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ー本編ーその辺のハンドメイド作家が異世界では大賢者になる話。
第86話 改造完了
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この世界には冒険者向けのそれこそご都合主義のようなプロテインが存在していた。
筋トレをしっかり行い、アミノ酸とタンパク質を摂取する事で筋肉はゆっくりつくのが本来なのだが、何故か俺はこの世界で筋トレと食事をしてからモリモリとほどよく筋肉が付いてきていた。
そもそも俺の場合、ろくに筋トレらしい筋トレとかしてこなかったからな。
それもあって余計に筋肉が付きやすくなっていたんだろうか。
黒エルフさん特製のプロテインの効果もあり、俺は見事なまでに細マッチョ体系を手に入れていた!!
ライザ◯プもビックリの超速細マッチョである。
まぁ…リバウンドには気をつけよう…。
食事制限とかは特にしてないから大丈夫だろうとは思うけど。
「しかし…10日間でがっつり痩せて、そっから更にたった10日でこの筋肉体系…。これ、身体に負荷かかりまくりそうなもんだが…。ボクサーや力士もビックリの驚くべき肉体変化のような…。」
「そのぼくさー?とかりきし?とか言うのがよくわからないけど、看護師の資格や食事療法師の資格やその他諸々持ってる黒エルフさんが作った食事とプロテインの効果ってのは凄いな…。
ご主人様のたぷたぷお腹が見事に6つに割れてるぞ!
かっこいい!」
「足の筋肉は元々自転車のおかげでそこそこ付いてたけど、この一週間で見事に腕も胸も人に見せて恥ずかしくないくらいの筋肉は付いたな。
お腹のラインを絶妙に隠してくれていた服が、今は体系にベストマッチしているよ…。」
「はぁ…。素敵…。今までのご主人様も素敵だったけど、また更に魅力的な男の人になったなぁ…。
抱いて?」
潤んだ瞳で上目遣いでそう言う事言うんじゃありません!!
襲いたくなるだろう!!
「こらこら。女の子がそんなに気安く抱いて(ハート)とか言わないの…。もう…。ただでさえ可愛いんだから抑えるの大変なんだぞー?うりうりぃ~。」
「きゃぁ~♪ご主人様におそわれるぅ~♪」
といちゃついてたらドアが勢いよく開かれた。
「やっかましいわぁぁあっ!!毎日毎日イチャイチャとぉっ!!体の調子戻ったならそろそろ自国に帰るわよ!!立派に筋力強化も出来たし、アクセサリーのアップデートも完了したんだし、敵の居ない今もうここに長居する理由もなくなったでしょ?」
「………。それもそうか。」
「意識してなかったんかい!!全くもう賢者ったら…。
それに、そんだけ身体を鍛え上げてその間に勇者さんや私、ギルマスと共に剣技や戦闘スタイルも磨き上げて、魔王さん達と変身後魔法を使った戦い方の研究をして…そろそろ実戦で試したい頃合いじゃないの?
何故かはわからないけど、オーガノイドは今も1日に1人のペースで発生してる。
本当に実験って感じなんでしょうね。
毎回、違う人間が無理やりに変身させられてダンジョン内で放置されて暴れてるわ。
街中の人間が利用されるケースも何度かあったけど、多分強くならないから意味がないって感じなのかしら?
一応、倒した後は変身に使われた石は破壊してるけど、毎日のように発生させてるってことはそれだけの蓄えもあるって事よね。」
それ以上に、そうやってオーガノイドを生み出す現場に出くわせていないってのも1つ問題なんだよな…。
最初の頃は力を求めるものに、あのローブの男が渡していたって話もあった。
そして、今時点においては結局のところ、黒の雷帝以外は力を制御できず暴走している。
それ故に、力を求めていても誰も手を出さなくなった。
だから無理やりに変身させてダンジョンの奥へと放置して成長を促しているんだろう。
発生するダンジョンはランダムだからどこに潜んでいるかは謎。
恐らくは潜むと言うよりも急に現れて、力に手を伸ばさざるを得ないような死にかけの冒険者を変身させているんだろう。
良くも悪くも、変身すると肉体の傷は癒えるからな。
その辺だけなら存外に悪い事とも言い切れない。
それで、暴走したオーガノイドに襲われ、大怪我を負った冒険者を更にオーガノイドに…と言うパターンも俺が休んでる間に何度かあったらしい。
ただ、やはり俺や黒い雷帝のように制御装置…特撮的な言い方をするなら【ドライバー】は出来ていないってところか。
「それで、アップデートしたブレスと石は試してみたの?」
「あぁ、一回だけな。結論から言えばめちゃくちゃ強くなってる。ブレスに関しても漸く本来の力を発現できているって感じだ。
必要な知恵をくれたり、戦いをサポートしてくれるようになった。」
飛行速度にパンチの威力に雷の威力、そして俺の魂への負荷や魔力欠乏への影響、肉体へのダメージなど何を省みても大幅にパワーアップしていた。
不安点が0になり完全にチート状態。
「アップデートされた力を目の当たりにしたわけじゃないが、ライトニングクォーツに関しては魔力が常に循環してるおかげで常に光を放つようにまでなったみたいだな!凄いじゃないか大賢者!黒い雷帝のものはそんな風に光ってはいなかったぞ!」
「とは言え、相手も流石に20日もあればアップデートはしてくるだろう。俺はそこにどれだけ対抗できるか…。
戦ってみないとわからないのは確かだ。
まぁ少なくとも普通のオーガノイド相手に遅れをとることはないだろう。」
勇者ちゃんが言うようにライトニングクォーツのネックレス改め雷帝のネックレスはそれこそ某鉄人のアメコミヒーローの胸のリアクターの如く常に青い光を放ち輝いている。
変身後に面白半分で力試しで胸からビームを出したら、雨雲を軽く消しとばしてしまえた程だ。
また、魔鉄鋼の影響で進化したのか新しい変身後の姿には、8柱の雷神が宿れるようなクリスタルが額、胸、両肩、両掌、両脛(すね)に現れた。
これにより、無理やり鎧の下に抑え込んでいた力も完全放出して使えるようになったと言うわけだ。
実は以前は伊邪那美の力を使っていると、身体が内側から感覚がなくなっていくような変な感じもあったのだが、この新しいネックレスにおいてはそう言うことは一切なくむしろ本当に力を纏っていると言う感覚があった。
変身後に魂へのダメージがないかを龍ちゃんに見てもらったが傷ひとつないどころか、むしろ魂が活性化されて健康になってる感覚すらあったらしい。
「ひとまず…。次のオーガノイドが現れたら俺も戦線に復帰するよ。ここまで筋力もつけばリハビリはもう要らないだろうしな。」
ビシュッ!っと拳を突けば、少しの距離なら衝撃波が出せるくらいにもなっていた。
一般冒険者が一定ステータスを超えてる時に身につくような肉体系スキルも開花したらしい。
それに、勇者ちゃんと戦士ちゃんとギルマスちゃんの3人がかりで鍛え上げられた事で、生身でも十分戦えるだけの戦術や戦技スキルは身についたしな。
剣術もそこそこ身についた。
流石にS級スキル開花とまではいかなかったが生身でもB急冒険者くらいの力は漸く手に入ったと言う感じだろう。
流石に長年鍛え抜かれた3人に追いつくにはまだまだ先だけど、これで生身じゃ全く戦えない足手まといの冴えないおじさんは脱却したぞ…!
「しかし…。大賢者!本当に急激に良い身体付きになったな!今まで以上に私も抱かれたくなったぞ!そうだな!ムラムラする!!押し倒してくれ!今ここで!」
「お前はガチの痴女か。誰が押し倒すか。少しは自重してくれ。
少なくとも生前の貴方はもう少しおしとやかだった気がするんだが…。」
「そりゃあ、大賢者お前、家族の前で歳下の幼馴染にベッドいこうなんて言う奴がどこの世界にいる?」
「俺に質問するなぁぁぁあっ!まぁとりあえず押し倒されたいくらいに今の俺は魅力的になった事だけは好意として受け取っておくよ。」
うんうん。力こぶも出来るし筋肉の近くには血管も浮き出てるし男らしい体系に漸くなれた…。
これを維持していくように努力しないとな…。
「ほらほら、戦士ちゃんももっとじっくり見てみなよ!
どこを見てもシュッと引き締まって見違えるような素晴らしさだと思わないか?」
「うん…まぁ…その…前よりもジッと顔見れないくらいに…それこそクラっと来ちゃいそうなくらいに…いい男になってるわよ…。やばっ…どうしよ…。魅力的すぎて直視できなくなってる私っ…!」
「えぇぇっ…。どんだけぇ…。むしろ今までの俺、見た目に関する魅力なさすぎ問題が浮上して来てるよ。これ泣いて良い奴?良いよね?答えは聞いてない。」
筋肉は裏切らない!やっぱり男は引き締まった身体じゃないと女の子に本当に好きにはなってもらえないんだね!
優しいだけじゃ、女の子を捕まえておけないんだ!
唯一足りていなかった見た目の男らしさがクリアされて魅力的になったぞー!
はぁ…。泣きてぇ。今までの俺、ほんと見た目に関しては魅力なさすぎだろ…。
「みんな何言ってるんだ?ご主人様は痩せる前から結構カッコよかったぞ?
特に目元が好きだ。ふさふさのまつげにくっきり二重、唇の形もキスした時の感触も堪らないし…。
それにサラサラの黒髪も堪らない。
その上、抱きしめてくれたときの感触は意外と心地良いんだぞ?今は筋肉がついて、なんと言うが…守られてる感が増したかなっ…。」
ダメだ盗賊ちゃん!それ以上はいけない!みんなのヘイトが俺に集まっている!!
「どーーせっ、私たちは賢者と毎日キスもしてないし抱きしめられながら寝たり、お風呂はいったりもしてないわよーだっ。
まぁ、魅力的な人っていう点は確かだけどね。
悲しいときは優しく抱きしめて慰めてくれたり、本当は臆病者のさみしがり屋なのに女の子の前では強がって少しでもカッコよくあろうと無理してくれたり。
それに誰かが困ってたり悲しんで居たら絶対に手を伸ばす。
どんな悪党にも救いの手を差し伸べる。
ほんと、貴方はそんな素敵な人に好きになってもらえて嫉ましくも羨ましいくらいの幸せ者だと思うわよ。
そのハートを射止めた以上は、最後まできちんと幸せにして貰いなさいよ?」
「あぁ、もちろんだ!ありがとな戦士!」
「礼を言われるいわれはないわよ。私たちは彼に振り向いてもらえるほど好きになって貰えなかった。
ただそれだけ。魅力が足りないとは思ってないけど、逆に貴方にしかない魅力があるからこそ彼は貴方一筋になってるんでしょう?ならば、誇りなさいよ。
ただ、それよりも少し悔しいのは…。
この人が一夫多妻が当たり前とも言えるこの世界で、1人の女性を愛するような純愛を貫くタイプだったことよ…。まぁ、うちの両親もお母様一筋だったけど…。」
そう言えばそんな世界だったなココ。
といってもみんなのお家事情はどうか知らないが、割とみんな片親ずつなのかな?
「オレは親が親だからな…。腹違いの姉がまさかの皇女殿下だぞ…?しかもその事実を最近知らされたからな…。
普通なら国家を揺るがす大スキャンダルだが、まぁ当人が死んでるからな…。」
「私は幼い時に共に死んでるから詳しくは知らないな!
だが、私が黒髪だったせいで母さんは父さんや周りの人間から浮気者扱いされていたって話は聞いていたぞ!
とは言っても黒髪の人間は国から手厚く保護されたり、補助金が支払われていたりするからな…。
なおの事苦労していたろうな…。」
ふと思うと盗賊ちゃんのお母さんを除けば、みんな両親が亡くなってるんだよな…。
まぁ創作物の世界だと海外にいるとか既に故人とかは割とよくある展開だが、現実で目の当たりにするとな…。
この世界じゃ大人の扱いとは言え、彼女たちは皆10代の少女だ。
親に甘えたり、頼ったり、アドバイスを受けたり、俺の世界ならそうやって生きていくのがまだまだ当たり前の年なのにもう一人立ちして生きている。
だけど、やっぱり埋められない寂しさってのはあるんだろうな。
俺たちはいつのまにかこうやって一緒にいるのが当たり前になってきている。
なら、結婚したらそれを機に俺の城から追い出すのか?
