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第1章大好きだよ
第1話 俺の兄貴は寝坊助
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休日になると兄貴はネボスケになる。
兄貴は頭良くて髪は黒色で短髪。顔立ちもすっきり整っててかっこいい。
でも、僕は。どっちかって言うと、可愛いって言われるタイプ。背がちっちゃくてネコとかハムスター辺り想像してもらった方がわかりやすいかもって位にちょろちょろ動いて可愛がられるタイプらしい。自分で言ってちゃ世話ないけど、周りのみんなが言うんだから仕方ないでしょ?
俺はいつも通り起きて、飯食って、兄貴起こしにいく。でも……
全く、兄貴ってば休日になるとどうしてこんなに寝ぼすけになれるんだろう?
ま、僕としては好都合だけどね。
でも、兄貴の事だからどうせイタズラ程度にしか思ってないんだろうな。
何でかって? それは僕の責任です。
だって兄貴にばれて嫌われたくない。
だからイタズラって言ってごまかしてる。
でも、絶対に変。普通性的なことしてる相手に対してイタズラで済ませれる兄貴がどれだけ鈍感なのか。
普通気づくでしょ?
僕としてはとてつもなく頑張ってアプローチしてるつもりなんだけど……
一回だけは怒鳴られたな。
やっぱりあれはまずかったかと、静かに回想を始めてしまう。
ある日いつも通り兄貴は起きてくるのが遅かった。
母さんから借りた鍵を使って兄貴の部屋に忍び込み、違うな。堂々と進入し、兄貴が寝てる事を良いことに欲求不満だった僕は兄貴のパジャマを下着ごと下ろした。
それでも兄貴は起きなかったからマジマジ兄貴の下半身を覗いてたんだ。
その時下の階からお母さんが兄貴を早く起こせ! って怒鳴りだしたからもう暫く見てたかったんだけど渋々下着ごと上げようかな? と、項垂れながら静かに兄貴のパジャマに手を伸ばした。
しかし、ちょっと待てよ?
折角おいしい状況なのにわざわざこれを逃す手は無いと思い直し、俺は兄貴のパジャマを引き上げることなくスヤスヤ静かに眠る兄貴の下半身に手を伸ばす。
少しばかり反応してたし、大体パジャマ下ろされてそのまま暢気に眠ってる兄貴の事だ。
早々簡単には起きないだろうと高を括くくっていた。
それ自体僕のミスだったのかもしれない。
兄貴の性器を握った途端兄貴が目を覚ました。
さすがにビックリしてそのまま僕の体は停止する。
握ってる状態のまま止まってるからどうしても兄貴には感覚も視覚としても確実にばれてるだろう。
すべてがばれる。
僕が兄貴を好きな事も、好きだからイタズラばかりしてきてるのも。
兄貴にだけは嫌われたくない。
そう思うと自然と涙が目に溜まってきた。
兄貴はそんなオレとオレの手に包まれたままの兄貴自身のアレを何度も確認してる。
そして暫しばらくの沈黙が二人を包んだ。
何分沈黙が続いたのかは判んないけど、沈黙を破ったのは兄貴の怒声だった。
「優夜ゆうや! 何してんだテメー! 」俺の手を跳ね除のけながら兄貴は怒鳴り散らす。
そりゃそうだろう。僕でも同じ事してたと思う。
相手が兄貴意外ならね。
相手が兄貴だったら多分恥ずかしすぎて死んじゃうと思う。
「ごめん。兄貴があんまりにも起きてくるのが遅すぎるから起こしに来たんだけど、兄貴起きないしアレは固くなってるし少しイタズラしようかな? って思っただけなんだ」馬鹿みたいな言い訳言いながら涙が頬を伝っていた。
泣いていた為か兄貴の怒りがすんなり治まってる。
「わかった。ただ、こんな事は二度とするなよ? お母さんにも黙っておくから」そう静かに言うとパジャマを着て僕の涙を拭ってくれた。
あの時だけはほんとに嫌われたと思って随分泣いたのを覚えてる。
あれから色々アプローチしてるんだけど兄貴ってば鈍感でアプローチされてるって言うより何でか知ら無いけど俺が兄貴の事嫌ってるって変な勘違いをして、俺はどうしたらいいのか判んなくなってるけど、絶対普通の兄弟みたいな関係になんかなりたくない。
普通の兄弟の関係だったらもう既に出来てる。
兄貴は頭良くて髪は黒色で短髪。顔立ちもすっきり整っててかっこいい。
でも、僕は。どっちかって言うと、可愛いって言われるタイプ。背がちっちゃくてネコとかハムスター辺り想像してもらった方がわかりやすいかもって位にちょろちょろ動いて可愛がられるタイプらしい。自分で言ってちゃ世話ないけど、周りのみんなが言うんだから仕方ないでしょ?
