魅惑の出来ない淫魔令嬢

葛餅もち乃

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#23 はじまりの足音(2)

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 昼休み。ライラが教室に帰ってこない。キャロンはとりあえず、いつもの場所へ向かうことにした。大判ハンカチを地面に敷いて座り、ライラを待つが来ない。こんな日もあるかな、と弁当であるサンドイッチを食べ始めた。一つ目のベリージャムサンドを食べ終えると、森の方から水色の狼がやって来た。

『ライラは?』

 キャロンは卵とレタスのサンドを手に取りながら答える。「まだですの」

『そうか』

 キャロンは続きを食べ、狼は地面に伏せて目を閉じる。二人の間に会話はない。時折、森の奥へ抜ける一陣の風が吹く。そのなかにざわめくものを感じたのだろうか。狼が目を開けた。

『なぁ、遅くないか』
「ライラの三限は薬学基礎でしたっけ。今日は実習すると言っていましたから、そのメンバーで一緒にいるのかもしれませんの。そんな日もありますわよ」
『あいつの場合、そうだとしても連絡を寄越しそうじゃないか?』
「……そう言われてみれば、そうですの」

 ざらりとした沈黙がおりた。

『キャロン、探索、出来るか』
 キャロンは既に昼ご飯を片付け始めていた。「ええ」

 目を瞑り、集中する。両掌を地面にかざし、複雑な魔法陣が浮き上がる。フォレスト家特有の魔法陣である。魔術の粒子が周囲に散らばり、黄緑色を帯びた光が無数に宙を舞うと四方へ霧散した。詠唱詩を呟き続ける。
 しばらくして目を開ける。キャロンの瞳は陰を抱えていた。

「いません、見つけられない」
『術の精度は』
「日頃一緒にいるライラの魔力は分かりやすいですわ。そしてこの学園内の範囲でしたら、十分カバーできるはずです。探索系は得意ですから」
『……昼休み前に早退したのかもしれない。けど、俺らが危惧しているような事態になってるかもしれない。二限は一緒に講義受けただろ。三限はどうだったか確認しよう。ライラと同じ授業取ってる奴、知ってるか?』
「エリックさんと同じクラスに一人、ユキという子がいたはずです」


 教室にユキはいなかった。しかし今日は確かに登校しているという。
 レオナルドとキャロンという珍しい組み合わせが、ある女生徒を探して他クラスに顔を出すなんて希少イベントである。クラス中が二人に注目しているなか、一人の男子生徒が声を上げた。

「俺さっき医務室行ってたんだけど、ユキならそこで寝てたよ」
「そうか。教えてくれてありがとう。助かる」

 レオナルドの率直な感謝に、男子生徒がびっくりしたように照れた。
 二人が踵を返そうとすると、ちょうど廊下の方からエリックが帰ってきた。二人に目を止め、サッと真顔になる。

「ライラは?」
「行きながら話す。多分、お前が予想しているとおりだ」


 医務室はガランとしていた。昼休みだからだろうか養護教諭もいない。奥にあるベッドで、ユキらしき女生徒が横になっている。近づくと、目は薄っすら開いており眠ってはいなかった。キャロンがそっと声をかける。

「ユキさん? お休み中ごめんなさい。聞きたいことがあって、ちょっといいですか?」
「……?」

 問いかけに、ユキは身を起こす。どこも見えていないようなボンヤリした目に、レオナルドの焦りが拍車をかけていく。

「ユキさんは三限、薬学基礎でしたわよね? ライラもいました?」
「三限……ライラ……ライラさん? ライラさんだったら、第五……ええと、四号棟の第五準備室に……誘導、する……」
「……何て仰いました?」
「……ライラさんは、四号棟の、第五準備室に、行った」

 ユキのそれは機械的な呟きである。

「キャロン、これ、暗示だか洗脳だかされてるぞ」
「私もそう思います」

 エリックが近づいて、ユキの瞳をのぞきこんだ。「いつものユキとまるで違う。たぶん、二重か三重にかけられているよ」
 搦めとられていくような不安と、忍び寄っていた危機に、闇のような不気味さ。
 ライラに何かあったのは間違いない。レオナルドは拳を握りしめる。闇雲に焦っても事態はよくならないが、体の底から魔力が溢れ出る。どくどくと脈打つ心臓、理性よりも本能が勝り、本性が滲み出ようとしている――

「レオナルド、落ち着いて下さい、それ以上威圧するのは、やめて……」
 日頃は抑え込んでいるものが姿を現せようとし、強者の魔力が他者を圧倒する。キャロンはそれにあえいだ。
「ごめん!」
 レオナルドは鋭い爪で己の腕を裂き、痛みによって理性を取り戻す。キャロンにもう一度謝った。

