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出会い〜ツガイ編
34話 ジレウス視点
少し性的な描写がはいりますのでご注意下さい。
久々の更新です!
============================================
(Side:ジレウス)
俺は今、かなり動揺している。
それどころか、かなりマズイことになって焦っている。
勘違いしてもらっては困るが、別に俺自身が大病を患っているとか、コーキの元気がないとかそんなことではない。
というのも今朝。
朝早く、寝ぼけ眼のまま朝風呂でさっぱりと目を覚まし、
濡れた髪をガシガシとタオルで拭きながら部屋へと上がった時。
つい気になって寝ているであろうコーキの様子を見に隣の部屋のドアを開けてしまったことに起因する。
※ ※ ※
「ーー………は?」
開いたドアの先に鎮座するベッド。
その上にてすやすやと気持ちよさそうに寝ているコーキ、ここまではいい。
が、問題は彼の姿にある。
一晩で、髪が伸びていたのだ、それもとんでもない長さまで!
異常はそれだけには止まらない。
単純に、大きくなっていたのだ。
成人などまだまだ先といった子供のそれから、
成人したであろうくらいにまで、身体が。
彼の繊細さと美しさをそのままに、
線の細さは変わらないまでも伸びたツヤツヤした蒼髪と相まってとんでもない美青年へと変化を遂げていた。
元より形のいい眉の下でふるりと揺れる長いまつ毛
小ぶりな唇はその赤みを増し、熟した果実のように甘そうで
寝ている間に変化したのか、寝巻きは丈足らず
腹回りとすらりと伸びた足が露わになっている様が、なんとも扇情的ーー…
「っぐッッ」
不意にふわりと甘い花の香りが鼻先を掠めた瞬間ーー
唾を飲み込みグルルと獣じみた唸りが喉元からでかかったのをグッと堪えると、
慌てて、しかし極力音を立てずにドアを閉めて階下へと急ぐ。
(なんだ、アレは)
何故いきなりあんな変化を?
それよりあの色気は、匂いはヤバい!
思わず理性が飛んで、襲いかかってむしゃぶりつくところだった!!
急激に熱が集まり出した下半身のあまりの昂り具合に痛みさえ感じ、
かなり不恰好な前屈み姿勢で何とか脱衣室まで辿り着く。
熱に急かされてズボンとシャツを蹴殴るように脱ぎ捨て、
浴室へと飛び込んでシャワーヘッドの水のコルクを勢いよく捻る。
滝のように己に降りかかる水を頭から被ってなんとか熱を散らそうとするも、
脳裏に先程視認した彼の姿が甦って返って熱が高まるばかり。
「っくそッ、何でッッ……!!」
はっはっと短い息が口から漏れる。
心臓の音がどくどくと重く激しさを増す。
ぎゅうぅぅ…と握り潰さんとばかりに押さえ込む自身の息子が赤黒く充血しきって先走りを止めどなく溢している。
完全にーー、発情期状態に突入してしまった事実を。
絶えず身体の中を突き上げるように生まれる熱が俺に否応なしに自覚を促した。
(どう、する。どうしたらいい…!?
まだ先のはずだったものがこんな急に…!)
これは非常にマズイ事態になったと、熱を発する身体とは裏腹に内心冷や汗が止まらない。
発情期ーー
獣人には等しく訪れる周期的な生理現象……のはずが、何故周期を逸脱して急に訪れたのかは定かじゃない。
が、問題はそこではなく。
いずれ訪れたであろうそれについて、
俺はコーキに何一つとして説明していない。
それの危険性も、期間も、その際に自身が自室に篭り外と一切の接触を断つことも。
そうしなければ理性が保てず、
それがコーキであっても、いやコーキであるからこそ余計に欲望のままに襲いかかってしまうであろうことも。
もしかすると何度か発散すれば以前同様すぐ治るやもと必死に息子を扱くも、
2度3度と達しても寧ろ熱は昂まりをみせて止まない。
ますます持ってこれがただの欲情でなく発情期であることを突きつけられ、
ぐぅ…と喉が唸る。
(…っ本気でマズイ、な。
何とかしてギルド…ミルドの野郎にでも伝達魔法で事態を伝えて、最悪…コーキを発情期が終わるまで保護してもら…)
熱に霞む意識の中、魔力の行使は非常にいただけないがこれも非常事態。
謎の急成長をしてしまったコーキの姿を説明もなしに奴や他人に見せたくもなければその身を預けたくもないが、背に腹は変えられない。
彼を傷つけるよりは何倍も増しだ。
念のためもう一度熱を散らし、
よろよろと浴室を出ようとドアに手をかけた瞬間ーー。
「ジレウス…?」
困惑も露わなその耳心地の良い声に名を呼ばれ。
動揺と熱に脳が揺れた。
久々の更新です!
