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婚約者のお友達からのお説教
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僕は今、割とピンチである。
「…で?エレナ様を守ってくださるというのは嘘だったのかしら」
「そんなことはない。ただ…力不足だった。申し訳ない」
「申し訳ないで済むわけありませんわ!エレナ様に何かあったら…!私、もう…!」
エレナのお友達、それも女性に目の前で泣かれそうになっているからだ。
「皇太子殿下ぁ。流石に皇太子殿下が悪いとは思っていませんけどぉ、むしろエレナ様を見つけて救ってくださって有り難いくらいですけどぉ…正直ちょっと、恨みます」
ジェシカ嬢が突然低い声で間延びした喋り方をやめるものだから思わず固まる。多分僕は今青ざめている。オーギュスティナ嬢ですらジェシカ嬢をまじまじと信じられないものを見る目で見ていた。
「…なぁんちゃってぇ。うふふ、驚きましたぁ?」
「ジェシー様、もしかして私以上に激おこですの…?」
「うふふー」
「否定、なさらないのね…」
怖い。逃げたい。
「まあ、でもぉ…一旦休戦して、共同戦線と行きましょうかぁ。目標はオデット・アダラール。絶対逃がしません」
おーい、また間延びした喋り方忘れてるよー。…なんて、言える雰囲気じゃない。
「そ、それもそうだね…彼女の実家がなんとか揉み消そうと躍起になってるし」
「まあ、早速ですの?」
「ポーラ嬢とリゼット嬢とサラ嬢が彼女の命令だとはっきり証言をしているからね」
「なるほどぉ」
目が怖いよ、ジェシカ嬢。
「だから、あの三人を貴族裁判にかける前に貴族牢ではなく奴隷用の牢に入れるよう働きかけて来たね。獄中死を狙っているんじゃないかな。まあ、そんなことさせないために特例で護衛は付けてるけど」
「まあ、皇太子殿下の指示ではなかったのですね」
「さすがにね。彼女達にはオデット嬢の貴族裁判で証言をさせないといけないから」
「そんな皇太子殿下にプレゼントですぅ」
ジェシカ嬢から大きな封筒に入った書類を渡される。
「これは?」
「ポーラ様とリゼット様とサラ様がオデット様に日常的に奴隷扱いを受けていたという証言ですぅ。あとこっちも」
ジェシカ嬢が次に渡してきたのは三冊の日記。
「日記?」
「ポーラ様とリゼット様とサラ様がつけていた日記ですぅ。ここに日常的に奴隷扱いを受けていた記録、そして…オデット様からの、エレナ様へ危害を加えろという命令についても書かれていますぅ。もし何かあった時、証拠の隠滅を恐れて簡単に見つからない場所に隠したそうですぅ」
「…それは、有力な情報をありがとう。証拠としては充分に役に立つとは思うけど、どうやって手に入れたの?」
僕はおそらく今、すごく怪訝な顔をしているのだろう。ジェシカ嬢がにんまりと笑った。
「私達の得意分野ですぅ」
「…また新しい魔道具かい?」
「そうですぅ。ね、ティナ様?」
「え、ええ。過去の映像を動画として映し出す射影機という物を開発したんですの。ただ…まだ開発段階で、動画の質が悪く、音声にも映像にもノイズが入るので改良しなければ裁判に間に合いそうにないですけれど…なんとか改良を間に合わせて、オデット様がポーラ様とリゼット様とサラ様に命令した証拠にしようと動いていますわ」
僕は納得して頷く。
「なるほど、それを使って証拠の日記の在り処を見つけたんだね。で、肝心のオデット嬢のポーラ嬢とリゼット嬢とサラ嬢への命令のシーンが証拠として使うにはノイズが多いと…」
