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人生を謳歌している人は、実は人生を謳歌していない。
というより、人生を謳歌するとはどういうものなのか、高坂にとってそれは当たり前の疑問として湧き出てくるものである。
例を挙げると、学業優秀、部活動に励む、容姿を磨き異性と恋をして付き合う、自分のしたいことをしてなりたいもののために努力する。一般的にこういったものが人生を謳歌するに値する規準だろう。しかし、それはたかが一般的理論でしかない。
本当の謳歌するというものは自身のスタンスにに従った生き方をすることではないかと高坂は思う。人々の固定観念によりできた”理想郷”はただの自己満足に過ぎず、本当にしたいことはできていないのだ。表面的にはできていても、その核心には全く届いていない。
そういった概念に基づくならば、高坂の生き方は正しく謳歌しているものといえる。
好きな時に寝て、好きな本を読み、無駄な消費エネルギーを抑えるために自分に需要がないことはせず、ただひたすらに日常を怠惰に過ごす。
高坂にとってそういう人生は正しく自分のスタンスに従った謳歌したものであるのだ。
「まあ、つまり俺は今かなり幸せって事。だからそんな人生に火をかけるような事はしないの」
自転車置き場に夕日がさしリアス式海岸のような影を作り出し、ちょうどその影の中で高坂は言った。
そして、高坂は自分の自転車を見つけると鍵をさしタイヤが回るようにして、荷物をカゴの中に入れる。
「分かってるよ、幸太朗。だけど、まだ幸太朗は人生を謳歌しているとは言い切れないんじゃないかな」
すぐ隣で高坂の親友の一色建氣がいった。
高坂と一色は幼馴染同士で古くからの中である。
「そう、思うか?」
高坂は怪訝そうにそういうと自転車を押し始める。
「思うね。あと一つ、スパイスが足りないんじゃないかな、と思うんだ。スパイスがね」
一色はスパイスの部分を強調し、高坂の概念を否定している風に言った。
すると高坂は校門を出たところで自転車を止め、溜息をついた。
「そのスパイスというものが、部活…というわけか?」
「勿論」
ご名答と言わんばかりに一色は言い、親指を立て高坂に突き出した。その表情はどこかからかっており、勘のいい高坂は不満そうな顔をしていった。
「断固拒否」
そして再度自転車を動かし始めた。中学入学当時から使っている自転車はそろそろガタが来ており、鉄と鉄が擦りあった嫌な音が高坂の頭の中を反芻した。
もう話しかけるなとでもいいそうなオーラを放った高坂を気にせず、一色はからかいの籠った口調が冷め、縋るように言った。
「頼むよ幸太朗、この通りだ」
と一色は両手を合わせそれを上下に擦れさせ頭を下げた。
「何でそんなに俺を入れたい」
「…部員が足りない」
一色は依然としてポーズを変えないままだ。
「だったら俺じゃないほかに頼めばいいだろ。俺じゃなきゃダメって事はないはずだ」
「…そこは分かってくれよ幸太朗。この通りだ入部してくれ」
そこで一瞬間が空いた。野球部の雄叫びが聞こえ夏真っ只中の気分にさせる。そして高坂はかんがえこみややあって渋々言う。
「…体験入部なら」
すると、一色は即座に顔を上げ喜ぶ。まるで狙っていたかのように。
「流石幸太朗だよ。何や感や言っても最後は折れるんだよな」
すると高坂は不満顔で自転車に乗った。
「ちょ、待ってくれよ」
一色は徒歩通学で自転車で来ていなかったため幸太朗を追いかけるために全力疾走した。
そんな一色を高坂は嘲笑い叫ぶ。
「じゃあな」
その声は野球部の雄叫びと共に軈て夏の日差しが溶かした。
高坂にとって自身のスタンスに従わない決断をしたことは案外悪いものではなかったのかもしれない。だとしたら彼の今のくすぐったい気持ちの意味が説明できないのだ。
翌日高坂と一色は早速部活動設立のために放課後職員室に願い出た。それは案外容易いものだった。一色が一言部活動を作りたいという意志を示しただけで先生は了承した。というより校風自体がかなり自由で髪を染めるのだって可能で、服装もいちいち煩く指導したりせず、休み時間や昼休みは当たり前のようにゲーム機やスマホを使って遊んでいるのだ。取り敢えず生徒の自由にさせてやるといった若干投げ遣りな校風である。
呆気なく部活動設立が実行され、空き部屋として第三教棟の四階にある一つの教室の使用許可が降りると二人は直様駆け寄った。
しかしそこは想像にもしない不潔な空間だった。
「埃だらけじゃん…あとダンボール多すぎ」
一色が思わず呟き咳をすると、若干潔癖症の高坂も拒絶反応を起こすように大袈裟に咳き込んだ。
「ちょっと待て、本当にこんなところを使うのか。というよりここは本当に人間が使うべき教室か?何かの飼育部屋の間違いじゃないか?」
と高坂が思うのも無理はない。
