39 / 52
第3章 開花
第39話 最低限、必要な環境
しおりを挟む
う~ん。寝落ちしてしまった…。
まあ、特に急いではいないので良いけど。
雨かしら。
窓を開けるとやはり雨が降っていた。
この世界ではガラスは貴重で、窓は基本は木戸できている。
そして雨の日もあるので、窓や玄関の上には軒下が付いている。
これで開けても濡れません、ということね。
あれ?
何か外で話声がする?
顔を出してみると玄関に誰かいるみたい。
野盗とかなら困るなけど。
よく見ると20代後半の女性と、10歳くらいの女の子が玄関に立っていた。
服はずぶ濡れみたいね。
可愛そうに…。
トンッ!!トンッ!!
するとドアをノックする音が聞こえる。
はい、はぁ~い!!
私はそう答え、玄関に向かう。
「どちらさんで?」
怪しい人だと困るので、私はわざとお爺ちゃん風に答える。
「雨が凄くて娘が寒がっておりまして。中で雨宿りをさせてほしいのですが」
嘘ではないみたいね。
「わかったわ。さあ、どうぞ」
私はそう言ってドアを開けた。
あっ!!
ドアを開けると女の人は驚いていた。
「どうされましたか?」
「いいえ、なんでもありません」
まさか本当にお爺ちゃんが居ると思ったのかな?
そんなことはないよね?
「まあ、ずぶ濡れですね。よかったらこれをどうぞ」
そう言いながら私はタオルを2枚親子に渡した。
タオルと言っても綿などではなく、一年草などの茎を使って編んだものだけどね。
ゴワ、ゴワだし。
「ありがとうございます。ハクション!!」
女の子も鼻をグズグズしている。
外に居たからさぞ寒かったでしょう。
体を温めないといけないわね。
少しでも暖かくなればと思い、暖炉に着火石を使い火を点けようとした。
カチ、カチ、カチ、
カチ、カチ、カチ、
駄目だ。
火が付かない…。
買ったはいいけれど今まで石を打ち付けて、火を起こしたことなんてなかったから。
「あの~、宜しければ私がやりましょうか?」
見かねた女性が声を掛けて来る。
「えぇ、お願いできますか」
着火石を渡すと器用に女性は火を点けた。
「さあ、点きましたよ」
「あ、ありがとうございます。さあ、もっと近くに来て温まってください」
こんな時、お風呂に入れればね。
あぁ、そうだ!!良いことを思い付いた。
ストレージ内に【ゴミ箱】機能があることに最近気づいた。
これを応用すれば。
私は居間の一部屋をストレージに収納し、『創生魔法』で風呂場を創った。
そして収納してある気を使いお風呂を創り設置した。
排水はストレージに繋げれば、これで排水問題も解決!!
部屋が一部屋なくなったけど、お風呂は必要ね。
まずはお湯にする時は暖炉の火と収納してある小川の水をストレージ内で温める。
浴槽にお湯を入れる。
やった~!!これなら毎日でもお風呂に入れるわ。
それならトイレも…このやり方で…。
解決!!
良かったわ!
生前の記憶が抜けない私は風呂無し、『おまる』生活にはどうしても慣れなかったから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となる場合もあります。
まあ、特に急いではいないので良いけど。
雨かしら。
窓を開けるとやはり雨が降っていた。
この世界ではガラスは貴重で、窓は基本は木戸できている。
そして雨の日もあるので、窓や玄関の上には軒下が付いている。
これで開けても濡れません、ということね。
あれ?
何か外で話声がする?
顔を出してみると玄関に誰かいるみたい。
野盗とかなら困るなけど。
よく見ると20代後半の女性と、10歳くらいの女の子が玄関に立っていた。
服はずぶ濡れみたいね。
可愛そうに…。
トンッ!!トンッ!!
するとドアをノックする音が聞こえる。
はい、はぁ~い!!
私はそう答え、玄関に向かう。
「どちらさんで?」
怪しい人だと困るので、私はわざとお爺ちゃん風に答える。
「雨が凄くて娘が寒がっておりまして。中で雨宿りをさせてほしいのですが」
嘘ではないみたいね。
「わかったわ。さあ、どうぞ」
私はそう言ってドアを開けた。
あっ!!
ドアを開けると女の人は驚いていた。
「どうされましたか?」
「いいえ、なんでもありません」
まさか本当にお爺ちゃんが居ると思ったのかな?
そんなことはないよね?
「まあ、ずぶ濡れですね。よかったらこれをどうぞ」
そう言いながら私はタオルを2枚親子に渡した。
タオルと言っても綿などではなく、一年草などの茎を使って編んだものだけどね。
ゴワ、ゴワだし。
「ありがとうございます。ハクション!!」
女の子も鼻をグズグズしている。
外に居たからさぞ寒かったでしょう。
体を温めないといけないわね。
少しでも暖かくなればと思い、暖炉に着火石を使い火を点けようとした。
カチ、カチ、カチ、
カチ、カチ、カチ、
駄目だ。
火が付かない…。
買ったはいいけれど今まで石を打ち付けて、火を起こしたことなんてなかったから。
「あの~、宜しければ私がやりましょうか?」
見かねた女性が声を掛けて来る。
「えぇ、お願いできますか」
着火石を渡すと器用に女性は火を点けた。
「さあ、点きましたよ」
「あ、ありがとうございます。さあ、もっと近くに来て温まってください」
こんな時、お風呂に入れればね。
あぁ、そうだ!!良いことを思い付いた。
ストレージ内に【ゴミ箱】機能があることに最近気づいた。
これを応用すれば。
私は居間の一部屋をストレージに収納し、『創生魔法』で風呂場を創った。
そして収納してある気を使いお風呂を創り設置した。
排水はストレージに繋げれば、これで排水問題も解決!!
部屋が一部屋なくなったけど、お風呂は必要ね。
まずはお湯にする時は暖炉の火と収納してある小川の水をストレージ内で温める。
浴槽にお湯を入れる。
やった~!!これなら毎日でもお風呂に入れるわ。
それならトイレも…このやり方で…。
解決!!
良かったわ!
生前の記憶が抜けない私は風呂無し、『おまる』生活にはどうしても慣れなかったから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となる場合もあります。
44
あなたにおすすめの小説
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる