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21話
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紅公園で出会った呪物マリー・クルーズのテディベアを所有する少女により
この広場のピエロがなんなのかわかってきた。
若者を使い危険な仕事に対して報酬を支払う黒幕はまだ謎だが、奇怪なものや木箱の真相へ少し前に進んでいることに間違いない。
「君はもしかしてマヤカちゃん?」
「あんたたち何者なのよ、誰からその名前聞いたの?」
そうジレンマに目の前にいる少女こそ探していた、新宿の落とし子マヤカであった。
「この変態おやじ、誰から聞いたかいいなさいよ」
「僕ではなく、ここにもう一人いた目つきの悪いおじさんが霊視で。。。誰かは聞いてないよ」
「その名前で私を呼ぶのは一人しかいないから。。。」
マヤカの親友で幼馴染、マヤカと同じような人生を送り、数週間前にこの広場から消え行方が分からなくなってた。ユイナである。
「あの子は。。。ユイナは死んだの?」
「僕が霊視したわけじゃないから、わからない、目つきの悪いおじさんに聞。。い。。て。。ちょっと、ちょっと」
あんなに攻撃的で気の強そうなマヤカの目からは大粒の涙。
その頃、風間と羽鳥はGPSを追跡して琴美のいる空き地に辿りつこうとしていた。
「風間さん、どうやって箱を回収するんですか?」
「現地ついて、琴美を助けてから考える」
「私たちは、あの奇怪なものに見えてしまいます、ということは襲われるリスクがあります、琴美さんはゼロ霊感、彼女の力を借りるしか箱の回収は難しいかと」
風間は立ち止まりこういった。
「男女の4人がつまった箱だ、琴美に引っ張りだせるはずがない、とりあえず行くぞ。」
二人は狭い路地を曲がり、奥へ進んでいく。
「風間さん!」
現場に到着すると、入口のところでうずくまる琴美が風間の名前を呼ぶ。
奇怪なものは琴美の周辺をなぞるようにうごめいていた。
目は血走り、湿った長い黒髪をたらし四肢は若者のものであろう、長さのバランスが取れず
不器用に歩いていた。
容姿からしてみておおそらく怨念の塊が妖に変貌したものであろう。
この広場のピエロがなんなのかわかってきた。
若者を使い危険な仕事に対して報酬を支払う黒幕はまだ謎だが、奇怪なものや木箱の真相へ少し前に進んでいることに間違いない。
「君はもしかしてマヤカちゃん?」
「あんたたち何者なのよ、誰からその名前聞いたの?」
そうジレンマに目の前にいる少女こそ探していた、新宿の落とし子マヤカであった。
「この変態おやじ、誰から聞いたかいいなさいよ」
「僕ではなく、ここにもう一人いた目つきの悪いおじさんが霊視で。。。誰かは聞いてないよ」
「その名前で私を呼ぶのは一人しかいないから。。。」
マヤカの親友で幼馴染、マヤカと同じような人生を送り、数週間前にこの広場から消え行方が分からなくなってた。ユイナである。
「あの子は。。。ユイナは死んだの?」
「僕が霊視したわけじゃないから、わからない、目つきの悪いおじさんに聞。。い。。て。。ちょっと、ちょっと」
あんなに攻撃的で気の強そうなマヤカの目からは大粒の涙。
その頃、風間と羽鳥はGPSを追跡して琴美のいる空き地に辿りつこうとしていた。
「風間さん、どうやって箱を回収するんですか?」
「現地ついて、琴美を助けてから考える」
「私たちは、あの奇怪なものに見えてしまいます、ということは襲われるリスクがあります、琴美さんはゼロ霊感、彼女の力を借りるしか箱の回収は難しいかと」
風間は立ち止まりこういった。
「男女の4人がつまった箱だ、琴美に引っ張りだせるはずがない、とりあえず行くぞ。」
二人は狭い路地を曲がり、奥へ進んでいく。
「風間さん!」
現場に到着すると、入口のところでうずくまる琴美が風間の名前を呼ぶ。
奇怪なものは琴美の周辺をなぞるようにうごめいていた。
目は血走り、湿った長い黒髪をたらし四肢は若者のものであろう、長さのバランスが取れず
不器用に歩いていた。
容姿からしてみておおそらく怨念の塊が妖に変貌したものであろう。
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