俺はいつも通り起きて、飯食って、兄貴起こしにいく。でも……
全く、兄貴ってば休日になるとどうしてこんなに寝ぼすけになれるんだろう?
ま、僕としては好都合だけどね。
でも、兄貴の事だからどうせイタズラ程度にしか思ってないんだろうな。
何でかって? それは僕の責任です。
だって兄貴にばれて嫌われたくない。
だからイタズラって言ってごまかしてる。
でも、絶対に変。普通性的なことしてる相手に対してイタズラで済ませれる兄貴がどれだけ鈍感なのか。
普通気づくでしょ?
僕としてはとてつもなく頑張ってアプローチしてるつもりなんだけど……
一回だけは怒鳴られたな。
やっぱりあれはまずかったかと、静かに回想を始めてしまう。
ある日いつも通り兄貴は起きてくるのが遅かった。
母さんから借りた鍵を使って兄貴の部屋に忍び込み、違うな。堂々と進入し、兄貴が寝てる事を良いことに欲求不満だった僕は兄貴のパジャマを下着ごと下ろした。
それでも兄貴は起きなかったからマジマジ兄貴の下半身を覗いてたんだ。
その時下の階からお母さんが兄貴を早く起こせ! って怒鳴りだしたからもう暫く見てたかったんだけど渋々下着ごと上げようかな? と、項垂れながら静かに兄貴のパジャマに手を伸ばした。
しかし、ちょっと待てよ?
折角おいしい状況なのにわざわざこれを逃す手は無いと思い直し、俺は兄貴のパジャマを引き上げることなくスヤスヤ静かに眠る兄貴の下半身に手を伸ばす。
少しばかり反応してたし、大体パジャマ下ろされてそのまま暢気に眠ってる兄貴の事だ。
早々簡単には起きないだろうと高を括くくっていた。
それ自体僕のミスだったのかもしれない。
兄貴の性器を握った途端兄貴が目を覚ました。
さすがにビックリしてそのまま僕の体は停止する。
握ってる状態のまま止まってるからどうしても兄貴には感覚も視覚としても確実にばれてるだろう。
すべてがばれる。
僕が兄貴を好きな事も、好きだからイタズラばかりしてきてるのも。
兄貴にだけは嫌われたくない。
そう思うと自然と涙が目に溜まってきた。
兄貴はそんなオレとオレの手に包まれたままの兄貴自身のアレを何度も確認してる。
そして暫しばらくの沈黙が二人を包んだ。
何分沈黙が続いたのかは判んないけど、沈黙を破ったのは兄貴の怒声だった。
「優夜ゆうや! 何してんだテメー! 」俺の手を跳ね除のけながら兄貴は怒鳴り散らす。
そりゃそうだろう。僕でも同じ事してたと思う。
相手が兄貴意外ならね。
相手が兄貴だったら多分恥ずかしすぎて死んじゃうと思う。
「ごめん。兄貴があんまりにも起きてくるのが遅すぎるから起こしに来たんだけど、兄貴起きないしアレは固くなってるし少しイタズラしようかな? って思っただけなんだ」馬鹿みたいな言い訳言いながら涙が頬を伝っていた。
泣いていた為か兄貴の怒りがすんなり治まってる。
「わかった。ただ、こんな事は二度とするなよ? お母さんにも黙っておくから」そう静かに言うとパジャマを着て僕の涙を拭ってくれた。
あの時だけはほんとに嫌われたと思って随分泣いたのを覚えてる。
あれから色々アプローチしてるんだけど兄貴ってば鈍感でアプローチされてるって言うより何でか知ら無いけど俺が兄貴の事嫌ってるって変な勘違いをして、俺はどうしたらいいのか判んなくなってるけど、絶対普通の兄弟みたいな関係になんかなりたくない。
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