「俺はこういう暗示系の魔術解除は上手くない。エリックはどうだ?」
「できないこともないけど、ユキに全くの損傷を負わさず解除する自信はない」
「第五準備室に行ってみません? 多分、もう何もないと思いますけど、手がかりが残っているかもしれませんの」
「……ライラの兄貴たちに知らせよう。昼休みももう終わる、早く捕まえないと面倒だよ。俺はアルフォードを見つける。どっちか、ファルマスと面識ある?」

 エリックの提案に、レオナルドもキャロンもはっとした。

「私が行きますわ。姉が、ファルマス様と同じクラスですし」
「じゃあ俺は、第五準備室に行ってみる。集合はここでいいか?」

 三者頷き、駆け出した。


 四号棟には人気がなく、第五準備室も無人であった。壁一面に覆われた書棚、ガラス窓の棚には普段なかなか使われることのない実験器具や魔術用具が置いてある。きちんと収納されているそれらに、一見して目立った様子はない――が、レオナルドの鼻は確かにここにライラがいた匂いを嗅ぎ取っていた。意識を集中すれば、かすかに残った魔術の残滓がある。物理的な攻撃ではない、おそらく精神に働きかける作用のものだ。特に、出入口の床にそれらが漂っている。指を床に滑らせると、黄色いチョークの粉が付着した。ここで魔術が使われたことは間違いないだろう。


「姉さん! ファルマス様をお呼びしたいのですが、どちらにいらっしゃるか分かります?」
 三回生のところに来たキャロンは脇目も振らず姉の教室へ駆けた。下級生への物珍しい視線など気にも留めない。
「キャロちゃん? ここまで来るなんて珍しいね。ファルマス君ならね、たぶん、あそこの群れのなか」
 キャロンの姉が指したのは、隣の教室前の廊下である。自クラスに帰って来ようとしているファルマスを、女生徒数人が取り囲んでいた。優しさ溢れる彼は振り切らずに言葉を交わしつつ、こちらに向かってこようとしている。姉も苦笑いである。
 キャロンはその群れに立ちはだかるように相対した。何この下級生、と女生徒たちの冷たい視線が刺さる。
「ライラのお兄様、緊急事態です」
「行こう」
 さっと厳しい顔になったファルマスが、キャロンの後をついてくる。


「あれ? 君が一人で僕に会いに来るなんて珍しいですねぇ」
 昼休みが終わる間際、アルフォードは教室の席に着いていた。社交の場によく出ているため上級生にも知られているエリックは、軽く挨拶して中に入り、アルフォードの机の前に立つ。
「ライラがいなくなった」
「……なるほど」
 アルフォードは焦るでも慌てるでもなく、机の中を探り、薄い冊子を取り出して立ち上がった。隣の席の生徒に「僕は早退しますね」と言伝て、優雅に教室を出る。
 予鈴のチャイムが鳴った。

       ○

「――状況はだいたい分かりました。おそらく連れ去られたんでしょうねぇ。話を聞くに、ヘルムが最も怪しいですが」

 三人の話を聞いて、アルフォードが結論を出す。彼の悠長な態度に、レオナルドは焦りと憤りが隠せない。

「こっちの彼女はもう大丈夫かな。しばらく目を覚まさないと思う。《魅惑》と《暗示》をかけられていたみたいだね。《魅了》になりそこないの状況だったよ。強い魔術だけど、雑というか乱暴だな」

 ユキにかけられた魔術を解除したファルマスが言う。ユキは静かに眠っており、心なし頬の血色も良くなっている。
 魔術解除を隣で見ていたキャロンは、ファルマスの精緻で鮮やかな手技に見惚れていた。

「さて、そこの狼君が今にも噛みついてきそうですし――ライラを迎えに行きましょうか」
「は? どこに」

 アルフォードに対してはつい険のある声をだしてしまうレオナルドに、この場の最年長である彼は艶々と微笑んだ。

「シュタイン家本邸なぞにはいないでしょうねぇ。狼君は、GPSって知っていますか?」
「じぃぴぃ……?」
「人間界の技術なんですがね。個人の位置情報が分かるシステムなんですよ。僕はそれを魔術に応用したんです」

