1 / 14
1 誓い
しおりを挟む
『我、エルバート・ランドは、生涯、アイリーン・ベアハルトとグレッグ・ベアハルトを裏切らないと誓う。
アイリーン、大人になったら、俺と結婚してくれ。それで、俺と二人でグレッグを助けてやろうぜ』
二ッと笑って差し出された手に、私は嬉しくて泣きそうになりながら手を重ねた。エルバートは真昼の太陽より眩しく笑うと、ぎゅっと私の手を強くつかんだ。それから、左の指でちょいちょいと兄さんを招き、兄さんにも手を重ねるように要求した。
兄さんは肩をすくめ、それでも苦笑して一番上から私たちの手を握った。
『この誓い、グレッグ・ベアハルトが確かに見届けた! 我が親友と、愛する妹に、輝かしい未来のあらんことを!』
十三年前、真夏にあの丘の木の下で交わした幼い約束。
「くたばれ。エルバート・ランド」
私は小声で悪態をつき、踵を返して窓辺から離れた。
アイリーン、大人になったら、俺と結婚してくれ。それで、俺と二人でグレッグを助けてやろうぜ』
二ッと笑って差し出された手に、私は嬉しくて泣きそうになりながら手を重ねた。エルバートは真昼の太陽より眩しく笑うと、ぎゅっと私の手を強くつかんだ。それから、左の指でちょいちょいと兄さんを招き、兄さんにも手を重ねるように要求した。
兄さんは肩をすくめ、それでも苦笑して一番上から私たちの手を握った。
『この誓い、グレッグ・ベアハルトが確かに見届けた! 我が親友と、愛する妹に、輝かしい未来のあらんことを!』
十三年前、真夏にあの丘の木の下で交わした幼い約束。
「くたばれ。エルバート・ランド」
私は小声で悪態をつき、踵を返して窓辺から離れた。
0
あなたにおすすめの小説
さよなら 大好きな人
小夏 礼
恋愛
女神の娘かもしれない紫の瞳を持つアーリアは、第2王子の婚約者だった。
政略結婚だが、それでもアーリアは第2王子のことが好きだった。
彼にふさわしい女性になるために努力するほど。
しかし、アーリアのそんな気持ちは、
ある日、第2王子によって踏み躙られることになる……
※本編は悲恋です。
※裏話や番外編を読むと本編のイメージが変わりますので、悲恋のままが良い方はご注意ください。
※本編2(+0.5)、裏話1、番外編2の計5(+0.5)話です。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
王子様への置き手紙
あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
小説家になろうにも掲載しています。
悪役令嬢の涙
拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。
ガネス公爵令嬢の変身
くびのほきょう
恋愛
1年前に現れたお父様と同じ赤い目をした美しいご令嬢。その令嬢に夢中な幼なじみの王子様に恋をしていたのだと気づいた公爵令嬢のお話。
※「小説家になろう」へも投稿しています
元恋人が届けた、断りたい縁談
待鳥園子
恋愛
シュトルム辺境伯の末娘ソフィに隣国の帝国第二皇子から届けられた『縁談』の使者は、なんと元恋人のジョサイアだった。
手紙ひとつで別れることになったソフィは、素直になれずジョサイアから逃げ回る。
「私に届けなければ、彼は帝国に帰ることが出来ない」
そう思いようやく書状を受け取ろうと決意したソフィに、ジョサイアは何かを言い掛けて!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる