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memo.ホムンクルス Homunculus
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ホムンクルスと言えば普通は「フラスコの中の小人」を指す。
「高名な医師を超えた者」と称した一人の錬金術士が研究していたもの。
問われた問いに対してはなんでも答え、その知識は神にさえ届くとされる。
蒸留器に人間の精液を入れ、40日密閉し腐敗させると、透明でヒトの形をした物質ではないものがあらわれる。それに毎日人間の血液を与え、馬の胎内と同等の温度で保温し、40週間保存すると人間の子供ができる。ただし体躯は人間のそれに比するとずっと小さい。ゆえに「小さき人」と呼ばれる。
※ ※ ※
後にも先にもこの錬金術士以外成功した記録は無く、超次元記録にアクセスするできる人間が確認されて以降、そちらの研究にシフトされているのが実情。
◆成長型ホムンクルス
性交時に何らかの理由で子宮内で「腐敗した精液」が留まり続けた結果、人と同じ様に成長することが出来る。胎盤はフラスコ代わり、そして臍の緒を介した血液交換は血液摂取代わりとなる。
妊娠40週と言えば胎児の体は出来上がり、骨盤を通り産まれる準備をする時期と重なる。
フラスコで育った場合、これが成長の限界点となり、体が小さい理由は成長に必要な栄養を十分に貰えないいわゆる未熟児状態でしかない。
「人」として産み落とされた結果かどうかは知らないが、通常のホムンクルスとは違い、答えられる智識の範囲は少ない。
◆自然発生型ホムンクルス
マンドラゴラ、アルラウネと呼ばれる存在が該当する。
絞首刑で吊るされた罪人からこぼれ落ちた精液が大地に降り注ぐことで産まれるとされる。
他にも断頭台近くや古戦場、合戦場でも産まれる。
差異はあれど、腐った精液、血、適度な温度といった条件によって発生する。
マンドラゴラは正しい対処によって引き抜き、血を与えることで智識を語り出すとも伝えられる。
アルラウネは「万能薬」の原料となる蜜を生み出すことも知られている。
錬金術的な観点からみると無視できない性質である。
※ ※ ※
煉丹道的なホムンクルスと称することもある。
「焔の帝君」「開拓の神」などと呼ばれる伝説の存在が草木や鉱物を舐めて薬となるものの基礎、新たな智識を齎したことに由来する。
余談だが「アルラウネ」(ハンス・ハインツ・エーヴェルス著)は人工授精と個性、遺伝と環境を主題としている。
◆トーキングヘッド
黄金に輝く「喋る生首」と呼ばれる存在。
普遍博士が錬金術の過程で金や銀はできないことを証明した際の副産物。問われた問いに答えるといった点でホムンクルスに似た存在。
「賢者の石」の終着点の一つとされる。
◆アゾット
水銀をベースとして創り出した「小瓶の中の魔神」
「柄の中の魔神」と呼ばれる存在。
その名前は「あらゆる智識」を意味するとも。
◆汎用型ホムンクルス
現代魔術によって生み出される人造生命体。
クローン技術、遺伝子改良に似たものであって智識云々というよりはゴーレムに近い。
「人にも満たない存在」の意味で使用される。
老い先短い魔術士が魂を憑依させたり、脳を移植して新しい肉体とすることもある。
後述は人によってはホムンクルスだと主張する。
◆蘇生型
大学生ヴィクターが創った蘇生者は知的で、数ヶ月で複数の言語をマスターしている。
同名の博士号を持った人物が複数の遺体から合成した蘇生者を造ったとも伝えられる。
(フランケンシュタイン、或いは現代のプロメテウス)
医師ハーバードは独自の蘇生理論によって最初は動物、そして人間と。複数の死体を蘇らせたとされるが、助手とされる人物が支離滅裂な証言をしているので信憑性は疑われる。
(死体蘇生者ハーバード・ウェスト)
関係者
ドクター・モロー
医師ハーバードが師事していた時期があったされる。
但し、彼自身の研究主題は死体蘇生ではない。
(ドラキュラ戦記)
◆ホムンクルス(外来種属)
人に似た小さい存在。次から次へと死体を乗り換えることが確認されている。寄生場所は頭蓋骨内。
本来は生体を乗り換えるらしいが、寄生して完全に乗っ取った段階で死体に変わる。
便宜的に使われているだけで、当の彼らの正しい呼称は知られていない。
