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後日談
14.素直さが吉
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「そろそろ会いに来てくれる頃かと思っていましたよ、エニー」
「思ってたならそっちから来てよ!」
近寄りがたい騎士団ではあったけれど、入り口でカイザの名を出したらすんなり通してくれ、本人を呼び出してくれた。
ものっっっすごく勇気を出して来たというのに、ムカつく筋肉バカは涼しい顔をしている。
私もカイザも夕飯がまだということで騎士団寮近くの大衆居酒屋に誘われた。
騎士たち御用達らしく、安くてたくさん食べられそうな間違いない店だ。
平民の私としてはこういう所の方が入りやすい。
ちょうど空いていた隅のテーブルにつき、互いにエールで乾杯した。
「籠ってばかりでは身体によくないですからね」
「仕方ないでしょ。もうすぐ納品日で焦ってるの。本当はのんきにご飯を食べる暇だって無いのに……」
「完成するときはする、しない時はしないものですよ。なら俺と楽しくご飯を食べた方が得でしょう?」
完成しない時は私の魔術師隊としてのキャリアが終わる時だ。
分かっているのかな、この筋肉バカは。
メインが来るまでの繋ぎで出されたナッツを齧りながらカイザをじとーっと睨むと、当人はニコっと笑った。
「それとも食事をする時間も俺もベッドにいたいってことですか? その場合、俺がエニーを食べることになりますね。アハハ」
アハハじゃねーぞ。
今すぐ禿げ魔法を開発して目の前の男に投げたい衝動に駆られたが、カイザの場合、つるっぱげになってもそれはそれで似合いそうだ。
「ぐぬぬ……」
「あ、また悪いこと考えてますね。エニー、ダメですよ」
「それが仕事なんだよ」
「悪いことを考えるのは諜報部の仕事です。ほらほら、お肉が到着しましたよ」
メインに頼んだ猪肉のステーキに齧りつき、エールで流し込む。
「くーっ! やっぱこういうのよ、こういうの!」
酔っ払いの相手をしたあとは自分も酔っ払いになるのが一番だ。
ガツガツ食べ、どんどん飲み、腹黒そうではあるものの話しやすいカイザに愚痴をぶちまけているうちにここ数日の焦りも落ち着いて来た。
「あの金髪ふぁさ男、禿げ魔法を作ればなんて提案してさ! 自分が実験台になるのはためらってるんだよ! あれほどぴったりな実験台はいないのに!」
「魔法開発は改良の積み重ねですからそれだけデータも必要そうですね」
「そうなのよ! やっぱカイザは分かってるなぁ!」
お腹が膨れた私たちはお店を出て、魔術師隊の建物がある方へと歩いていた。
「ところで、あなたが開発中の魔法のデータは揃っているのですか?」
「うぐっ!」
ペラペラ喋るうちに痛いところを突かれてしまった。
普通、気安い時間に仕事の話はしないものじゃないか?
文句の一つ、いや十ぐらい言ってやろうかと思ったらカイザの足が止まった。
「さあ、到着ですよ」
話しているうちに私の職場へ逆戻り。
これからまた魔法開発で頭を悩ませなければならないと思うとうんざりする。
でも、カイザがいるから少しは進展するんじゃないかな。
そんな期待を持っていたのに。
「ではのめり込みすぎには気を付けてくださいね」
「え? 一緒に来ないの?」
「俺は騎士ですよ。魔術師隊のところにそう何度も出入りするのはよろしくないのでは?」
「でも……」
今を逃すと次いつ会えるのか分かりやすしない。
それでは本当に魔法が完成せずに終わってしまう。
そうだ。なんのためにカイザに会いに行ったと思っている。
その諜報部員としての高い洞察力をいま発揮しないでどうするのよ。
言わなくても分かってよ。
もしも今、自白魔法がかかっていたとしたらドバっと言葉の弾丸をカイザにぶつけているのに。
「まだ相談したいことがあるならあなたの研究室に同行しますけど……」
「そ、そうなの! 酒場じゃ話せないような相談が実はあって!」
「そうでしたか。なら先に言ってくれればいいのに。水臭いですね」
カイザの助け舟に全力で乗っかり、私は早足で彼を自分の部屋に連れて行った。
この良い波に乗るなら今しかない。
勢いのまま、仮眠室まで連れて行った。
そう、5日前と彼と朝を迎えた場所だ。
「あのさ。自白魔法の研究を進めるためにデータが必要で……だから、その……」
「またご自分にかけるってことですか?」
「そうなの。ま、前と違うところがあったらカイザなら気づくと思ってさ。だから頼むならアンタしかいないと思って。仕方ないよね、早く魔法を開発しないといけないから、これも任務のためなの」
言わなくてもいいはずの言い訳をつらつら並べながら準備をする私の肩をカイザが掴み、ぐいっと自分の方を向かせて尋ねた。
「エニー、すっかり嘘つきになっちゃいましたね。これから素直なあなたになるのでしょうが、魔法をかけなくても正直でいるのは大切なことですよ」
「どういうこと?」
「これから自白魔法をかけるのは任務の為もあるでしょうが……俺に抱かれたいのでしょう? エニーはあの夜のすべてを曝け出したセックスが忘れられない、でもそれを認めるのはなんだか悔しくてこの5日間、俺に会いに来られなかった。違いますか?」
「はあ? ち、違うよ! 別のことに時間を使っていただけで……」
まさにカイザの言った通りだったから私は焦りに焦った。
こうなりゃバレる前に魔法を使っちまえ!
