2 / 9
2話
しおりを挟む
翌週もその次の週も彼女は踏切に来なかった。
「お兄さん、諦めたら、知り合いじゃないかもしれないし。」
この前声をかけてきた女子学生だ。
「サヨちゃん、絶対知ってる人だよ、思い出せないけどどこかで会ってるはず」
「ならずっと待ってればいいよ」
サヨはあきれて去っていった。
もし仮に再度会えたら絶対に声をかけてみよう、彼女の方が覚えているかもしれない。
そう願い続けて、1年が経過した。
「見て見て、このキーホルダー可愛い?」
サヨは僕にダラシない格好のクマのキーホルダーを見せた。サヨはいつも元気で明るい。
「可愛いね。。」
「お兄さんなんで、そんなそっけないの。。?」
サヨは踏切を渡り、改札をくぐり駅のホームに向かう。
その時、あの女性が駅のホームにいた。
踏切が激しくなり出す。
「カンカンカン」
僕はホームいる女性を指差しサヨにアイコンタクトを送る。
サヨは僕に気付き、女性を指差し、この人?と確認する。僕は頭を上下に振る。
サヨは親指を突き上げ、女性と共に電車に乗り込んだ。
「お兄さん、諦めたら、知り合いじゃないかもしれないし。」
この前声をかけてきた女子学生だ。
「サヨちゃん、絶対知ってる人だよ、思い出せないけどどこかで会ってるはず」
「ならずっと待ってればいいよ」
サヨはあきれて去っていった。
もし仮に再度会えたら絶対に声をかけてみよう、彼女の方が覚えているかもしれない。
そう願い続けて、1年が経過した。
「見て見て、このキーホルダー可愛い?」
サヨは僕にダラシない格好のクマのキーホルダーを見せた。サヨはいつも元気で明るい。
「可愛いね。。」
「お兄さんなんで、そんなそっけないの。。?」
サヨは踏切を渡り、改札をくぐり駅のホームに向かう。
その時、あの女性が駅のホームにいた。
踏切が激しくなり出す。
「カンカンカン」
僕はホームいる女性を指差しサヨにアイコンタクトを送る。
サヨは僕に気付き、女性を指差し、この人?と確認する。僕は頭を上下に振る。
サヨは親指を突き上げ、女性と共に電車に乗り込んだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる