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第一章 飯のタネだった件
閑話:あの娘が欲しい~フデキオ視点~
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そして、結婚まで後2年になった頃。
「フデキオ様、こちらがエイミーですわ」
「初めましてお義兄様! 私、エイミーと申します。よろしくお願いします」
ようやくエイミーと対面となった。俺とクリスティアが19歳で、エイミーは14歳だった。
ピンクのドレスがよく似合う、愛らしい顔立ち。緊張しているのか頬がやや赤い。同年代にして淑女然とした気品を身につけたクリスティアとは、明らかに真逆だ。
「よろしくエイミー君。俺はフデキオだ。君の姉君の婚約者だがいずれ義兄になる。だから―――!」
言い終わらない内に、エイミーがぐん、と近寄ってきた。長いまつ毛に縁どられた大きな瞳をキラキラさせ俺を見上げる。そして……。
「はい! 仲良くして下さいねお義兄様」
ぱっと花が綻ぶように、微笑んだ。
「――――?」
その瞬間に、ゾクッと背筋を何かが走ったかのような感覚が起きる。
近過ぎる距離から見たエイミーに……何故か“色気”を見てしまった。普通に考えれば子供な彼女からそのようなものがある筈はない。
―――だが……
「きゃっ! せっかく入れたお茶が……! いやぁん熱い! 誰か拭くものを頂戴!」
“頑張って練習した”茶を、運ぶ前に手元が狂ったのか、エイミーの胸元を濡らした。濡れた事でドレスの下の肌が透けて見える。
年に合わない大きさの胸が、布地越しに露になる。途端に勝手に俺は変な想像をした。
綺麗だ。大きさもだが形も良い、突起の乳輪もピンクで可愛い。
吸いついてみれば、どんな気持ちになるだろう。そしてこの無邪気な娘は、その時どのような顔をするのか?
―――見てみたい、見てやりたい……。
欲が芽生えたのは、そこからだった。
「フデキオ様、こちらがエイミーですわ」
「初めましてお義兄様! 私、エイミーと申します。よろしくお願いします」
ようやくエイミーと対面となった。俺とクリスティアが19歳で、エイミーは14歳だった。
ピンクのドレスがよく似合う、愛らしい顔立ち。緊張しているのか頬がやや赤い。同年代にして淑女然とした気品を身につけたクリスティアとは、明らかに真逆だ。
「よろしくエイミー君。俺はフデキオだ。君の姉君の婚約者だがいずれ義兄になる。だから―――!」
言い終わらない内に、エイミーがぐん、と近寄ってきた。長いまつ毛に縁どられた大きな瞳をキラキラさせ俺を見上げる。そして……。
「はい! 仲良くして下さいねお義兄様」
ぱっと花が綻ぶように、微笑んだ。
「――――?」
その瞬間に、ゾクッと背筋を何かが走ったかのような感覚が起きる。
近過ぎる距離から見たエイミーに……何故か“色気”を見てしまった。普通に考えれば子供な彼女からそのようなものがある筈はない。
―――だが……
「きゃっ! せっかく入れたお茶が……! いやぁん熱い! 誰か拭くものを頂戴!」
“頑張って練習した”茶を、運ぶ前に手元が狂ったのか、エイミーの胸元を濡らした。濡れた事でドレスの下の肌が透けて見える。
年に合わない大きさの胸が、布地越しに露になる。途端に勝手に俺は変な想像をした。
綺麗だ。大きさもだが形も良い、突起の乳輪もピンクで可愛い。
吸いついてみれば、どんな気持ちになるだろう。そしてこの無邪気な娘は、その時どのような顔をするのか?
―――見てみたい、見てやりたい……。
欲が芽生えたのは、そこからだった。
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