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ゲームエンド。
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オレの腕の中にヴァルター先輩がいる。
でも呼吸はしていない。
なんで。
どうして。
オレは泣きじゃくりながら
「先輩!起きてください!オレにウソは言わないんでしょ!大丈夫なんでしょ!?」
と叫び続けていた。
すると金獅子様が言った。
「お前にはヴァルターを救う力がある」
「え・・・どういうことですか!?」
「お前はシュジンコウだから、ヴァルターを救うことができる」
シュジンコウ?なんのこと?
「お前の、ヴァルターを想う心が強い力となり、ヴァルターの魂をこの世に戻すことができる」
金獅子様が言うことはちっともよくわからない。
銀鷲様も言う。
「クラウス、強く願いなさい。そうすればヴァルターは戻ってくる」
黒竜様も頷いた。
聖獣たちが何を言ってるかよくわからないけど、なんでもいい。なんだってする。
先輩が返ってきてくれるなら。
オレは必死で願った。祈った。祈りまくった。
お願いします、ヴァルター先輩を返してください。
オレは先輩がいなきゃ生きていけない。とてもとても大切な人なんです。
お願いします!
お願いします!!
お願いします!!!
すると先ほどと同じようにあたりが光に包まれた。
そして目を開けると、先輩も目を開けるところだった。
「先輩~!!!」
オレは涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、先輩に飛びついた。
「あれ、なんで・・・クラウス?」
先輩は虚を突かれたような顔をしていた。
「先輩!なんでオレにウソついたんですか!大丈夫じゃないじゃないですか!
オレだって・・・オレだって先輩がいなきゃ・・・生きていけないよ!」
先輩はオレの悲痛な叫びを聞いてオレをぎゅっと抱きしめた。そして叫んだ。
「ごめん!ごめん!ごめん、クラウス!!!」
いつも謝るときは「すまない」って言う先輩が、
「ごめん」って言った。
先輩がオレに対して知らず知らずのうちに演じていたであろう
「かっこいい先輩」ですらない、本当の先輩の心に触れた気がした。
金獅子様がオレ達に話しかけてきた。
「魔獣の長の封印という、我々の願いをかなえてくれて感謝している。
お前たちにはたくさんの選択肢があった。
その中で、お前たちは自分の意思で道を選び、この結末を迎えることができた。
誰にも強制されていない、自分たちの力で成し遂げたことだ。
それを誇ってほしい」
「そうだ、クラウス、ヴァルター、どちらかの愛の力も十分だったからこそ、
誰かが犠牲になることがなく、今を迎えられたのだ。
お前たちの愛に感謝する」
と銀鷲様が続けた。
「本来であればこの時点で我々はまた眠りにつきたいところだが、
お前たちの尽力に報いたい。
クラウス、お前の命が尽きるまでは我々はお前の召喚に応じることとしよう」
と黒竜様も続けた。
「え、本当ですか!?ありがとうございます。心強いです!」
とオレが言うと、
「魔獣の長を封印したばかりだから、
あと数年は魔獣の動きも活発化しているだろう。
騎士団でも対処できる程度だろうが、
我々も手を貸したい」
と金獅子様が言った。
そのとき
オレの目の前に
『エターナルワールド ゲーム エンド』
という長方形が出てきた。
「ゲーム?エンド?」
とオレがつぶやくと、
先輩が
「何か見えるのか?」
と聞いてきた。
「あ、なんかゲームエンドとかなんとか・・・」
とオレが言ったときにその長方形は消えた。
そしていつもオレの左上に見えていた、本も消えた。
「あ、消えた・・・」
すると金獅子様が
「全て終わったのだ。
だが、お前たちの人生はこれからだ。
お前たちのこれからの人生が幸溢れるものになるのを願っている」
と言って、聖獣たちも姿を消した。
こうして、
帝国におとずれた300年に一度の危機は、
極々限られた人間だけが知っていて、
帝国の多くの人々に知られることはなく、
帝国の危機を救った神子が
人々に褒めたたえられたり、あがめられたりすることなく、
ひっそりと幕を下ろした。
そして時は経ち。
オレは魔法騎士学院を卒業した後すぐにヴァルター先輩と籍を入れ、
ノイエンドルフ家の一員となった。
