引きこもりのチート魔術師

異世界で人生コンティニュー！？

結局学校行くならちゃんとした方法でいかないとな

「ふぁぁぁあ」
とベッドの上で体を起こした。
時刻は6時30分。今日は珍しく早起きしてしまった。一昨日、魔道具を作って生活費を稼ごうと思ったのだが、校長に
「あんなものを小遣い稼ぎにホイホイと町に売られたらたまったもんじゃない。頼むから止めるんだ。」
と止められてしまったので仕方なく俺は学校に行くことにした。
校長の計らいで俺はハクアと同じクラスにしてもらった。今日がその登校初日である。
シルフィード魔術学院は、その名前通りの学院で、世界各国の魔術エリートが集まる魔術学校のなかの魔術学校だ。
しかし俺は正直そこで学ぶことなどないほど魔術には自信があるし、本当のことを言うなら学校に行きたくないのだ。
うんマジでめんどくさい。
俺は今日も休もうかなぁと思っていたのだが
昨日言われた校長の言葉を思い出した。

「学校を休んだら、この家の借用権を剥奪するからね？」

借用権は校長が俺にこれを貸してくれている間は俺がこの家を所有できるというものであって、校長の意思でいつでも剥奪が可能だ。
剥奪されてしまうと家に入れなくなり、無理矢理入ろうとすると爆発四散してしまうのだ。

…さすが異世界ぶっ飛んでますね。

しかしタダで言うことに従うのもしゃくだし
学校に行きたくないのもまた事実だし
どうしようかな。
…
…
家のまま行こう

と俺は素晴らしい案を考え付いてしまったわけだ。
今はその準備の真っ最中だ


今回使うのはマップテレポートと通信魔術を利用した座標指定空間屈折術

自分の体は家のなかにある状態だが学校に家の中を同期させることで家のなかにいながら
学校に空間を開きそこから授業を受けようという画期的なアイデアだ。

やり方としては昨日ハクアに渡された座席表の位地に座標を固定そこに通信魔術の応用で空間との距離を縮める。繋げる場所は家の中の扉と学校の教室の扉

イメージは完璧あとは成功するかどうかだ。
ちょうどあと5分で与怜がなる。これに遅れてしまったら爆発四散だ…
じゃあいくか…開け！





ガラッ


……ん？
おかしいな。俺は教室に座標を固定したはずだが…なぜ目の前でハクア達が着替えているんだ…？

しかしまぁ失敗は人間誰しもあることだしな。うん。


「隼？…ナニヲシテイルノカナ？」

ハクアさん…笑顔が怖いです…

俺はその後保健室で目を覚ました














えーバイトやテストや新しい学校やらで忙しすぎてかけなかったわけですがこの度また更新を始めさせてもらいます。こっちは週1あげれるよう頑張ります。
あと、手書きなんですが設定画を人物紹介の方にのせておきましたので見ていただければキャラのイラストの雰囲気がわかると思います。
これからは気まぐれで挿し絵をいれていくのでよかったら見てやってください