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第2章 草原の牙
第21話 名持ち
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タタタタンタタン♬、タタタタンタタン、タタタタンタタン♫、タン♪
誰もいないウニ…。
二人の愛を確かめたくてぅ~い。
ゲフン、ゲフン。
「まあ、可愛い!!さあ、なにもしないから、怖がらないで」
しまった!!
冒険者のアンジェラと勘違いして、お姉さんの肩に止まってしまった。
「2人共、剣をしまって。この子が本当にロック鳥を倒したのなら、私達では敵わないわ」
魔術師のお姉さんが剣を抜いた二人に話しかける。
「もう安心よ。怖いおじちゃん達には、剣を収めてもらったからね」
そういうと魔術師は微笑む。
「あなたは何?ロック鳥を倒したのはあなたなの?」
「キリル、そんなことを聞いても魔物は答えられないよ」
男の一人がそういう。
キリルというのかこの人は。
『プシュプシュ、キュッキュッ』
「ほら、何か言っているわ、聞いて」
「ただ鳴いているだけだよ。しかしどうしようかこの子…」
「捕まえるのは無理なら、このまま一緒に王都に行くのも無理だな」
「私達は王都の冒険者よ。空飛ぶ魔物が人を襲うと依頼があって調査に来ているのよ。それをあなたが倒したのかな?」
「だから無理だと言っているだろう」
『チューチュー、クククプツプツ』
「まあ、話せるのね」
「おいどうした、キリル」
「この子が話しかけてくれたのよ」
「まさか、夢でも見ているのかい?魔物が話せるなんて」
『失礼な!!俺は魔物じゃなくて神獣だよ』
「この子が怒っているわ。この子は魔物じゃなくて神獣だって」
「神獣だと?!」
「そうでなければロック鳥は、倒せないかもしれないな」
「だから話せると言うのか。しかしなぜキリルだけなんだ?」
男二人が口論を始める。
もちろん、女性だからですよ…むふふふ。
「私の名前はキリル。そしてあそこの二人がジャンとラルフよ」
『俺はレオだ。よろしく』
「まあ、凄い!!この子レオ君だって。神獣でも珍しいのに、しかも名持だなんて」
『そうでもないさ、エッヘン!!』
俺は褒められ思わず胸を張る。
「なんだって!名持だって」
「えぇ、そうよ。レオ君よ」
「話せるというのが本当なら、王都まで一緒に来てくれるように話してくれないか」
「いいわよ。ねえ…」
『聞いてたからわかるよ。でも王都に一緒に行ってどうするの?』
「そういわれればそうね。どうしよう」
「何を話しているんだい」
「王都に一緒に行ってどうするのかと聞かれたわ」
「う~ん、そう言われればそうだな。まあ、魔物はレオが倒し、倒したレオも危険ではないことを証明することかな」
「それは良いかもしれないわ。私達はあったことを、そのまま報告する義務があるの。だからレオ君が無害だと分かれば、この国で自由にできるわ」
そう言うなら仕方ない、しばらく付き合ってやるか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます。
意味不明の時があると思いますが、思い付いたままを書いているのでご容赦を。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となる場合もあります。
誰もいないウニ…。
二人の愛を確かめたくてぅ~い。
ゲフン、ゲフン。
「まあ、可愛い!!さあ、なにもしないから、怖がらないで」
しまった!!
冒険者のアンジェラと勘違いして、お姉さんの肩に止まってしまった。
「2人共、剣をしまって。この子が本当にロック鳥を倒したのなら、私達では敵わないわ」
魔術師のお姉さんが剣を抜いた二人に話しかける。
「もう安心よ。怖いおじちゃん達には、剣を収めてもらったからね」
そういうと魔術師は微笑む。
「あなたは何?ロック鳥を倒したのはあなたなの?」
「キリル、そんなことを聞いても魔物は答えられないよ」
男の一人がそういう。
キリルというのかこの人は。
『プシュプシュ、キュッキュッ』
「ほら、何か言っているわ、聞いて」
「ただ鳴いているだけだよ。しかしどうしようかこの子…」
「捕まえるのは無理なら、このまま一緒に王都に行くのも無理だな」
「私達は王都の冒険者よ。空飛ぶ魔物が人を襲うと依頼があって調査に来ているのよ。それをあなたが倒したのかな?」
「だから無理だと言っているだろう」
『チューチュー、クククプツプツ』
「まあ、話せるのね」
「おいどうした、キリル」
「この子が話しかけてくれたのよ」
「まさか、夢でも見ているのかい?魔物が話せるなんて」
『失礼な!!俺は魔物じゃなくて神獣だよ』
「この子が怒っているわ。この子は魔物じゃなくて神獣だって」
「神獣だと?!」
「そうでなければロック鳥は、倒せないかもしれないな」
「だから話せると言うのか。しかしなぜキリルだけなんだ?」
男二人が口論を始める。
もちろん、女性だからですよ…むふふふ。
「私の名前はキリル。そしてあそこの二人がジャンとラルフよ」
『俺はレオだ。よろしく』
「まあ、凄い!!この子レオ君だって。神獣でも珍しいのに、しかも名持だなんて」
『そうでもないさ、エッヘン!!』
俺は褒められ思わず胸を張る。
「なんだって!名持だって」
「えぇ、そうよ。レオ君よ」
「話せるというのが本当なら、王都まで一緒に来てくれるように話してくれないか」
「いいわよ。ねえ…」
『聞いてたからわかるよ。でも王都に一緒に行ってどうするの?』
「そういわれればそうね。どうしよう」
「何を話しているんだい」
「王都に一緒に行ってどうするのかと聞かれたわ」
「う~ん、そう言われればそうだな。まあ、魔物はレオが倒し、倒したレオも危険ではないことを証明することかな」
「それは良いかもしれないわ。私達はあったことを、そのまま報告する義務があるの。だからレオ君が無害だと分かれば、この国で自由にできるわ」
そう言うなら仕方ない、しばらく付き合ってやるか。
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