先輩と同じく、表面上はシャルフェンブルク帝国の宰相の補佐の仕事をつつ、
実際は皇帝陛下直属の影の騎士として任務をこなすようになった。
(もちろん宰相もノイエンドルフ家の役目は承知している)
魔法騎士学院を卒業するまでにもっと強くなれればよかったけど、
結局その他大勢程度の魔法や戦闘力しか会得できなかった。
が、
オレには聖獣たちという心強すぎる味方がいるので、
騎士団では対処が大変だろう魔獣も一般人に被害が出る前に
内密にオレとヴァルター先輩で対処しているのだった。
金獅子騎士団はアルベルト先輩、銀鷲騎士団はレグルス先輩が団長を務めているので、
このあたりの連携は最強だ。
残る黒竜騎士団もそのうち強固な連携ができそうだと先輩は言っていた。
そういえば、学院時代の親友のルーカスが配属されたのも黒竜騎士団だったな。
あいつ、元気にやってるかな・・・
なんて物思いにふけっていたら、
「久しぶりに2人で何もない休暇を楽しんでいるのに、
クラウスは俺以外のことを考えているのではないか?」
と、しなだれかかってきた。
「あ、先輩、ばれました!?」
とオレが返すと、先輩はオレの左手を握り、薬指にはめられた指輪をなでながら言った。
「なあクラウス、そろそろ先輩はやめてくれないか?
それにそのしゃべり方も。よそよそしく感じて寂しい。
付き合い始めて、どころか、籍を入れてしばらく経つのに・・・」
と今度はいじけだした。
「じゃあしゃべり方はやめる。でも先輩って呼ぶのはやめないよ」
「なんで先輩はやめないの?」
「だってもう先輩のことを先輩って呼ぶのはオレだけじゃん。
オレだけがヴァルター先輩を先輩って呼びたいの。
ね、いいでしょ?せ・ん・ぱ・い」
「はぁ、クラウスには敵わないな。一生敵わない」
先輩が飽きれたように、でもうれしそうに言った。
オレたちはそのまま唇を重ねた。
今日は何の予定もない、
確か明日もゆっくり寝ていられるはず。
このまま先輩と思う存分いちゃいちゃしよう。
先輩も同じことを思っているのは知ってる。
今日は、いや、今日も、出会った頃にはできなかったことを、たくさんたくさんしよう。
おしまい。
---------------------------------------------------
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
本当に感謝です!!
無事に『乙女ゲー三部作』完結しました!
いやぁ、
過保護で独占欲の強い攻めであるヴァルターくん、
最初の頃の強気なんだか優しいんだかわからない感じから、
弱気なんだか優しいんだかわからない感じになりましたが、
好きな子の前ではヤンデレ風味になっちゃうのよ・・・ってことで。
好きです、ヤンデレ。
楽観的で、何事もなんとかなるっしょって感じの受けだったクラウスくん、
実はスパダリなヴァルターくんに平凡なオレが釣り合わない、って
コンプレックスを密かに持っていたのがヘキです。
好きです、コンプレックス。
というか、
この小説は全年齢だし、
いわゆるタチネコ的表現はないし、
好きなるのもお互い同時みたいな感じなので、
攻めとは?受けとは?
と思っているんですが、
それはもう私の中の概念みたいもん、ということで・・・おねしゃす。
(何言ってるんだ)
そして乙女ゲー、
ツッコミどころ満載でごめんなさい。
最後のほうは公式の狙いとしては
「好感度が高くないとクリアできない」
という設定で、
世界観的には
「信じる心が力になる、某魔法騎士の世界」
と似たようなものだと思ってください・・・
考察、ダメ、絶対(何回目だよ。)
最後に番外編として
「乙女ゲームの難関攻略対象をたぶらかしてみた結果。」
「俺が王太子殿下の専属護衛騎士になるまでの話。」
にも、
数年後にこの主人公たちが同じ夜会に出席する話を
それぞれの視点で書きたいと思います。
残りの2作品と合わせて楽しんでいただけたら幸いです。
でも呼吸はしていない。
なんで。
どうして。
オレは泣きじゃくりながら
「先輩!起きてください!オレにウソは言わないんでしょ!大丈夫なんでしょ!?」
と叫び続けていた。
すると金獅子様が言った。
「お前にはヴァルターを救う力がある」
「え・・・どういうことですか!?」
「お前はシュジンコウだから、ヴァルターを救うことができる」
シュジンコウ?なんのこと?
