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第十章 これからのこと
97 珍客は幼馴染
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食後、まどろむような午後のひかりが、喫茶店のテーブルに差し込んでいた。
天井から吊るされた蔦が、かすかな風に揺れている。
草花の爽やかな匂いが静かに空間を満たし、心までゆるやかにほどけていくようだった。
レンはそっとカップを置き、小さく息を吸い込んだ。
そして、思い立ったように口を開く。
「……先生の魔素の色って、何色なんですか?」
それは純粋な興味だった。
ふとしたように、けれどずっと気になっていたこと。
好きな人のことは、なんでも知りたい。ただそれだけのつもりだった。
スメラギの指に光るエーテル・バインダー。
そこに嵌められているのは、吸い込まれそうな深い黒曜石。
だが、魔素を行使した瞬間、その石は燃えるような真紅へと変化する──それを、レンは何度か見ていた。
以前、カナメが教えてくれたことがある。
「石の色は、意志の色、魔素の色。つまり、その人そのものよ。
……でも、先生みたいな人なら、本当の色を隠すのも簡単。
見せたくない過去がある人って、意外と多いんだから」
だからこそ、知りたかった。
彼が、本当はどんな色で在るのか──。
けれど、スメラギは目を伏せたまま、しばらく何も言わなかった。
淡い光が落ちる指先が、ほんのわずかに揺れている。
「……俺の、色、……は、」
低く、遠く、にじむような声。
その続きを語るか、迷っているようだった。
だが結局、言葉は続かなかった。
スメラギはカップに視線を落としたまま、ゆっくりと口をつける。
その仕草には、どこか微かな拒絶と、苦悩のようなものが滲んでいた。
レンは「あ……」と小さく声を漏らしかけて、けれど飲み込んだ。
(……しまった。俺、踏み込んじゃった)
軽い気持ちで聞いたつもりだった。
でもそれは、彼の中で“語るには重すぎる”領域だった。
静けさが、テーブルに落ちる。
気まずいというより、ひんやりとした透明な距離感がそこにあった。
レンはその空気に、胸の奥をじんわりと締めつけられるような感覚を覚えていた。
──そのとき。
「あれぇ?? イシミネ? 奇遇だな~!」
軽い声が、店内に響いた。
「は、はぁ!? カベ!? なんでいるの!?」
入り口にいたのは、レンの同級生で幼馴染、カベだった。
フーディーパーカーにデニムという、普段通りのラフな格好で、妙にリラックスした顔で手を振っている。
レンは驚愕と困惑のあまり、声が裏返る。
それもそのはず。この店は、店に“招かれた者”しか見つけられない隠れ家だと、スメラギが話していたばかりだった。
(なんでナシリのはずのカベが、ここに……!?)
一方のスメラギも一瞬だけ目を見開いたが、すぐに納得したように小さく笑った。
店主が、以前こう言っていたのを思い出す。
「たまに、こういう“迷子”がやってくるのだよ。無自覚の、資質持ちだね」
カベのような、意図せずこの世界の“裏側”に触れてしまう存在。
「いや~、なんかさ、今日は暇だったから、どっか面白いとこないかな~ってふらふらしてたら、雰囲気ヤベェ喫茶店見つけてさ。入ってみた」
本人はケロリとしたもので、どうやら偶然迷い込んだらしい。
「……入ってみたって、お前な……そんなノリで……」
呆れるレンに、カベがドヤ顔で指を振る。
「チッチッチ……分かってないなイシミネ氏! こういう調査は日頃から怠らないのが基本よ。
いざという時のために!」
「いざって……なんの……?」
どうせ碌でもないことに決まっている。長年の腐れ縁からそう感じたレンだったが、だからこそ、つい問い返してしまった。
「決まってんだろ! 可愛い可愛い恋人ができた時のため!」
「はぁ……ああ、そう……」
「ま、俺、今いねぇけどな!!」
カベは誇らしげに言ってから、即座にへなっとため息をついた。
その瞬間、スメラギが吹き出した。
紅茶を手にしたまま肩を揺らし、小さな声をあげて笑っている。
「……うぇっ!?」
カベが驚いて振り返る。
「誰……!? あ、すんません! 俺、こいつの友達でカベっていいます! 初めまして!」
完全に気づいていない。
まさか、目の前の雰囲気のある男が、いつも見ている“スメラギ先生”だとは露とも思っていないらしい。
「え、ちょっとカベ……」
レンは目を見開いて、親友の言動に脳内が真っ白になっていた。