「そうですの。でも、間に合わせますから、使ってくださいます?」
「もちろんだとも。よろしくお願いするよ」
「ええ。お任せくださいまし」
「私とティナ様の手にかかればお安い御用ですぅ」
エレナのお友達は頼もしいな。そして…ちょっと怖い。もう怒らせないようにしよう。
「それでぇ、皇太子殿下ぁ」
「なにかな?」
「次にエレナ様を危険に晒したら、皇太子殿下の恥ずかしい過去を全部動画にしてエレナ様に見せますから」
間延びした話し方をやめてぴしゃりと言い放つジェシカ嬢に背筋が凍る。こくこくと頷くとジェシカ嬢は微笑んだ。
「わかってくれればいいんですぅ。共同戦線を張るためにも、皇太子殿下を信用させてくださいねぇ」
「わ、わかってる」
あのジェシカ嬢の大親友で相棒のオーギュスティナ嬢ですら、ジェシカ嬢に怯えた目を向けている。普段温厚な女性は怒らせてはいけないな、うん。
「じゃあ、私達はこれで失礼致しますわ。皇太子殿下はオデット様の件でお忙しいでしょうから、見送りは結構ですわ」
「その代わりぃ、必ず彼女を貴族裁判に掛けてくださいねぇ。貴族裁判に掛けられた時点で最大級の汚名になりますしぃ、勝てる証拠もご用意しますしぃ」
「尽力する。任せてくれ」
「信じてますぅ。失礼しますぅ」
「ご機嫌よう」
帰って行った二人が馬車に乗り込むのを窓越しに見送る。
「エレナは本当に、人に好かれる天才だな」
あの二人のエレナ好きは、正直ただの友達にしては行き過ぎな気がする。それだけ人を惹きつける魅力が、エレナにはあるということだ。
「…誰にも取られないように、僕は今度こそ頑張らないと」
今回は、オデット嬢に奪われるところだった。次は、なにがあるかわからない。でも、エレナは僕の婚約者だから色々と狙われやすい。それに、人を惹きつけるから別の意味でも狙われるだろう。誰にも取られないよう、せいぜいオデット嬢を見せしめにしてやる。
「…で?エレナ様を守ってくださるというのは嘘だったのかしら」
「そんなことはない。ただ…力不足だった。申し訳ない」
「申し訳ないで済むわけありませんわ!エレナ様に何かあったら…!私、もう…!」
エレナのお友達、それも女性に目の前で泣かれそうになっているからだ。
「皇太子殿下ぁ。流石に皇太子殿下が悪いとは思っていませんけどぉ、むしろエレナ様を見つけて救ってくださって有り難いくらいですけどぉ…正直ちょっと、恨みます」
ジェシカ嬢が突然低い声で間延びした喋り方をやめるものだから思わず固まる。多分僕は今青ざめている。オーギュスティナ嬢ですらジェシカ嬢をまじまじと信じられないものを見る目で見ていた。
「…なぁんちゃってぇ。うふふ、驚きましたぁ?」
「ジェシー様、もしかして私以上に激おこですの…?」
「うふふー」
「否定、なさらないのね…」
怖い。逃げたい。
「まあ、でもぉ…一旦休戦して、共同戦線と行きましょうかぁ。目標はオデット・アダラール。絶対逃がしません」
おーい、また間延びした喋り方忘れてるよー。…なんて、言える雰囲気じゃない。
「そ、それもそうだね…彼女の実家がなんとか揉み消そうと躍起になってるし」
「まあ、早速ですの?」
「ポーラ嬢とリゼット嬢とサラ嬢が彼女の命令だとはっきり証言をしているからね」
「なるほどぉ」
目が怖いよ、ジェシカ嬢。
「だから、あの三人を貴族裁判にかける前に貴族牢ではなく奴隷用の牢に入れるよう働きかけて来たね。獄中死を狙っているんじゃないかな。まあ、そんなことさせないために特例で護衛は付けてるけど」
「まあ、皇太子殿下の指示ではなかったのですね」
「さすがにね。彼女達にはオデット嬢の貴族裁判で証言をさせないといけないから」