「お前の、ヴァルターを想う心が強い力となり、ヴァルターの魂をこの世に戻すことができる」
金獅子様が言うことはちっともよくわからない。
銀鷲様も言う。
「クラウス、強く願いなさい。そうすればヴァルターは戻ってくる」
黒竜様も頷いた。
聖獣たちが何を言ってるかよくわからないけど、なんでもいい。なんだってする。
先輩が返ってきてくれるなら。
オレは必死で願った。祈った。祈りまくった。
お願いします、ヴァルター先輩を返してください。
オレは先輩がいなきゃ生きていけない。とてもとても大切な人なんです。
お願いします!
お願いします!!
お願いします!!!
すると先ほどと同じようにあたりが光に包まれた。
そして目を開けると、先輩も目を開けるところだった。
「先輩~!!!」
オレは涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、先輩に飛びついた。
「あれ、なんで・・・クラウス?」
先輩は虚を突かれたような顔をしていた。
「先輩!なんでオレにウソついたんですか!大丈夫じゃないじゃないですか!
オレだって・・・オレだって先輩がいなきゃ・・・生きていけないよ!」
先輩はオレの悲痛な叫びを聞いてオレをぎゅっと抱きしめた。そして叫んだ。
「ごめん!ごめん!ごめん、クラウス!!!」
いつも謝るときは「すまない」って言う先輩が、
「ごめん」って言った。
先輩がオレに対して知らず知らずのうちに演じていたであろう
「かっこいい先輩」ですらない、本当の先輩の心に触れた気がした。
金獅子様がオレ達に話しかけてきた。
「魔獣の長の封印という、我々の願いをかなえてくれて感謝している。
お前たちにはたくさんの選択肢があった。
その中で、お前たちは自分の意思で道を選び、この結末を迎えることができた。
誰にも強制されていない、自分たちの力で成し遂げたことだ。
それを誇ってほしい」
「そうだ、クラウス、ヴァルター、どちらかの愛の力も十分だったからこそ、
誰かが犠牲になることがなく、今を迎えられたのだ。
お前たちの愛に感謝する」
と銀鷲様が続けた。
「本来であればこの時点で我々はまた眠りにつきたいところだが、
お前たちの尽力に報いたい。
クラウス、お前の命が尽きるまでは我々はお前の召喚に応じることとしよう」
と黒竜様も続けた。
「え、本当ですか!?ありがとうございます。心強いです!」
とオレが言うと、
「魔獣の長を封印したばかりだから、
あと数年は魔獣の動きも活発化しているだろう。
騎士団でも対処できる程度だろうが、
我々も手を貸したい」
と金獅子様が言った。
そのとき
オレの目の前に
『エターナルワールド ゲーム エンド』
という長方形が出てきた。
「ゲーム?エンド?」
とオレがつぶやくと、
先輩が
「何か見えるのか?」
と聞いてきた。
「あ、なんかゲームエンドとかなんとか・・・」
とオレが言ったときにその長方形は消えた。
そしていつもオレの左上に見えていた、本も消えた。
「あ、消えた・・・」
すると金獅子様が
「全て終わったのだ。
だが、お前たちの人生はこれからだ。
お前たちのこれからの人生が幸溢れるものになるのを願っている」
と言って、聖獣たちも姿を消した。
こうして、
帝国におとずれた300年に一度の危機は、
極々限られた人間だけが知っていて、
帝国の多くの人々に知られることはなく、
帝国の危機を救った神子が
人々に褒めたたえられたり、あがめられたりすることなく、
ひっそりと幕を下ろした。
そして時は経ち。
オレは魔法騎士学院を卒業した後すぐにヴァルター先輩と籍を入れ、
ノイエンドルフ家の一員となった。
先輩と同じく、表面上はシャルフェンブルク帝国の宰相の補佐の仕事をつつ、
実際は皇帝陛下直属の影の騎士として任務をこなすようになった。
(もちろん宰相もノイエンドルフ家の役目は承知している)