 アルフォードは持ってきた冊子をテーブルの上に置いた。そして掌をかざす。

「ライラには僕お手製の発信機がついています。さぁ――『示せ示せ我らの片割れ、最愛にして最愛なる貴方』――」

 冊子の表紙に魔法陣が浮かび、煌めきながらひとりでにページがめくられている。魔術に集中しているアルフォードのかわりに、ファルマスが説明を始めた。

「ライラちゃんの下着類はね、全部兄貴が用意したものなんだよ」
「「「え」」」三人の引き攣った声が重なった。
「その全てに、兄貴の魔術式が織り込まれているんだ。発信機というのはそれのこと。兄貴が編み出した魔術を発動させると、ライラちゃんの下着がある場所が分かる。今光っている本みたいなアレは、魔界の地図だね。探してるんだよ、今」

 三人が言葉にならない顔をして――すごいと称賛すべきなのか、変態くさいと思っていいところなのか――アルフォードの方を見る。

「そして、ライラちゃんが身につけている装飾品は俺が用意したもの。念のため発信機の魔術を仕込んだものもあるけど、護りの魔術をいくつかかけてある。俺が数年かけて創り出したやつ。もしも、ライラちゃんが防ぎようのない危害を加えられようとすれば発動する。今のところ、一つも作動していない。だから、俺たちはあまり焦っていない」

 詠唱の終わったアルフォードが彼らに視線を寄越す。

「学内の犯行、おそらくヘルムによるものですし、ライラ一人で何とかできるだろうとも思っていますよ」
「でも相手は一人とは限らないだろ」レオナルドが言い返す。
「ええ。ヘルムが犯人であれば、金魚のフンが二匹程一緒にいるでしょうね」

 アルフォードとファルマスが確認するように目を合わせ、頷き合う。

「ライラちゃんは、本当の実戦をしたことがない」
「これは、ある意味絶好の機会でもあるんですよ」

 エリックとキャロンは訝し気に首を傾げた。レオナルドは、言わんとしていることは分かる。だが感情は別だ。

「とまぁ、怒ってない訳ではないですからね。やるなら思いっきりやりますよ。どうやらここにいるみたいですし」

 アルフォードは一瞬凄まじい怒気を瞳にちらつかせて微笑んだ。そして全員に見えるように地図を出す。とある一点に薔薇の意匠をした小さな駒が、白い光を放ちながら浮いていた。

「ここは……シュタイン家が有すると噂されている、《謀りの森》ですわね。進んでも進んでも迷っていつの間にか入り口に出てしまうという。特別な何かがここにある訳でもないので、長年放置されていた森ですわ。ここですの?」
「迷うように魔術が巡らされているのでしょう。からくりが分かった時点で半分解けたようなものですが。ファル、頼めますか?」
「分かった。あれだろ、あれをしろって言ってんだろ。ちょっと用意してくる。しばらく待ってて」

 そう言うとファルマスは医務室を駆け出して行った。アルフォードはレオナルドを見ながら話を進める。「それで、突入要員ですが」
「俺は行くぞ」
 睨むレオナルドに、アルフォードはにっこりした。「最初からそのつもりです。君、火力ありそうですし」
「あの、目くらましの魔術というか、結界も張ってあると思うのですが、大丈夫ですの?」
「ああ、それはファルマスが上手くやりますよ。そうですね、キャロンさんは待機してください。もしかすると、後処理の渡りをつけてもらうかもしれません。楽しみにしてくださいね」

 朗らかでいて有無を言わせない威圧感に、キャロンはただ頷く。

「エリック、君も待機。淫魔が三人もいりませんし。大丈夫だと思いますが、ユキさんの容体をみていてください。何かあれば知らせます。そうだな、連絡紙を作っておこう」

 アルフォードは養護教諭の机の抽斗を勝手に開け、適当な紙を探す。その迷いのなさに三人は唖然とする――今、鍵の魔術を解除しなかったか。そして、それが手慣れていなかったか――
 魔術紙があったので一枚取り、筆記具も拝借する。中央に簡単な魔法陣を書いて、それを割るように二つ裂いた。一つをエリックに渡す。

「はい。事が終わり次第、これに連絡するので持っていて下さい。僕がこちらに書いたものが、そのままそちらの紙に映し出されます。ああ、このペンも借りておこう」

 質の良さそうな万年筆をスッとポケットに入れる。今ここに養護教諭がいないことが問題なのだ――と思っているのだろう。確かにその通りなのだが、拝借するにしては仕草が優雅過ぎる。
 勝手に割り振りを決められたエリックは、苦い顔をして受諾した。このメンツに混じれば、荒事対処では足手まといになりかねないからである。

「ちなみにライラの下着類ですが。ちゃんと、ライラに似合って素材を生かすようなものをセレクトしてますよ。僕の好みでなく。例えば白いレースとかフリ――」
「待て馬鹿! 言うな!」

 エリックが頑張って止めた。
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