冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る

六志麻あさ

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第1章 呪われた村

21 再会1

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 俺はあらためて思案した。

「どっちを作るか、だな」

 現在のポイントは61620。

 ジェイムズたちを薬草で治して消費した分と、それによる善行で増えた分との差し引きだ。
 イージスガードを作るにはポイントが足りず、マナバリアシステムなら現在でも作成可能だった。

「どうしようかな……」

 ただ、もう少し善行を積んでポイントを貯めれば、イージスガードを作ることもできるだろう。
 また、いったんマナバリアシステムを作り、ポイントが貯まってから、あらためてイージスガードを作る、という考えもある。

「どっちがいいと思う、ノエル?」

 その辺を彼女に伝え、意見を聞く。

「『イージスガード』というのを作れば、村の守りがもっと堅くなりますね」

 ノエルの考えは前者のようだ。

「やっぱり守りは堅ければ堅いほどいいと思います。村の人たちもそれだけ安心できますし」
「そうだな」

 うなずきかけたところで、俺はハッと気づいた。

「あ、でも──」

 もし『イージスガード』でも撃退できないレベルの魔物が現れた場合、煉獄騎士と戦ったときみたいに、俺がランク5の武器を作って直接仕留める必要がある。

「万が一のために、ランク5武器を作れるだけのポイントは残しておこう」

 ……考えてみれば、最初からそうすべきだった。

 どうも俺はポイントをポンポン使ってしまいがちな癖がある。
 自戒しよう。

 ──ということは、今はまだどっちも作らないほうがいいな。
 とりあえず破壊された魔導砲塔Ⅲをどうにかしないとな。

 これってスキルで修理できるんだろうか?
 それとも新たに作らなきゃいけないのか?



『スキルについて』

・万物創生スキルとは『作る力』です。
・したがって、『壊れたものを修理する』ことはできません。
・破壊された創生物の代替品を希望する場合、新たに創生物を作る必要があります。
・また創生物はいつでも『分解消去』が可能です。



 なるほど、このスキルは『作成』であって『修理』ではない、ってことか。
 まあ、読んで字のごとしって感じだ。

「分解消去……か」

 つまり壊れた奴を消してしまって、新たに魔導砲塔Ⅲを作って設置し直せばいいわけかな。

 というわけで、ポイント3000を消費して壊れた奴を作り直した。

 残りのポイントは58620。

 煉獄騎士みたいな強い敵が現れた場合に備え、ランク5の武具を作成できるポイントを残しておきたい。
 目安は40000~50000程度くらいかな。

 このポイントに加えて『イージスガード』や『マナバリアシステム』を作れるだけのポイントを貯めるのが、次の目標になる。

「また地道に善行を積むか」
「あたしもお手伝いします、カイル様」

 ノエルがにっこりと微笑む。

「なんでも言ってくださいねっ」

 本当、いい子だなぁ。
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