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4話 自称神様の毛玉が俺の精神値を激しく削ってくる
しおりを挟む「いやぁ、本当ビックリしたよ刃君!
駄目だよいきなり家壊したりしたら!!」
「うん、子供に向かってこら!って叱りつける母親みたく言ってるけど、自分が爆発の引き金を引いたことへの自覚はしろよ毛玉」
「聞ーこーえーなーいー!!
リト様かヴァイ様って呼んでって言ったじゃんっ刃君のケチッッ!!
ー…ほらほら、こんなもんでしょ。
全く、部屋もちゃあんと爆発する前に戻してあげたんだから盛大に感謝してくれても」
「もっかい爆発させようか、今度こそお前ごと」
「調子に乗りました(ペコリ)」
“仮にも神と称される存在に土下座をさせる少年、ここに爆誕!!”
現代のライトノベル編集者がこの場面を帯にするとしたらこんな煽り文句だろうか……
益体もなくこんな下らないことまで考えてしまうということは、
どうやら自分は本格的に疲れているらしい。
俺の漏れ出た魔力によって見事消失した部屋は結局、
この神と称する不思議生物によって再現にされた。
わざわざ再現された爆散ポテチの残骸(どうせなら消して片してくれればいいのに)を丁寧に除去しつつ、ようやく着替えを済ませることが出来たゆるっとスウェット姿の俺。
慣れたもので、予め大人サイズで購入したそれは、
今ではもう丈が丁度よくなってしまっているが。
はぁ、とため息を吐きつつベッドへ横になろうとし、
いつの間にやら土下座を解除してベッドに陣取る傍迷惑な自称・神様を目視して睨み付ける。
しかしそこは腐っても神(?)なのだろう。
俺の睨みになど痛痒も感じぬとばかりにわっさわっさと毛を揺らしているのがまた、妙に腹立たしい。
どこぞの覇王様宜しく、
“退かぬ!(自分の言動)
媚びぬ!(寧ろ皆自分に媚びろ)
顧みぬ!!(自分の誤ち)
を地でいっている。
兎角神とは、これほど迷惑な存在なのか
(こんなのが数多ある世界の神とか…大丈夫か世界)
異世界から帰って早々に世紀末を迎えるとか悲惨すぎる
結局ベッドを諦めてフローリングに腰を落ち着かせた俺は、
背後でぴょんぴょんと飛び跳ねる存在を放置、テレビをつけた。
「ねぇ。ねぇってば!…ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇね」
「うるさッッ!!」
………視聴は断念した。
「もう顕現したろ。
名も名乗ったろ。ってことは用も済んだろ?
…‥帰れよ」
「やだ」
「っあのなぁ!!」
「だって本題がまだだもん」
「…本題って?」
ブーブーとブーイング合唱を始めた件の生物、いや神を胡乱げに見つめて問えば。
「えーと、う~ん……あのね、いやでもぉ~」
「さっさと言え!どこぞの頭足りないJKかよ!?」
「え、それ完全にJKに対する誹謗中傷だよ!?
炎上するよ、君の何かが」
「話す気がないのならもう話さん」
「めんごめんご!!
ちょっと言い難くてさぁ~!
あの、ね?
刃君きみ、100回も異世界に召喚とか転移とかしたじゃん?」
「誰かさんのせいでな(めんごって…お前いつの時代の言語参照してんだよ)」
「あはは、は…。
ま、まぁそれでね?
一度召喚、又は転移する度に特殊能力とか魔法とかスキルとか、ゲットしてたじゃん?
あれさぁ、本当は有り得ないバグなんだよねぇ…」
「は?」
「普通、神であるボクによって転移されようが、あっちの術師達に召喚されようが。
チート能力ゲット出来るのって初めの一回だけなんだよ。
そもそも何度も召喚されないし。
で、あまりにも立て続けに召喚されて能力ゲットし続ける君が面白くって途中からボクも君を転移させてみたりし出した訳なんだけど」
「やっぱり焼き殺すか」
「も、もう流石に今回、100回じゃん?
限界を迎えちゃったんだよね!」
「ゲットする魔法が?」
「いや君の人間としての存在値が」
とんでもないこと言いやがったこのクソ神
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