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4話

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政府の役人「一条遥」から送られてきた、USBデータ
データの内容は「砂防団地」と記されていた。

ジレンマは動画ファイルをクリックする。

動画が始まる、画面のブレとかをみるとスマホで撮影された動画ぽく、団地の上部を中心に取られている。

歓声なのか悲鳴なのかわかないくらい周りの騒々しい音を拾っていた。

すると団地のベランダに男性が現れた、笑顔でカメラのほうを見つめている。
するとそのまま手すりに足をかけ飛び降りた。

(ドカっ)鈍い音とともに悲鳴が飛び交う、そして今度はランドセルを背負った女の子がベランダに現れた。
先ほどの男性と同じように笑みを浮かべ、飛び降りた。そしてまた鈍い音。

カメラは団地の階段部分にむくと団地の階段に人が列になっていた。
そして次々と人が最上階のベランダから飛び降りていく。


「現実的な行動ではないです、映画ですかね」

琴美が目を背けながらそう言った。
動画はここまでだった。

「リアルだったらニュースになるだろ」
風間がそういう。

「遥さんからの動画だよ、フェイク動画なんて送ってくるかな」
ジレンマは風間にそう言い返す。


(ジリジリジリ ジリジリジリ)


「はい!パラドックスです」
琴美が電話にでた

「マスター一条さんという方らお電話です」

遥からの電話だジレンマはカウンターに向かい電話にでる。
風間と琴美は再度動画を再生する、ジレンマは二人に背を向け5分ほど何やら話し終えると
ゆっくりと受話器を置き、二人の方を向き、天を仰いだ。

「俺は行かないよ」
風間は何かを察知して天をお仰いでいるジレンマにそう伝えた。

「遥さんがUSBを君に届けせたのは、君の力を必要としているからのようだ」

一条遥、政府からの依頼とは何なのか。。。



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