戦士ちゃんと妹ちゃんは俺の側近として城で住み込みで基本働いているのに?
とかついつい考えてしまう。
まぁまた俺の悪い癖とも言えるのだが…。
「ふと思うと、俺が結婚した後はみんなはどうするつもりなんだ?
元の世界に帰るつもりはもうほとんどないから聞いちゃうけど…。」
場の空気が完全に凍る。
聞いちゃまずかったかなコレ…。
皆、どう口を開けば良いかわからない空気になっている…。
それを察したのか盗賊ちゃんが一言。
「オレは…ご主人様の奥さんになって、ご主人様を旦那様って呼ぶようになっても、出来る限りみんなと居たいな。オレにとってはみんなは仲間でもあり何というか…家族みたいな感覚になってきてるからさ。
最初は喧嘩したりいがみ合う事も多少はあったけど、今はそういうの含めて毎日楽しいしさ。
みんなと離れ離れになるのは…寂しいなって。
変…かな?ダメなことかな…?」
その答えに皆がぽかんとした顔をしてから、微笑み出す。
予想外だったのかもしれない。
俺の愛を一身に受け、ベタ惚れの彼女。
そんな彼女のそばに自分たちは居るべきか?居て良いのか?そんな事もきっと考えただろう。
だが彼女は受け入れたのだ。
家族みたいだから…と。
それは、既に家族を失っている皆の心に響いたのだろう。
皆が盗賊ちゃんを囲むようにして抱きしめる。
そして勇者ちゃんが一言。
「あぁ…。そうだな。私たちはもう仲間というよりは家族だな。」
「うん。確かにその言葉…しっくり来るわね。離れ離れになるっていう事、考えたくないくらいに。」
「えへへっ。ずっとずっと一緒ですね。」
「あぁ…。だから大賢者!君と私達で家族を増やそう!!」
…………………。
「台無しっ!!!」
皆の結束が1上がった。
気がした。
筋トレをしっかり行い、アミノ酸とタンパク質を摂取する事で筋肉はゆっくりつくのが本来なのだが、何故か俺はこの世界で筋トレと食事をしてからモリモリとほどよく筋肉が付いてきていた。
そもそも俺の場合、ろくに筋トレらしい筋トレとかしてこなかったからな。
それもあって余計に筋肉が付きやすくなっていたんだろうか。
黒エルフさん特製のプロテインの効果もあり、俺は見事なまでに細マッチョ体系を手に入れていた!!
ライザ◯プもビックリの超速細マッチョである。
まぁ…リバウンドには気をつけよう…。
食事制限とかは特にしてないから大丈夫だろうとは思うけど。
「しかし…10日間でがっつり痩せて、そっから更にたった10日でこの筋肉体系…。これ、身体に負荷かかりまくりそうなもんだが…。ボクサーや力士もビックリの驚くべき肉体変化のような…。」
「そのぼくさー?とかりきし?とか言うのがよくわからないけど、看護師の資格や食事療法師の資格やその他諸々持ってる黒エルフさんが作った食事とプロテインの効果ってのは凄いな…。
ご主人様のたぷたぷお腹が見事に6つに割れてるぞ!
かっこいい!」
「足の筋肉は元々自転車のおかげでそこそこ付いてたけど、この一週間で見事に腕も胸も人に見せて恥ずかしくないくらいの筋肉は付いたな。
お腹のラインを絶妙に隠してくれていた服が、今は体系にベストマッチしているよ…。」
「はぁ…。素敵…。今までのご主人様も素敵だったけど、また更に魅力的な男の人になったなぁ…。
抱いて?」
潤んだ瞳で上目遣いでそう言う事言うんじゃありません!!
襲いたくなるだろう!!