(何言ってんだお前ぇ……ミナトさんに“初めまして”って……)
けれど、スメラギは何も言わず、笑ったまま軽く頭を下げた。
「ふふ、“はじめまして”、カベくん」
その声の響きは柔らかく、レンの横で確かに存在していた。
──まるで、気まずさをそっと包み隠してくれるように。
⸻
カベは、スメラギに気がつく様子もなく、なおも饒舌に続ける。
「へーえ、イシミネ氏、こんなかっこいい知り合いいたの」
「ふぇっ?!」
思わず変な声が出た。
レンの視線が跳ねる。斜め前に座るスメラギをチラと見ては、すぐ逸らす。
顔が一気に熱を帯びてきて、耳の先まで真っ赤になっていくのが、自分でもわかった。
「お前さー、そういうの疎そうじゃん。案外やるよな」
「な、なにがよ!」
いつも通り軽口を叩くカベの隣で、レンはもう限界寸前だった。
「えー、デートだろ? 違うの?」
カベが唇をくにゃっと持ち上げる。
疑問に思った時の、彼の癖だ。
「違っ…………くない」
言った瞬間、自分の中で「それ言っちゃダメなやつ!!」という警報がけたたましく鳴り響いた。
(ああああああ……終わった……)
羞恥と後悔で喉が詰まり、口の中が急に乾いていく。
スメラギがこっちを見ている──そんな気配がして、レンはもう顔を上げられなかった。
「ふぅん、でも意外だわ。お前、こんな綺麗めのかっこいいお兄さんがタイプだったわけね」
「……意外ってなんだよ、もう……」
蚊の鳴くような声で抗議するが、効果はない。
カベはさらに悪ノリして続けた。
「だってお前、スメガリみたいな野暮ったいのが好みかと思ってた」
聞き慣れたあだ名が唐突に飛び出たその瞬間。
スメラギがふと顔を上げた。
その表情は怒っているわけではなかった。
ただ、ほんのわずか眉を上げて、「おや?」と興味を引かれたような静かな反応を見せる。
それを横目に見たレンは、限界を超えた。
「なっ……は、はぁ!?! お前何いってんのマジで!!!!」
もはや理性が吹き飛んだ。
思考が真っ白になって、羞恥と焦りで全身が焼けるように熱い。
天井から吊るされた蔦が、かすかな風に揺れている。
草花の爽やかな匂いが静かに空間を満たし、心までゆるやかにほどけていくようだった。
レンはそっとカップを置き、小さく息を吸い込んだ。
そして、思い立ったように口を開く。
「……先生の魔素の色って、何色なんですか?」
それは純粋な興味だった。
ふとしたように、けれどずっと気になっていたこと。
好きな人のことは、なんでも知りたい。ただそれだけのつもりだった。
スメラギの指に光るエーテル・バインダー。
そこに嵌められているのは、吸い込まれそうな深い黒曜石。
だが、魔素を行使した瞬間、その石は燃えるような真紅へと変化する──それを、レンは何度か見ていた。
以前、カナメが教えてくれたことがある。
「石の色は、意志の色、魔素の色。つまり、その人そのものよ。
……でも、先生みたいな人なら、本当の色を隠すのも簡単。
見せたくない過去がある人って、意外と多いんだから」
だからこそ、知りたかった。
彼が、本当はどんな色で在るのか──。
けれど、スメラギは目を伏せたまま、しばらく何も言わなかった。
淡い光が落ちる指先が、ほんのわずかに揺れている。
「……俺の、色、……は、」
低く、遠く、にじむような声。
その続きを語るか、迷っているようだった。
だが結局、言葉は続かなかった。
スメラギはカップに視線を落としたまま、ゆっくりと口をつける。
その仕草には、どこか微かな拒絶と、苦悩のようなものが滲んでいた。
レンは「あ……」と小さく声を漏らしかけて、けれど飲み込んだ。
(……しまった。俺、踏み込んじゃった)
軽い気持ちで聞いたつもりだった。
でもそれは、彼の中で“語るには重すぎる”領域だった。
静けさが、テーブルに落ちる。
気まずいというより、ひんやりとした透明な距離感がそこにあった。
レンはその空気に、胸の奥をじんわりと締めつけられるような感覚を覚えていた。
──そのとき。
「あれぇ?? イシミネ? 奇遇だな~!」
軽い声が、店内に響いた。
「は、はぁ!? カベ!? なんでいるの!?」
入り口にいたのは、レンの同級生で幼馴染、カベだった。
フーディーパーカーにデニムという、普段通りのラフな格好で、妙にリラックスした顔で手を振っている。
レンは驚愕と困惑のあまり、声が裏返る。
それもそのはず。この店は、店に“招かれた者”しか見つけられない隠れ家だと、スメラギが話していたばかりだった。
(なんでナシリのはずのカベが、ここに……!?)
