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二章 王都学院編
7話 入学式
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入学試験から3日が経ったある日、一通の手紙が宿に送られてきた。
アイエナ王都学院からだ。
【当学院はアランを正式な新入生として歓迎します。
あなたのクラスはAクラスです。
入学式は4月1日、午前9時です
】
「ロイド~これって合格だよな?」
「そうじゃな、合格じゃな」
「アラン、多分この学院は貴族の生徒がほとんどじゃ、王族もいるかも知れん、貴族や王族は、下民のお前を差別しておる、アランもおそらく差別されるだろう…」
「大丈夫だよ、実力で黙らせばいい」
「そうか、杞憂じゃったな」
⬛︎
4月1日、入学式の日だ。
「おぉ、何回見てもすげぇよな、でっけぇ」
「ねぇねぇ、知ってる?今年は、学院の歴史で初めて下・民・の合格者が出たんですって!絶対すごい人よね!」
全く知らない超絶美少女が校門の前で話かけてきた。
「へ~俺以外にも下民の合格者居るのかぁ」
「え?あなたがその合格者だったの!?」
「あ、うん」
「そうだったのね、会えて嬉しいわ!私はエリス=アイエナよ。一応王族だけど、身分とかはどうでも良いわ、これから仲良くしましょうね」
「それと下民での合格者はあなた1人のはずよ」
「やっぱり、俺だけだよな」
「それじゃあ、また後でねぇ~」
⬛︎
入学式の会場には、今年度の新入生が全員集まっていた。座席は自由なので、友達と合格を喜んでいる者、辺りを見回している者、読書をしている者など自由に入学式学院が始まるのを待っていた。
会場のステージに、女性が立った
「これから入学式を始める」
あの試験官の声だ。声と同時に会場から音が消える。全員の注目がマリー=ローズに向いている。
「私は現五大魔法士の一人マリー=ローズ、アイエナ王都学院の学院長だ。私とは面接で会ったね。~~~~~~~~~~~~~~~当学院の目標は今年の学院選抜大会優・勝・だ!以上!続いて今年度主席からの挨拶だ」
校長の話しは長い、と心から思った。
「はじめまして。エリス=アイエナです。今年度の主席を頂けたことを大変嬉しく思います。私は王族ですが、下民の方や平民の方とも平等に接していきたいと思っております。これから4年間、ともに自分を磨いて行きましょう。」
挨拶が終わると同時に会場全体から拍手が巻き起こる。
⬛︎
「えっと、俺はAクラスだから…あ、ここか。おはようございまーす」
「あ!君!Aクラスだったのね!名前は?出身地は?」
「俺はアランだ。出身地は果ての村って言ってもわかんねぇよな」
「うん!わかんない!また今度連れてって!」
「あんた王族のお姫様だろ?そんな人連れていったら、護・衛・に殺されたりしない?ほら、そこで睨んでるやつなんかに…」
エリスの後ろに陣取っている女性だ。正直怖い。襲われそう。
「あぁ、テリアよ。私の護衛をしてくれているの」
「だろうな」
教室の扉が開いた
「さぁ!今から校舎を案内するぞ!私はマリー=ローズだ!学院長だ!」
「今年のAクラスは、5人と少ない。理由はある。学院選抜大会で優勝するためだ。例年のAクラスがBクラスになったと思っておいてくれ」
1番担任になって欲しくなかった人が担任になっていた。
アイエナ王都学院からだ。
【当学院はアランを正式な新入生として歓迎します。
あなたのクラスはAクラスです。
入学式は4月1日、午前9時です
】
「ロイド~これって合格だよな?」
「そうじゃな、合格じゃな」
「アラン、多分この学院は貴族の生徒がほとんどじゃ、王族もいるかも知れん、貴族や王族は、下民のお前を差別しておる、アランもおそらく差別されるだろう…」
「大丈夫だよ、実力で黙らせばいい」
「そうか、杞憂じゃったな」
⬛︎
4月1日、入学式の日だ。
「おぉ、何回見てもすげぇよな、でっけぇ」
「ねぇねぇ、知ってる?今年は、学院の歴史で初めて下・民・の合格者が出たんですって!絶対すごい人よね!」
全く知らない超絶美少女が校門の前で話かけてきた。
「へ~俺以外にも下民の合格者居るのかぁ」
「え?あなたがその合格者だったの!?」
「あ、うん」
「そうだったのね、会えて嬉しいわ!私はエリス=アイエナよ。一応王族だけど、身分とかはどうでも良いわ、これから仲良くしましょうね」
「それと下民での合格者はあなた1人のはずよ」
「やっぱり、俺だけだよな」
「それじゃあ、また後でねぇ~」
⬛︎
入学式の会場には、今年度の新入生が全員集まっていた。座席は自由なので、友達と合格を喜んでいる者、辺りを見回している者、読書をしている者など自由に入学式学院が始まるのを待っていた。
会場のステージに、女性が立った
「これから入学式を始める」
あの試験官の声だ。声と同時に会場から音が消える。全員の注目がマリー=ローズに向いている。
「私は現五大魔法士の一人マリー=ローズ、アイエナ王都学院の学院長だ。私とは面接で会ったね。~~~~~~~~~~~~~~~当学院の目標は今年の学院選抜大会優・勝・だ!以上!続いて今年度主席からの挨拶だ」
校長の話しは長い、と心から思った。
「はじめまして。エリス=アイエナです。今年度の主席を頂けたことを大変嬉しく思います。私は王族ですが、下民の方や平民の方とも平等に接していきたいと思っております。これから4年間、ともに自分を磨いて行きましょう。」
挨拶が終わると同時に会場全体から拍手が巻き起こる。
⬛︎
「えっと、俺はAクラスだから…あ、ここか。おはようございまーす」
「あ!君!Aクラスだったのね!名前は?出身地は?」
「俺はアランだ。出身地は果ての村って言ってもわかんねぇよな」
「うん!わかんない!また今度連れてって!」
「あんた王族のお姫様だろ?そんな人連れていったら、護・衛・に殺されたりしない?ほら、そこで睨んでるやつなんかに…」
エリスの後ろに陣取っている女性だ。正直怖い。襲われそう。
「あぁ、テリアよ。私の護衛をしてくれているの」
「だろうな」
教室の扉が開いた
「さぁ!今から校舎を案内するぞ!私はマリー=ローズだ!学院長だ!」
「今年のAクラスは、5人と少ない。理由はある。学院選抜大会で優勝するためだ。例年のAクラスがBクラスになったと思っておいてくれ」
1番担任になって欲しくなかった人が担任になっていた。
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