「こらこら。女の子がそんなに気安く抱いて(ハート)とか言わないの…。もう…。ただでさえ可愛いんだから抑えるの大変なんだぞー?うりうりぃ~。」
「きゃぁ~♪ご主人様におそわれるぅ~♪」
といちゃついてたらドアが勢いよく開かれた。
「やっかましいわぁぁあっ!!毎日毎日イチャイチャとぉっ!!体の調子戻ったならそろそろ自国に帰るわよ!!立派に筋力強化も出来たし、アクセサリーのアップデートも完了したんだし、敵の居ない今もうここに長居する理由もなくなったでしょ?」
「………。それもそうか。」
「意識してなかったんかい!!全くもう賢者ったら…。
それに、そんだけ身体を鍛え上げてその間に勇者さんや私、ギルマスと共に剣技や戦闘スタイルも磨き上げて、魔王さん達と変身後魔法を使った戦い方の研究をして…そろそろ実戦で試したい頃合いじゃないの?
何故かはわからないけど、オーガノイドは今も1日に1人のペースで発生してる。
本当に実験って感じなんでしょうね。
毎回、違う人間が無理やりに変身させられてダンジョン内で放置されて暴れてるわ。
街中の人間が利用されるケースも何度かあったけど、多分強くならないから意味がないって感じなのかしら?
一応、倒した後は変身に使われた石は破壊してるけど、毎日のように発生させてるってことはそれだけの蓄えもあるって事よね。」
それ以上に、そうやってオーガノイドを生み出す現場に出くわせていないってのも1つ問題なんだよな…。
最初の頃は力を求めるものに、あのローブの男が渡していたって話もあった。
そして、今時点においては結局のところ、黒の雷帝以外は力を制御できず暴走している。
それ故に、力を求めていても誰も手を出さなくなった。
だから無理やりに変身させてダンジョンの奥へと放置して成長を促しているんだろう。
発生するダンジョンはランダムだからどこに潜んでいるかは謎。
恐らくは潜むと言うよりも急に現れて、力に手を伸ばさざるを得ないような死にかけの冒険者を変身させているんだろう。
良くも悪くも、変身すると肉体の傷は癒えるからな。
その辺だけなら存外に悪い事とも言い切れない。
それで、暴走したオーガノイドに襲われ、大怪我を負った冒険者を更にオーガノイドに…と言うパターンも俺が休んでる間に何度かあったらしい。
ただ、やはり俺や黒い雷帝のように制御装置…特撮的な言い方をするなら【ドライバー】は出来ていないってところか。
「それで、アップデートしたブレスと石は試してみたの?」
「あぁ、一回だけな。結論から言えばめちゃくちゃ強くなってる。ブレスに関しても漸く本来の力を発現できているって感じだ。
必要な知恵をくれたり、戦いをサポートしてくれるようになった。」
飛行速度にパンチの威力に雷の威力、そして俺の魂への負荷や魔力欠乏への影響、肉体へのダメージなど何を省みても大幅にパワーアップしていた。
不安点が0になり完全にチート状態。
「アップデートされた力を目の当たりにしたわけじゃないが、ライトニングクォーツに関しては魔力が常に循環してるおかげで常に光を放つようにまでなったみたいだな!凄いじゃないか大賢者!黒い雷帝のものはそんな風に光ってはいなかったぞ!」
「とは言え、相手も流石に20日もあればアップデートはしてくるだろう。俺はそこにどれだけ対抗できるか…。
戦ってみないとわからないのは確かだ。
まぁ少なくとも普通のオーガノイド相手に遅れをとることはないだろう。」
勇者ちゃんが言うようにライトニングクォーツのネックレス改め雷帝のネックレスはそれこそ某鉄人のアメコミヒーローの胸のリアクターの如く常に青い光を放ち輝いている。
変身後に面白半分で力試しで胸からビームを出したら、雨雲を軽く消しとばしてしまえた程だ。
また、魔鉄鋼の影響で進化したのか新しい変身後の姿には、8柱の雷神が宿れるようなクリスタルが額、胸、両肩、両掌、両脛(すね)に現れた。
これにより、無理やり鎧の下に抑え込んでいた力も完全放出して使えるようになったと言うわけだ。
実は以前は伊邪那美の力を使っていると、身体が内側から感覚がなくなっていくような変な感じもあったのだが、この新しいネックレスにおいてはそう言うことは一切なくむしろ本当に力を纏っていると言う感覚があった。
変身後に魂へのダメージがないかを龍ちゃんに見てもらったが傷ひとつないどころか、むしろ魂が活性化されて健康になってる感覚すらあったらしい。
「ひとまず…。次のオーガノイドが現れたら俺も戦線に復帰するよ。ここまで筋力もつけばリハビリはもう要らないだろうしな。」
ビシュッ!っと拳を突けば、少しの距離なら衝撃波が出せるくらいにもなっていた。
一般冒険者が一定ステータスを超えてる時に身につくような肉体系スキルも開花したらしい。
それに、勇者ちゃんと戦士ちゃんとギルマスちゃんの3人がかりで鍛え上げられた事で、生身でも十分戦えるだけの戦術や戦技スキルは身についたしな。
剣術もそこそこ身についた。
流石にS級スキル開花とまではいかなかったが生身でもB急冒険者くらいの力は漸く手に入ったと言う感じだろう。
流石に長年鍛え抜かれた3人に追いつくにはまだまだ先だけど、これで生身じゃ全く戦えない足手まといの冴えないおじさんは脱却したぞ…!
