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第1章 呪われた村
19 手紙1
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「大丈夫か、お前たち」
俺は倒れているマキナたちに駆け寄った。
全員傷だらけだが、命には別条がなさそうだ。
ホッとしつつ、俺はスキルで薬草を作った。
以前、ノエルにも使った黄金級の薬草である。
説明によると一本で五人に使えるようだ。
10000ポイントを消費して作成、全員の手当てを終える。
「すごい……完全に治った」
「なんだ、この薬草は……!?」
マキナたちが驚いている。
「感謝」
俺にぺこりと頭を下げるマキナ。
「いや、無事でよかったよ」
見た感じ、あれだけのダメージがきれいさっぱり治ってるみたいだ。
さすがは黄金級薬草。
「……ふん」
ジェイムズたちは面白くなさそうに、そっぽを向いた。
「えい」
と、マキナが彼らに一発ずつチョップを入れる。
「いてて……何すんだよ」
「助けてもらったお礼」
「ぐぬぬ……Eランクなんかに」
ジェイムズも他の二人も悔しげだ。
「そのEランクが煉獄騎士を倒した。私たち四人がかりでも歯が立たなかった相手を」
マキナが言い含める。
「それ以前に、治療してくれたお礼を言うのは人として当然」
「……そう、だな。悪かった」
ジェイムズは大きく息をつき、俺に向き直った。
「助けてくれて礼を言う。その……恩に、着るよ」
ばつが悪そうな感じなのは、初対面で俺をさんざん馬鹿にしたからだろう。
「ありがとうございました」
他の二人も俺に頭を下げた。
──その後、彼らは村を去ることになった。
マキナは名残惜しそうだったが、他の三人とともに次のクエストに挑まなければならないため、しぶしぶといった感じだ。
去り際に、ジェイムズは俺をちらりと振り返った。
「Eランクにもすげー奴がいるもんだ……俺も、まだまだ鍛えないとな……」
つぶやきとともに、彼らを乗せた馬車は去っていく──。
俺は倒れているマキナたちに駆け寄った。
全員傷だらけだが、命には別条がなさそうだ。
ホッとしつつ、俺はスキルで薬草を作った。
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10000ポイントを消費して作成、全員の手当てを終える。
「すごい……完全に治った」
「なんだ、この薬草は……!?」
マキナたちが驚いている。
「感謝」
俺にぺこりと頭を下げるマキナ。
「いや、無事でよかったよ」
見た感じ、あれだけのダメージがきれいさっぱり治ってるみたいだ。
さすがは黄金級薬草。
「……ふん」
ジェイムズたちは面白くなさそうに、そっぽを向いた。
「えい」
と、マキナが彼らに一発ずつチョップを入れる。
「いてて……何すんだよ」
「助けてもらったお礼」
「ぐぬぬ……Eランクなんかに」
ジェイムズも他の二人も悔しげだ。
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「ありがとうございました」
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──その後、彼らは村を去ることになった。
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つぶやきとともに、彼らを乗せた馬車は去っていく──。
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