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シュシュとかまくらを作る

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シュシュが雪ではしゃいでいるので、シュシュにかまくらを教えることにした。二人で協力してドームを作る。完成したかまくらにシュシュが目を輝かせる。可愛い。

「早速中に入ってみましょう、ニタ」

「ああ。シエルもおいで」

「わんっ!」

シエルも連れてきて中に入る。うん、中は温かい。炬燵も準備OKだ。

「わあ…ニタの言った通り温かいですね!」

「だろう?炬燵に入るともっと温かいな」

「わん!」

シエルはちゃっかりシュシュの横を占領する。が、対面に座る俺の方がシュシュにむしろ近いのではないだろうか?

「シュシュ、今日もアイスクリームとみかんを用意したぞ。あと、刺繍用の道具もある」

「ニタ、ありがとうございます。早速みかんを食べましょう!」

「そうだな」

甘いみかんとアイスクリームを食べながら、かまくらの外でちらちらと降る雪を眺める。

「雪って本当に綺麗ですね。なんだか幻想的で、とても不思議な気分になります」

「たしかに、なんだか非日常的で楽しいよな」

「それに、雪ってなんでも出来るんですね。雪だるまに雪合戦、かまくらも!雪で作ったドームなのに、こんなに温かいなんて凄いです!」

「しかも何故か溶けないしなぁ。見てよし、遊んでよし、作ってよしとは今更ながら恐れ入る」

「雪って本当に万能ですよね」

「しかも、こんなに小さいのに積もるとものすごい量になるからな。本当にすごいよ」

しばらくかまくらで過ごして、楽しんだ後屋内に戻った。シエルにおやつ用のドッグフードをあげるとめちゃくちゃ喜ばれる。単純で可愛い奴だ。

「今日はかまくらで過ごしてあんまり冷えてないしな。暖炉はつけるけど、ホットチョコレートは必要ないか」

「じゃあ、紅茶を用意してお茶の時間にしましょうか。今日のおやつはなんでしょう?」

「お前たち、用意を頼む」

「はい!」

ということでシュシュとシエルとお茶の時間。今日のおやつはクラフティ。

「温かくてふわとろで美味しいです!」

「出来立てのクラフティは美味いな。冷やしても美味しいんだが、それはまた今度だな」

「楽しみです!」

「シュシュならきっと気に入ってくれると思うぞ」

シュシュが目を輝かせるので、可愛くて思わず頭を撫でる。

「シュシュは可愛いな」

「に、ニタったら…」

頬を染める仕草も可愛い。シエルが羨ましそうに見ているがあえて見せつける。いいだろう。

「わんっ!」

シュシュの足元にすりすりと顔を擦り付けるシエル。そうかそうか。そんなに悔しいか。でも、シュシュは俺の婚約者なんだぞ。

「ふふ、シエルは甘えん坊だね」

そんなシエルを撫でて抱きしめるシュシュ。シュシュのためにも、ずっと一緒にいて仲良く過ごすんだぞ、シエル。
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