「しかし…。大賢者!本当に急激に良い身体付きになったな!今まで以上に私も抱かれたくなったぞ!そうだな!ムラムラする!!押し倒してくれ!今ここで!」
「お前はガチの痴女か。誰が押し倒すか。少しは自重してくれ。
少なくとも生前の貴方はもう少しおしとやかだった気がするんだが…。」
「そりゃあ、大賢者お前、家族の前で歳下の幼馴染にベッドいこうなんて言う奴がどこの世界にいる?」
「俺に質問するなぁぁぁあっ!まぁとりあえず押し倒されたいくらいに今の俺は魅力的になった事だけは好意として受け取っておくよ。」
うんうん。力こぶも出来るし筋肉の近くには血管も浮き出てるし男らしい体系に漸くなれた…。
これを維持していくように努力しないとな…。
「ほらほら、戦士ちゃんももっとじっくり見てみなよ!
どこを見てもシュッと引き締まって見違えるような素晴らしさだと思わないか?」
「うん…まぁ…その…前よりもジッと顔見れないくらいに…それこそクラっと来ちゃいそうなくらいに…いい男になってるわよ…。やばっ…どうしよ…。魅力的すぎて直視できなくなってる私っ…!」
「えぇぇっ…。どんだけぇ…。むしろ今までの俺、見た目に関する魅力なさすぎ問題が浮上して来てるよ。これ泣いて良い奴?良いよね?答えは聞いてない。」
筋肉は裏切らない!やっぱり男は引き締まった身体じゃないと女の子に本当に好きにはなってもらえないんだね!
優しいだけじゃ、女の子を捕まえておけないんだ!
唯一足りていなかった見た目の男らしさがクリアされて魅力的になったぞー!
はぁ…。泣きてぇ。今までの俺、ほんと見た目に関しては魅力なさすぎだろ…。
「みんな何言ってるんだ?ご主人様は痩せる前から結構カッコよかったぞ?
特に目元が好きだ。ふさふさのまつげにくっきり二重、唇の形もキスした時の感触も堪らないし…。
それにサラサラの黒髪も堪らない。
その上、抱きしめてくれたときの感触は意外と心地良いんだぞ?今は筋肉がついて、なんと言うが…守られてる感が増したかなっ…。」
ダメだ盗賊ちゃん!それ以上はいけない!みんなのヘイトが俺に集まっている!!