教室の中は椅子や机が押し込まれているように置かれてあり、窓ガラスは白く汚れ、床には大量の埃が散らかっている。まるで霧のように教室の中は埃で白く霞んでおり、その異様さに程よいアクセントを利かしているかのようにダンボールが教室の前で鎮座している。
言ってしまえばこの光景はゴミ屋敷そのものだった。
「流石にひどいね…これは」
「まさかこれ全部片付けないといけないのか?」
高坂はまさかと言わんばかりの表情で聞くと
「どうやらそのようだね」
と一色はかすかな笑みを浮かべて答えた。その笑みからはへそを曲げたようなものが感じられ、流石の彼もこの光景に肩を落としているようだ。
しかし部活を設立したいのであればこの現状を脱することはできない、と一色は大きく何かを飲み込むと苦渋の決断の元行動に移した。
一色は箒を持ち教室を掃除し始めた。
「お前、本当にやるつもりか?」
高坂は些か驚いた表情で尋ねる。
「もちろん。さあ、幸太朗も手伝ってよ」
すっかりやる気になってしまった一色の抑止方法を高坂は知らず、何を言っても無駄だということは一目瞭然だと思い、高坂は渋々掃除を始めた。
やがて窓ガラス、床、机や椅子、ゴミ、ダンボール、埃、ゴミ屋敷化としていたすべての要素を着々と取り除き、高坂と一色はスペースのできた教室に寝転がった。
すっかり辺りは暗くなっており、運動部の生徒がどんどん帰っている。しかし相変わらず野球部は依然として練習していた。
時刻は七時を指しており、二人だけの教室に響く秒針が異様なまでに大きく感じた。
すると突然一色が瞳を閉じたまま言った。高坂はそれを天井を見つめながら聞いていた。
「あと一人、部員が欲しいんだよね。誰か入ってくれる人いるかな」
「何故俺が既に入部していることになっている」
「部員だよ幸太朗は既に。僕に捕まったときからね」
一色はニコリと笑う。相変わらず嫌な奴だと高坂は思う。
「…たく」
すると高坂の中からある疑問が湧いてきた。というよりそれは既に知っていなくてはおかしいもので、高坂自身それを聞かずに今の今まで部室となる教室を掃除していたと思うと馬鹿馬鹿しく思ってしまう。
そして平然を装ったまま高坂は一色に問う。
「そういえば、部活って何するんだ?」
一瞬にして秒針の針の音が止まった。しかし代わりに心臓の音が気持ち悪いくらい大きく鳴っている。一色に聞こえるんじゃないか、というほどに。
そして一色は答える。
「学校研究さ。僕が設立した部活は学校研究部。略して学研」
高坂はいつの間にか野球部の雄叫びまでもが聞こえなくなっていた。
というより、人生を謳歌するとはどういうものなのか、高坂にとってそれは当たり前の疑問として湧き出てくるものである。
例を挙げると、学業優秀、部活動に励む、容姿を磨き異性と恋をして付き合う、自分のしたいことをしてなりたいもののために努力する。一般的にこういったものが人生を謳歌するに値する規準だろう。しかし、それはたかが一般的理論でしかない。
本当の謳歌するというものは自身のスタンスにに従った生き方をすることではないかと高坂は思う。人々の固定観念によりできた”理想郷”はただの自己満足に過ぎず、本当にしたいことはできていないのだ。表面的にはできていても、その核心には全く届いていない。
そういった概念に基づくならば、高坂の生き方は正しく謳歌しているものといえる。
好きな時に寝て、好きな本を読み、無駄な消費エネルギーを抑えるために自分に需要がないことはせず、ただひたすらに日常を怠惰に過ごす。
高坂にとってそういう人生は正しく自分のスタンスに従った謳歌したものであるのだ。
「まあ、つまり俺は今かなり幸せって事。だからそんな人生に火をかけるような事はしないの」
自転車置き場に夕日がさしリアス式海岸のような影を作り出し、ちょうどその影の中で高坂は言った。
そして、高坂は自分の自転車を見つけると鍵をさしタイヤが回るようにして、荷物をカゴの中に入れる。
「分かってるよ、幸太朗。だけど、まだ幸太朗は人生を謳歌しているとは言い切れないんじゃないかな」
すぐ隣で高坂の親友の一色建氣がいった。
高坂と一色は幼馴染同士で古くからの中である。
「そう、思うか?」
高坂は怪訝そうにそういうと自転車を押し始める。
「思うね。あと一つ、スパイスが足りないんじゃないかな、と思うんだ。スパイスがね」
一色はスパイスの部分を強調し、高坂の概念を否定している風に言った。
すると高坂は校門を出たところで自転車を止め、溜息をついた。
「そのスパイスというものが、部活…というわけか?」
「勿論」
ご名答と言わんばかりに一色は言い、親指を立て高坂に突き出した。その表情はどこかからかっており、勘のいい高坂は不満そうな顔をしていった。
「断固拒否」
そして再度自転車を動かし始めた。中学入学当時から使っている自転車はそろそろガタが来ており、鉄と鉄が擦りあった嫌な音が高坂の頭の中を反芻した。
