私と契約結婚してください!こちらの条件?恋愛です!

下菊みこと

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バゲットサンドの朝

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「姫乃、姫乃。朝だぞ、おはよう」

「うーん…君尋さん…おはようございます…」

横で寝ていたはずの君尋さんは、もう起きて朝の支度が済んでいるようです。そして私を起こしに来てくれました。でもまだ眠いです。

「ほら、姫乃。朝ごはん用意したから」

「朝ごはん…ありがとうございます…でも…眠い…」

「ほら、起きて歯磨きして顔洗ってこい。眠気も覚めるから」

「ううん…君尋さん…まだ眠い…」

「…まったく。ほら、行くぞ。お姫様」

そう言うと君尋さんは私をお姫様抱っこして洗面所まで連れてきてくれました。

「ほら、歯ブラシ。歯磨き粉つけてあるから」

「うーん…ありがとうございます…」

まだ眠いけれどなんとか歯磨きして顔を洗います。…うーん、眠気が覚めましたが…え、これどういう状況?いや、記憶はありますけど!むしろ記憶があるのが問題だと言いますか!

「姫乃、目は覚めたか?おはよ」

「おはようございます…君尋さん…色々とすみません…」

「いやいや、気にすることはないさ。昨日はなんだかんだで話が楽しくて眠るのが遅くなったしな」

「はい…本当にすみません…」

「それよりも今日の朝は昨日余らせたバゲットと他の具でバゲットサンドにしよう。好きな具を挟んで食べないか?」

「本当ですか?すごく美味しそうですね!」

「チーズもまだ余ってるからそれも挟もうな」

どうにかテンションを持ち直した私の頭をなでなでと撫でてくれる君尋さん。でも朝ごはんの前にスーツにお着替えしないといけません。

「とりあえずお着替えしてきます」

「ん。先にリビング行ってる」

「すぐ行きます!」

急いでお着替えをして身だしなみを整えます。

「君尋さん、改めておはようございます!お着替え終わりました!」

「ん、おはよう姫乃。ほら、食べよう」

「わあ!お野菜とお肉とチーズがいっぱいですね!」

「昨日の余りとはいえ、なかなか美味しいと思うぞ」

「楽しみです!」

朝からこんな贅沢なものを食べられるなんて最高です!

「今日も一日いい日になりそうですね!」

「少なくとも俺は、今日も朝の自由な時間を姫乃と過ごせて幸せだぜ」

そう言って私の頭をなでなでと撫でてくれる君尋さん。そんなことさらっと言うのでドキドキしてしまいます。

「はは、照れてる姫乃も可愛いな」

「き、君尋さんったら…」

「ほら、早速食べよう」

「はい。いただきます!」

「いただきます」

早速バゲットに蕩かしたチーズと色んな具材を挟んで食べる。

「うーん、美味しいです!」

「このチーズとバゲットがいい仕事してるんだよなぁ」

「はい。お肉とお野菜もとっても合いますね。美味しいです!」

「海老やホタテもいけるぞ。試してみるか?」

「はい。やってみますね!」

「朝からそんなに食えるか?何も俺のを一口貰えばいいだろう。はい、どうぞ」

「え、い、いいんですか!?」

「もちろん」

これは所謂『あーん』というやつ…!すごくときめきます!

「あーん…うーん、美味しいですね!こっちもいいですね!」

照れているのを必死に隠しますが、君尋さんにはバレていそうです。

「姫乃、そっちも一口くれるか?」

「は、はい、あーん」

「あーん。うん、やっぱり肉もいいなぁ」

こうして早速朝からいちゃいちゃしながら今日が始まりました。今日も一日いい日になりそうです!
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