「どーーせっ、私たちは賢者と毎日キスもしてないし抱きしめられながら寝たり、お風呂はいったりもしてないわよーだっ。
まぁ、魅力的な人っていう点は確かだけどね。
悲しいときは優しく抱きしめて慰めてくれたり、本当は臆病者のさみしがり屋なのに女の子の前では強がって少しでもカッコよくあろうと無理してくれたり。
それに誰かが困ってたり悲しんで居たら絶対に手を伸ばす。
どんな悪党にも救いの手を差し伸べる。
ほんと、貴方はそんな素敵な人に好きになってもらえて嫉ましくも羨ましいくらいの幸せ者だと思うわよ。
そのハートを射止めた以上は、最後まできちんと幸せにして貰いなさいよ?」
「あぁ、もちろんだ!ありがとな戦士!」
「礼を言われるいわれはないわよ。私たちは彼に振り向いてもらえるほど好きになって貰えなかった。
ただそれだけ。魅力が足りないとは思ってないけど、逆に貴方にしかない魅力があるからこそ彼は貴方一筋になってるんでしょう?ならば、誇りなさいよ。
ただ、それよりも少し悔しいのは…。
この人が一夫多妻が当たり前とも言えるこの世界で、1人の女性を愛するような純愛を貫くタイプだったことよ…。まぁ、うちの両親もお母様一筋だったけど…。」
そう言えばそんな世界だったなココ。
といってもみんなのお家事情はどうか知らないが、割とみんな片親ずつなのかな?
「オレは親が親だからな…。腹違いの姉がまさかの皇女殿下だぞ…?しかもその事実を最近知らされたからな…。
普通なら国家を揺るがす大スキャンダルだが、まぁ当人が死んでるからな…。」
「私は幼い時に共に死んでるから詳しくは知らないな!
だが、私が黒髪だったせいで母さんは父さんや周りの人間から浮気者扱いされていたって話は聞いていたぞ!
とは言っても黒髪の人間は国から手厚く保護されたり、補助金が支払われていたりするからな…。
なおの事苦労していたろうな…。」
ふと思うと盗賊ちゃんのお母さんを除けば、みんな両親が亡くなってるんだよな…。
まぁ創作物の世界だと海外にいるとか既に故人とかは割とよくある展開だが、現実で目の当たりにするとな…。
この世界じゃ大人の扱いとは言え、彼女たちは皆10代の少女だ。
親に甘えたり、頼ったり、アドバイスを受けたり、俺の世界ならそうやって生きていくのがまだまだ当たり前の年なのにもう一人立ちして生きている。
だけど、やっぱり埋められない寂しさってのはあるんだろうな。
俺たちはいつのまにかこうやって一緒にいるのが当たり前になってきている。
なら、結婚したらそれを機に俺の城から追い出すのか?
戦士ちゃんと妹ちゃんは俺の側近として城で住み込みで基本働いているのに?
とかついつい考えてしまう。
まぁまた俺の悪い癖とも言えるのだが…。
「ふと思うと、俺が結婚した後はみんなはどうするつもりなんだ?
元の世界に帰るつもりはもうほとんどないから聞いちゃうけど…。」
場の空気が完全に凍る。
聞いちゃまずかったかなコレ…。
皆、どう口を開けば良いかわからない空気になっている…。
それを察したのか盗賊ちゃんが一言。
「オレは…ご主人様の奥さんになって、ご主人様を旦那様って呼ぶようになっても、出来る限りみんなと居たいな。オレにとってはみんなは仲間でもあり何というか…家族みたいな感覚になってきてるからさ。
最初は喧嘩したりいがみ合う事も多少はあったけど、今はそういうの含めて毎日楽しいしさ。
みんなと離れ離れになるのは…寂しいなって。
変…かな?ダメなことかな…?」
その答えに皆がぽかんとした顔をしてから、微笑み出す。
予想外だったのかもしれない。
俺の愛を一身に受け、ベタ惚れの彼女。
そんな彼女のそばに自分たちは居るべきか?居て良いのか?そんな事もきっと考えただろう。
だが彼女は受け入れたのだ。
家族みたいだから…と。
それは、既に家族を失っている皆の心に響いたのだろう。
皆が盗賊ちゃんを囲むようにして抱きしめる。
そして勇者ちゃんが一言。
「あぁ…。そうだな。私たちはもう仲間というよりは家族だな。」
「うん。確かにその言葉…しっくり来るわね。離れ離れになるっていう事、考えたくないくらいに。」
「えへへっ。ずっとずっと一緒ですね。」
「あぁ…。だから大賢者!君と私達で家族を増やそう!!」
…………………。
「台無しっ!!!」
皆の結束が1上がった。
気がした。
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