしていないとすぐに再発するかもしれないので終息って言う言い方は微妙だと思うけど。同時に生活魔法でクリーンの魔法を使えるように伝授するそうだから、今よりは遥かに感染者は減るだろうと思う。
そう言うわけで、カノープスさん達は隣国、ギルドマスターは執務室で仕事。
私は久々にゆったりとした1日を過ごしている。
冒険者活動をするでもなく、別に仕事をするでもなく、ただ部屋でのんびりとコーヒーを飲みながら読書をしたり、黎明と会話をしたり。
黎明は流石聖獣と言うだけあって知識量が半端なくあるから、本を読んでて解らないことがあれば聞けば教えてくれると言う生き字引のようだ。
正直、この世界を知れば知る程楽しくなってくる。日本....と言うか地球には無かった魔法から始まり、魔獣と言う存在が居て、迷宮と呼ばれる建造物もあって。私にとって不思議な世界が沢山存在している世界だ。
まぁ地球って言う括りにしてしまうと、古い書物とかには魔術的な物や日本でもそれに近い能力を使っていた人物の書物等もあるから、この世界で言う魔法に近い能力は地球にもあったかも知れない。
.....けど自分で使えないのだから結局は夢物語。
使えないからこそ、あれだけラノベやらアニメにはまったんだろうなぁと思う。
まぁ、今は実際に使えるしね!!ふふふ。
マグカップを手に持ちコーヒーを1口飲む。
「あ~……美味しい」
冒険者活動も目新しい事ばかりで楽しいけど、やっぱりこうしてのんびり部屋で寛いでるのが1番好きだなぁ.....。
『それは何だ?』
「ん?これはコーヒーって言うの。飲み物だよ。簡単に言うと苦豆って言う黒い豆を細かく砕いて粉にしてお湯を入れて飲むの」
黎明でも苦豆自体は知ってても、流石にコーヒーの事は知らなかったようで、私が美味しそうに飲んでいるのを見て興味を持ったようだ。
『苦豆をわざわざ飲むのか?人間は変わってるな?』
「まぁ苦豆って言うぐらいだから、そのまま食べたら苦いだけだもんね。コーヒーに加工しても飲みすぎは良くないし.....私はその苦味が好きだから飲んでるけど」
私は苦笑して黎明を見る。
「私が元々居た世界では普通に飲み物として世界中で流通してたから飲む事に慣れてるのもあるのよ」
『.....世界が変われば変な物も流行るのだな』
「ふふ。そうね」
でもこの世界でもコーヒーは既に名前は違えど存在するのだから、世界中で流行るのも遠くない未來にあるかもしれないわよね。
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