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(Side:ジレウス)
俺は今、かなり動揺している。
それどころか、かなりマズイことになって焦っている。
勘違いしてもらっては困るが、別に俺自身が大病を患っているとか、コーキの元気がないとかそんなことではない。
というのも今朝。
朝早く、寝ぼけ眼のまま朝風呂でさっぱりと目を覚まし、
濡れた髪をガシガシとタオルで拭きながら部屋へと上がった時。
つい気になって寝ているであろうコーキの様子を見に隣の部屋のドアを開けてしまったことに起因する。
※ ※ ※
「ーー………は?」
開いたドアの先に鎮座するベッド。
その上にてすやすやと気持ちよさそうに寝ているコーキ、ここまではいい。
が、問題は彼の姿にある。
一晩で、髪が伸びていたのだ、それもとんでもない長さまで!
異常はそれだけには止まらない。
単純に、大きくなっていたのだ。
成人などまだまだ先といった子供のそれから、
成人したであろうくらいにまで、身体が。
彼の繊細さと美しさをそのままに、
線の細さは変わらないまでも伸びたツヤツヤした蒼髪と相まってとんでもない美青年へと変化を遂げていた。
元より形のいい眉の下でふるりと揺れる長いまつ毛
小ぶりな唇はその赤みを増し、熟した果実のように甘そうで
寝ている間に変化したのか、寝巻きは丈足らず
腹回りとすらりと伸びた足が露わになっている様が、なんとも扇情的ーー…
「っぐッッ」
不意にふわりと甘い花の香りが鼻先を掠めた瞬間ーー
唾を飲み込みグルルと獣じみた唸りが喉元からでかかったのをグッと堪えると、
慌てて、しかし極力音を立てずにドアを閉めて階下へと急ぐ。
(なんだ、アレは)
何故いきなりあんな変化を?
それよりあの色気は、匂いはヤバい!
思わず理性が飛んで、襲いかかってむしゃぶりつくところだった!!
急激に熱が集まり出した下半身のあまりの昂り具合に痛みさえ感じ、
かなり不恰好な前屈み姿勢で何とか脱衣室まで辿り着く。
熱に急かされてズボンとシャツを蹴殴るように脱ぎ捨て、
浴室へと飛び込んでシャワーヘッドの水のコルクを勢いよく捻る。
滝のように己に降りかかる水を頭から被ってなんとか熱を散らそうとするも、
脳裏に先程視認した彼の姿が甦って返って熱が高まるばかり。
「っくそッ、何でッッ……!!」
はっはっと短い息が口から漏れる。
心臓の音がどくどくと重く激しさを増す。
ぎゅうぅぅ…と握り潰さんとばかりに押さえ込む自身の息子が赤黒く充血しきって先走りを止めどなく溢している。
完全にーー、発情期状態に突入してしまった事実を。
絶えず身体の中を突き上げるように生まれる熱が俺に否応なしに自覚を促した。
(どう、する。どうしたらいい…!?
まだ先のはずだったものがこんな急に…!)
これは非常にマズイ事態になったと、熱を発する身体とは裏腹に内心冷や汗が止まらない。
発情期ーー
獣人には等しく訪れる周期的な生理現象……のはずが、何故周期を逸脱して急に訪れたのかは定かじゃない。
が、問題はそこではなく。
いずれ訪れたであろうそれについて、
俺はコーキに何一つとして説明していない。
それの危険性も、期間も、その際に自身が自室に篭り外と一切の接触を断つことも。
そうしなければ理性が保てず、
それがコーキであっても、いやコーキであるからこそ余計に欲望のままに襲いかかってしまうであろうことも。
もしかすると何度か発散すれば以前同様すぐ治るやもと必死に息子を扱くも、
2度3度と達しても寧ろ熱は昂まりをみせて止まない。
ますます持ってこれがただの欲情でなく発情期であることを突きつけられ、
ぐぅ…と喉が唸る。
(…っ本気でマズイ、な。
何とかしてギルド…ミルドの野郎にでも伝達魔法で事態を伝えて、最悪…コーキを発情期が終わるまで保護してもら…)
熱に霞む意識の中、魔力の行使は非常にいただけないがこれも非常事態。
謎の急成長をしてしまったコーキの姿を説明もなしに奴や他人に見せたくもなければその身を預けたくもないが、背に腹は変えられない。
彼を傷つけるよりは何倍も増しだ。
念のためもう一度熱を散らし、
よろよろと浴室を出ようとドアに手をかけた瞬間ーー。
「ジレウス…?」
困惑も露わなその耳心地の良い声に名を呼ばれ。
動揺と熱に脳が揺れた。
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