もう話しかけるなとでもいいそうなオーラを放った高坂を気にせず、一色はからかいの籠った口調が冷め、縋るように言った。
「頼むよ幸太朗、この通りだ」
と一色は両手を合わせそれを上下に擦れさせ頭を下げた。
「何でそんなに俺を入れたい」
「…部員が足りない」
一色は依然としてポーズを変えないままだ。
「だったら俺じゃないほかに頼めばいいだろ。俺じゃなきゃダメって事はないはずだ」
「…そこは分かってくれよ幸太朗。この通りだ入部してくれ」
そこで一瞬間が空いた。野球部の雄叫びが聞こえ夏真っ只中の気分にさせる。そして高坂はかんがえこみややあって渋々言う。
「…体験入部なら」
すると、一色は即座に顔を上げ喜ぶ。まるで狙っていたかのように。
「流石幸太朗だよ。何や感や言っても最後は折れるんだよな」
すると高坂は不満顔で自転車に乗った。
「ちょ、待ってくれよ」
一色は徒歩通学で自転車で来ていなかったため幸太朗を追いかけるために全力疾走した。
そんな一色を高坂は嘲笑い叫ぶ。
「じゃあな」
その声は野球部の雄叫びと共に軈て夏の日差しが溶かした。
高坂にとって自身のスタンスに従わない決断をしたことは案外悪いものではなかったのかもしれない。だとしたら彼の今のくすぐったい気持ちの意味が説明できないのだ。
翌日高坂と一色は早速部活動設立のために放課後職員室に願い出た。それは案外容易いものだった。一色が一言部活動を作りたいという意志を示しただけで先生は了承した。というより校風自体がかなり自由で髪を染めるのだって可能で、服装もいちいち煩く指導したりせず、休み時間や昼休みは当たり前のようにゲーム機やスマホを使って遊んでいるのだ。取り敢えず生徒の自由にさせてやるといった若干投げ遣りな校風である。
呆気なく部活動設立が実行され、空き部屋として第三教棟の四階にある一つの教室の使用許可が降りると二人は直様駆け寄った。
しかしそこは想像にもしない不潔な空間だった。
「埃だらけじゃん…あとダンボール多すぎ」
一色が思わず呟き咳をすると、若干潔癖症の高坂も拒絶反応を起こすように大袈裟に咳き込んだ。
「ちょっと待て、本当にこんなところを使うのか。というよりここは本当に人間が使うべき教室か?何かの飼育部屋の間違いじゃないか?」
と高坂が思うのも無理はない。
教室の中は椅子や机が押し込まれているように置かれてあり、窓ガラスは白く汚れ、床には大量の埃が散らかっている。まるで霧のように教室の中は埃で白く霞んでおり、その異様さに程よいアクセントを利かしているかのようにダンボールが教室の前で鎮座している。
言ってしまえばこの光景はゴミ屋敷そのものだった。
「流石にひどいね…これは」
「まさかこれ全部片付けないといけないのか?」
高坂はまさかと言わんばかりの表情で聞くと
「どうやらそのようだね」
と一色はかすかな笑みを浮かべて答えた。その笑みからはへそを曲げたようなものが感じられ、流石の彼もこの光景に肩を落としているようだ。
しかし部活を設立したいのであればこの現状を脱することはできない、と一色は大きく何かを飲み込むと苦渋の決断の元行動に移した。
一色は箒を持ち教室を掃除し始めた。
「お前、本当にやるつもりか?」
高坂は些か驚いた表情で尋ねる。
「もちろん。さあ、幸太朗も手伝ってよ」
すっかりやる気になってしまった一色の抑止方法を高坂は知らず、何を言っても無駄だということは一目瞭然だと思い、高坂は渋々掃除を始めた。
やがて窓ガラス、床、机や椅子、ゴミ、ダンボール、埃、ゴミ屋敷化としていたすべての要素を着々と取り除き、高坂と一色はスペースのできた教室に寝転がった。
すっかり辺りは暗くなっており、運動部の生徒がどんどん帰っている。しかし相変わらず野球部は依然として練習していた。
時刻は七時を指しており、二人だけの教室に響く秒針が異様なまでに大きく感じた。
すると突然一色が瞳を閉じたまま言った。高坂はそれを天井を見つめながら聞いていた。
「あと一人、部員が欲しいんだよね。誰か入ってくれる人いるかな」
「何故俺が既に入部していることになっている」
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「…たく」
すると高坂の中からある疑問が湧いてきた。というよりそれは既に知っていなくてはおかしいもので、高坂自身それを聞かずに今の今まで部室となる教室を掃除していたと思うと馬鹿馬鹿しく思ってしまう。
そして平然を装ったまま高坂は一色に問う。
「そういえば、部活って何するんだ?」
一瞬にして秒針の針の音が止まった。しかし代わりに心臓の音が気持ち悪いくらい大きく鳴っている。一色に聞こえるんじゃないか、というほどに。
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