「そんな皇太子殿下にプレゼントですぅ」
ジェシカ嬢から大きな封筒に入った書類を渡される。
「これは?」
「ポーラ様とリゼット様とサラ様がオデット様に日常的に奴隷扱いを受けていたという証言ですぅ。あとこっちも」
ジェシカ嬢が次に渡してきたのは三冊の日記。
「日記?」
「ポーラ様とリゼット様とサラ様がつけていた日記ですぅ。ここに日常的に奴隷扱いを受けていた記録、そして…オデット様からの、エレナ様へ危害を加えろという命令についても書かれていますぅ。もし何かあった時、証拠の隠滅を恐れて簡単に見つからない場所に隠したそうですぅ」
「…それは、有力な情報をありがとう。証拠としては充分に役に立つとは思うけど、どうやって手に入れたの?」
僕はおそらく今、すごく怪訝な顔をしているのだろう。ジェシカ嬢がにんまりと笑った。
「私達の得意分野ですぅ」
「…また新しい魔道具かい?」
「そうですぅ。ね、ティナ様?」
「え、ええ。過去の映像を動画として映し出す射影機という物を開発したんですの。ただ…まだ開発段階で、動画の質が悪く、音声にも映像にもノイズが入るので改良しなければ裁判に間に合いそうにないですけれど…なんとか改良を間に合わせて、オデット様がポーラ様とリゼット様とサラ様に命令した証拠にしようと動いていますわ」
僕は納得して頷く。
「なるほど、それを使って証拠の日記の在り処を見つけたんだね。で、肝心のオデット嬢のポーラ嬢とリゼット嬢とサラ嬢への命令のシーンが証拠として使うにはノイズが多いと…」
「そうですの。でも、間に合わせますから、使ってくださいます?」
「もちろんだとも。よろしくお願いするよ」
「ええ。お任せくださいまし」
「私とティナ様の手にかかればお安い御用ですぅ」
エレナのお友達は頼もしいな。そして…ちょっと怖い。もう怒らせないようにしよう。
「それでぇ、皇太子殿下ぁ」
「なにかな?」
「次にエレナ様を危険に晒したら、皇太子殿下の恥ずかしい過去を全部動画にしてエレナ様に見せますから」
間延びした話し方をやめてぴしゃりと言い放つジェシカ嬢に背筋が凍る。こくこくと頷くとジェシカ嬢は微笑んだ。
「わかってくれればいいんですぅ。共同戦線を張るためにも、皇太子殿下を信用させてくださいねぇ」
「わ、わかってる」
あのジェシカ嬢の大親友で相棒のオーギュスティナ嬢ですら、ジェシカ嬢に怯えた目を向けている。普段温厚な女性は怒らせてはいけないな、うん。
「じゃあ、私達はこれで失礼致しますわ。皇太子殿下はオデット様の件でお忙しいでしょうから、見送りは結構ですわ」
「その代わりぃ、必ず彼女を貴族裁判に掛けてくださいねぇ。貴族裁判に掛けられた時点で最大級の汚名になりますしぃ、勝てる証拠もご用意しますしぃ」
「尽力する。任せてくれ」
「信じてますぅ。失礼しますぅ」
「ご機嫌よう」
帰って行った二人が馬車に乗り込むのを窓越しに見送る。
「エレナは本当に、人に好かれる天才だな」
あの二人のエレナ好きは、正直ただの友達にしては行き過ぎな気がする。それだけ人を惹きつける魅力が、エレナにはあるということだ。
「…誰にも取られないように、僕は今度こそ頑張らないと」
今回は、オデット嬢に奪われるところだった。次は、なにがあるかわからない。でも、エレナは僕の婚約者だから色々と狙われやすい。それに、人を惹きつけるから別の意味でも狙われるだろう。誰にも取られないよう、せいぜいオデット嬢を見せしめにしてやる。
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