そう思ったのにまたしてもカイザに止められた。
「エニー、素直にならないなら俺はもう帰りますよ」
「そんなのズルいよ! そもそも私は諜報部からの依頼でこの仕事をしているのに……」
「なら他の奴に協力してもらいますか?」
「他の……? いや、それはちょっと……」
ふと思い出すのは、さっきの店にたむろしていた客たち。
騎士団御用達の店なだけあって、騎士たちでにぎわっていた。
もしかしたらあの中にカイザの同僚もいたのかもしれない。
「エニー、あなたは筋肉がお好きな方ですよね。性癖を満たしたいなら俺の同僚もあなたを満足させられるかもしれませんよ」
「……なんでそんなこと言うのよ。アンタはそれでいいわけ?」
「俺はただエニーに素直になってほしいだけですよ。あの夜を思い出してください。思ったままのことを口にして、あなたの好きなように抱かれたあの夜を」
ぎゅっと抱きしめられ、頭を撫でながらカイザは囁いた。
いつも通りの彼の立派な胸板を感じると嫌でも思い出してしまう。
そしてあの夜を思い出すのは全然いやじゃない。
むしろ、この5日間なんども思い出しては寂しくなっていた。
「エニー」
諭すような、それでいて甘やかすような言い方。
そんなに優しく名前を言われると意地を張るのがバカらしくなってきた。
「カイザの言う通りだよ。私、本当はアンタに会いたかった。それで、あの夜みたいなことしたかった」
「いい子ですね。じゃあまた気持ちよくなりましょう」
カイザに頭を撫でられながら私は魔法を発動した。
「思ってたならそっちから来てよ!」
近寄りがたい騎士団ではあったけれど、入り口でカイザの名を出したらすんなり通してくれ、本人を呼び出してくれた。
ものっっっすごく勇気を出して来たというのに、ムカつく筋肉バカは涼しい顔をしている。
私もカイザも夕飯がまだということで騎士団寮近くの大衆居酒屋に誘われた。
騎士たち御用達らしく、安くてたくさん食べられそうな間違いない店だ。
平民の私としてはこういう所の方が入りやすい。
ちょうど空いていた隅のテーブルにつき、互いにエールで乾杯した。
「籠ってばかりでは身体によくないですからね」
「仕方ないでしょ。もうすぐ納品日で焦ってるの。本当はのんきにご飯を食べる暇だって無いのに……」
「完成するときはする、しない時はしないものですよ。なら俺と楽しくご飯を食べた方が得でしょう?」
完成しない時は私の魔術師隊としてのキャリアが終わる時だ。
分かっているのかな、この筋肉バカは。
メインが来るまでの繋ぎで出されたナッツを齧りながらカイザをじとーっと睨むと、当人はニコっと笑った。
「それとも食事をする時間も俺もベッドにいたいってことですか? その場合、俺がエニーを食べることになりますね。アハハ」
アハハじゃねーぞ。
今すぐ禿げ魔法を開発して目の前の男に投げたい衝動に駆られたが、カイザの場合、つるっぱげになってもそれはそれで似合いそうだ。
「ぐぬぬ……」
「あ、また悪いこと考えてますね。エニー、ダメですよ」
「それが仕事なんだよ」
「悪いことを考えるのは諜報部の仕事です。ほらほら、お肉が到着しましたよ」
メインに頼んだ猪肉のステーキに齧りつき、エールで流し込む。
「くーっ! やっぱこういうのよ、こういうの!」
酔っ払いの相手をしたあとは自分も酔っ払いになるのが一番だ。
ガツガツ食べ、どんどん飲み、腹黒そうではあるものの話しやすいカイザに愚痴をぶちまけているうちにここ数日の焦りも落ち着いて来た。
「あの金髪ふぁさ男、禿げ魔法を作ればなんて提案してさ! 自分が実験台になるのはためらってるんだよ! あれほどぴったりな実験台はいないのに!」
「魔法開発は改良の積み重ねですからそれだけデータも必要そうですね」
「そうなのよ! やっぱカイザは分かってるなぁ!」
お腹が膨れた私たちはお店を出て、魔術師隊の建物がある方へと歩いていた。
「ところで、あなたが開発中の魔法のデータは揃っているのですか?」
「うぐっ!」
ペラペラ喋るうちに痛いところを突かれてしまった。
普通、気安い時間に仕事の話はしないものじゃないか?