魔法騎士学院を卒業するまでにもっと強くなれればよかったけど、
結局その他大勢程度の魔法や戦闘力しか会得できなかった。
が、
オレには聖獣たちという心強すぎる味方がいるので、
騎士団では対処が大変だろう魔獣も一般人に被害が出る前に
内密にオレとヴァルター先輩で対処しているのだった。
金獅子騎士団はアルベルト先輩、銀鷲騎士団はレグルス先輩が団長を務めているので、
このあたりの連携は最強だ。
残る黒竜騎士団もそのうち強固な連携ができそうだと先輩は言っていた。
そういえば、学院時代の親友のルーカスが配属されたのも黒竜騎士団だったな。
あいつ、元気にやってるかな・・・
なんて物思いにふけっていたら、
「久しぶりに2人で何もない休暇を楽しんでいるのに、
クラウスは俺以外のことを考えているのではないか?」
と、しなだれかかってきた。
「あ、先輩、ばれました!?」
とオレが返すと、先輩はオレの左手を握り、薬指にはめられた指輪をなでながら言った。
「なあクラウス、そろそろ先輩はやめてくれないか?
それにそのしゃべり方も。よそよそしく感じて寂しい。
付き合い始めて、どころか、籍を入れてしばらく経つのに・・・」
と今度はいじけだした。
「じゃあしゃべり方はやめる。でも先輩って呼ぶのはやめないよ」
「なんで先輩はやめないの?」
「だってもう先輩のことを先輩って呼ぶのはオレだけじゃん。
オレだけがヴァルター先輩を先輩って呼びたいの。
ね、いいでしょ?せ・ん・ぱ・い」
「はぁ、クラウスには敵わないな。一生敵わない」
先輩が飽きれたように、でもうれしそうに言った。
オレたちはそのまま唇を重ねた。
今日は何の予定もない、
確か明日もゆっくり寝ていられるはず。
このまま先輩と思う存分いちゃいちゃしよう。
先輩も同じことを思っているのは知ってる。
今日は、いや、今日も、出会った頃にはできなかったことを、たくさんたくさんしよう。
おしまい。
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ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
本当に感謝です!!
無事に『乙女ゲー三部作』完結しました!
いやぁ、
過保護で独占欲の強い攻めであるヴァルターくん、
最初の頃の強気なんだか優しいんだかわからない感じから、
弱気なんだか優しいんだかわからない感じになりましたが、
好きな子の前ではヤンデレ風味になっちゃうのよ・・・ってことで。
好きです、ヤンデレ。
楽観的で、何事もなんとかなるっしょって感じの受けだったクラウスくん、
実はスパダリなヴァルターくんに平凡なオレが釣り合わない、って
コンプレックスを密かに持っていたのがヘキです。
好きです、コンプレックス。
というか、
この小説は全年齢だし、
いわゆるタチネコ的表現はないし、
好きなるのもお互い同時みたいな感じなので、
攻めとは?受けとは?
と思っているんですが、
それはもう私の中の概念みたいもん、ということで・・・おねしゃす。
(何言ってるんだ)
そして乙女ゲー、
ツッコミどころ満載でごめんなさい。
最後のほうは公式の狙いとしては
「好感度が高くないとクリアできない」
という設定で、
世界観的には
「信じる心が力になる、某魔法騎士の世界」
と似たようなものだと思ってください・・・
考察、ダメ、絶対(何回目だよ。)
最後に番外編として
「乙女ゲームの難関攻略対象をたぶらかしてみた結果。」
「俺が王太子殿下の専属護衛騎士になるまでの話。」
にも、
数年後にこの主人公たちが同じ夜会に出席する話を
それぞれの視点で書きたいと思います。
残りの2作品と合わせて楽しんでいただけたら幸いです。
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