パラサイト、ボディ・スナッチャー等
人のような姿形はしてないが、思想・行動が似たような存在も複数確認されている。
「高名な医師を超えた者」と称した一人の錬金術士が研究していたもの。
問われた問いに対してはなんでも答え、その知識は神にさえ届くとされる。
蒸留器に人間の精液を入れ、40日密閉し腐敗させると、透明でヒトの形をした物質ではないものがあらわれる。それに毎日人間の血液を与え、馬の胎内と同等の温度で保温し、40週間保存すると人間の子供ができる。ただし体躯は人間のそれに比するとずっと小さい。ゆえに「小さき人」と呼ばれる。
※ ※ ※
後にも先にもこの錬金術士以外成功した記録は無く、超次元記録にアクセスするできる人間が確認されて以降、そちらの研究にシフトされているのが実情。
◆成長型ホムンクルス
性交時に何らかの理由で子宮内で「腐敗した精液」が留まり続けた結果、人と同じ様に成長することが出来る。胎盤はフラスコ代わり、そして臍の緒を介した血液交換は血液摂取代わりとなる。
妊娠40週と言えば胎児の体は出来上がり、骨盤を通り産まれる準備をする時期と重なる。
フラスコで育った場合、これが成長の限界点となり、体が小さい理由は成長に必要な栄養を十分に貰えないいわゆる未熟児状態でしかない。
「人」として産み落とされた結果かどうかは知らないが、通常のホムンクルスとは違い、答えられる智識の範囲は少ない。
◆自然発生型ホムンクルス
マンドラゴラ、アルラウネと呼ばれる存在が該当する。
絞首刑で吊るされた罪人からこぼれ落ちた精液が大地に降り注ぐことで産まれるとされる。
他にも断頭台近くや古戦場、合戦場でも産まれる。
差異はあれど、腐った精液、血、適度な温度といった条件によって発生する。
マンドラゴラは正しい対処によって引き抜き、血を与えることで智識を語り出すとも伝えられる。
アルラウネは「万能薬」の原料となる蜜を生み出すことも知られている。
錬金術的な観点からみると無視できない性質である。
※ ※ ※
煉丹道的なホムンクルスと称することもある。
「焔の帝君」「開拓の神」などと呼ばれる伝説の存在が草木や鉱物を舐めて薬となるものの基礎、新たな智識を齎したことに由来する。
余談だが「アルラウネ」(ハンス・ハインツ・エーヴェルス著)は人工授精と個性、遺伝と環境を主題としている。
◆トーキングヘッド
黄金に輝く「喋る生首」と呼ばれる存在。
普遍博士が錬金術の過程で金や銀はできないことを証明した際の副産物。問われた問いに答えるといった点でホムンクルスに似た存在。
「賢者の石」の終着点の一つとされる。
◆アゾット
水銀をベースとして創り出した「小瓶の中の魔神」
「柄の中の魔神」と呼ばれる存在。
その名前は「あらゆる智識」を意味するとも。
◆汎用型ホムンクルス
現代魔術によって生み出される人造生命体。
クローン技術、遺伝子改良に似たものであって智識云々というよりはゴーレムに近い。
「人にも満たない存在」の意味で使用される。
老い先短い魔術士が魂を憑依させたり、脳を移植して新しい肉体とすることもある。
後述は人によってはホムンクルスだと主張する。
◆蘇生型
大学生ヴィクターが創った蘇生者は知的で、数ヶ月で複数の言語をマスターしている。
同名の博士号を持った人物が複数の遺体から合成した蘇生者を造ったとも伝えられる。
(フランケンシュタイン、或いは現代のプロメテウス)
医師ハーバードは独自の蘇生理論によって最初は動物、そして人間と。複数の死体を蘇らせたとされるが、助手とされる人物が支離滅裂な証言をしているので信憑性は疑われる。
(死体蘇生者ハーバード・ウェスト)
関係者
ドクター・モロー
医師ハーバードが師事していた時期があったされる。
但し、彼自身の研究主題は死体蘇生ではない。
(ドラキュラ戦記)
◆ホムンクルス(外来種属)
人に似た小さい存在。次から次へと死体を乗り換えることが確認されている。寄生場所は頭蓋骨内。
本来は生体を乗り換えるらしいが、寄生して完全に乗っ取った段階で死体に変わる。
便宜的に使われているだけで、当の彼らの正しい呼称は知られていない。
パラサイト、ボディ・スナッチャー等
人のような姿形はしてないが、思想・行動が似たような存在も複数確認されている。
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