文句の一つ、いや十ぐらい言ってやろうかと思ったらカイザの足が止まった。
「さあ、到着ですよ」
話しているうちに私の職場へ逆戻り。
これからまた魔法開発で頭を悩ませなければならないと思うとうんざりする。
でも、カイザがいるから少しは進展するんじゃないかな。
そんな期待を持っていたのに。
「ではのめり込みすぎには気を付けてくださいね」
「え? 一緒に来ないの?」
「俺は騎士ですよ。魔術師隊のところにそう何度も出入りするのはよろしくないのでは?」
「でも……」
今を逃すと次いつ会えるのか分かりやすしない。
それでは本当に魔法が完成せずに終わってしまう。
そうだ。なんのためにカイザに会いに行ったと思っている。
その諜報部員としての高い洞察力をいま発揮しないでどうするのよ。
言わなくても分かってよ。
もしも今、自白魔法がかかっていたとしたらドバっと言葉の弾丸をカイザにぶつけているのに。
「まだ相談したいことがあるならあなたの研究室に同行しますけど……」
「そ、そうなの! 酒場じゃ話せないような相談が実はあって!」
「そうでしたか。なら先に言ってくれればいいのに。水臭いですね」
カイザの助け舟に全力で乗っかり、私は早足で彼を自分の部屋に連れて行った。
この良い波に乗るなら今しかない。
勢いのまま、仮眠室まで連れて行った。
そう、5日前と彼と朝を迎えた場所だ。
「あのさ。自白魔法の研究を進めるためにデータが必要で……だから、その……」
「またご自分にかけるってことですか?」
「そうなの。ま、前と違うところがあったらカイザなら気づくと思ってさ。だから頼むならアンタしかいないと思って。仕方ないよね、早く魔法を開発しないといけないから、これも任務のためなの」
言わなくてもいいはずの言い訳をつらつら並べながら準備をする私の肩をカイザが掴み、ぐいっと自分の方を向かせて尋ねた。
「エニー、すっかり嘘つきになっちゃいましたね。これから素直なあなたになるのでしょうが、魔法をかけなくても正直でいるのは大切なことですよ」
「どういうこと?」
「これから自白魔法をかけるのは任務の為もあるでしょうが……俺に抱かれたいのでしょう? エニーはあの夜のすべてを曝け出したセックスが忘れられない、でもそれを認めるのはなんだか悔しくてこの5日間、俺に会いに来られなかった。違いますか?」
「はあ? ち、違うよ! 別のことに時間を使っていただけで……」
まさにカイザの言った通りだったから私は焦りに焦った。
こうなりゃバレる前に魔法を使っちまえ!
そう思ったのにまたしてもカイザに止められた。
「エニー、素直にならないなら俺はもう帰りますよ」
「そんなのズルいよ! そもそも私は諜報部からの依頼でこの仕事をしているのに……」
「なら他の奴に協力してもらいますか?」
「他の……? いや、それはちょっと……」
ふと思い出すのは、さっきの店にたむろしていた客たち。
騎士団御用達の店なだけあって、騎士たちでにぎわっていた。
もしかしたらあの中にカイザの同僚もいたのかもしれない。
「エニー、あなたは筋肉がお好きな方ですよね。性癖を満たしたいなら俺の同僚もあなたを満足させられるかもしれませんよ」
「……なんでそんなこと言うのよ。アンタはそれでいいわけ?」
「俺はただエニーに素直になってほしいだけですよ。あの夜を思い出してください。思ったままのことを口にして、あなたの好きなように抱かれたあの夜を」
ぎゅっと抱きしめられ、頭を撫でながらカイザは囁いた。
いつも通りの彼の立派な胸板を感じると嫌でも思い出してしまう。
そしてあの夜を思い出すのは全然いやじゃない。
むしろ、この5日間なんども思い出しては寂しくなっていた。
「エニー」
諭すような、それでいて甘やかすような言い方。
そんなに優しく名前を言われると意地を張るのがバカらしくなってきた。
「カイザの言う通りだよ。私、本当はアンタに会いたかった。それで、あの夜みたいなことしたかった」
「いい子ですね。じゃあまた気持ちよくなりましょう」
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