一方のスメラギも一瞬だけ目を見開いたが、すぐに納得したように小さく笑った。
店主が、以前こう言っていたのを思い出す。
「たまに、こういう“迷子”がやってくるのだよ。無自覚の、資質持ちだね」
カベのような、意図せずこの世界の“裏側”に触れてしまう存在。
「いや~、なんかさ、今日は暇だったから、どっか面白いとこないかな~ってふらふらしてたら、雰囲気ヤベェ喫茶店見つけてさ。入ってみた」
本人はケロリとしたもので、どうやら偶然迷い込んだらしい。
「……入ってみたって、お前な……そんなノリで……」
呆れるレンに、カベがドヤ顔で指を振る。
「チッチッチ……分かってないなイシミネ氏! こういう調査は日頃から怠らないのが基本よ。
いざという時のために!」
「いざって……なんの……?」
どうせ碌でもないことに決まっている。長年の腐れ縁からそう感じたレンだったが、だからこそ、つい問い返してしまった。
「決まってんだろ! 可愛い可愛い恋人ができた時のため!」
「はぁ……ああ、そう……」
「ま、俺、今いねぇけどな!!」
カベは誇らしげに言ってから、即座にへなっとため息をついた。
その瞬間、スメラギが吹き出した。
紅茶を手にしたまま肩を揺らし、小さな声をあげて笑っている。
「……うぇっ!?」
カベが驚いて振り返る。
「誰……!? あ、すんません! 俺、こいつの友達でカベっていいます! 初めまして!」
完全に気づいていない。
まさか、目の前の雰囲気のある男が、いつも見ている“スメラギ先生”だとは露とも思っていないらしい。
「え、ちょっとカベ……」
レンは目を見開いて、親友の言動に脳内が真っ白になっていた。
(何言ってんだお前ぇ……ミナトさんに“初めまして”って……)
けれど、スメラギは何も言わず、笑ったまま軽く頭を下げた。
「ふふ、“はじめまして”、カベくん」
その声の響きは柔らかく、レンの横で確かに存在していた。
──まるで、気まずさをそっと包み隠してくれるように。
⸻
カベは、スメラギに気がつく様子もなく、なおも饒舌に続ける。
「へーえ、イシミネ氏、こんなかっこいい知り合いいたの」
「ふぇっ?!」
思わず変な声が出た。
レンの視線が跳ねる。斜め前に座るスメラギをチラと見ては、すぐ逸らす。
顔が一気に熱を帯びてきて、耳の先まで真っ赤になっていくのが、自分でもわかった。
「お前さー、そういうの疎そうじゃん。案外やるよな」
「な、なにがよ!」
いつも通り軽口を叩くカベの隣で、レンはもう限界寸前だった。
「えー、デートだろ? 違うの?」
カベが唇をくにゃっと持ち上げる。
疑問に思った時の、彼の癖だ。
「違っ…………くない」
言った瞬間、自分の中で「それ言っちゃダメなやつ!!」という警報がけたたましく鳴り響いた。
(ああああああ……終わった……)
羞恥と後悔で喉が詰まり、口の中が急に乾いていく。
スメラギがこっちを見ている──そんな気配がして、レンはもう顔を上げられなかった。
「ふぅん、でも意外だわ。お前、こんな綺麗めのかっこいいお兄さんがタイプだったわけね」
「……意外ってなんだよ、もう……」
蚊の鳴くような声で抗議するが、効果はない。
カベはさらに悪ノリして続けた。
「だってお前、スメガリみたいな野暮ったいのが好みかと思ってた」
聞き慣れたあだ名が唐突に飛び出たその瞬間。
スメラギがふと顔を上げた。
その表情は怒っているわけではなかった。
ただ、ほんのわずか眉を上げて、「おや?」と興味を引かれたような静かな反応を見せる。
それを横目に見たレンは、限界を超えた。
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