10 / 57
カインドの日
しおりを挟む
今日はカインドの日。
「カイー!来たわよー!今日は何がしたい?」
「リア様。僕はリア様と一緒に過ごせるだけで幸せです」
んんんんんん!可愛い。天使。尊い。
「遠慮しなくていいんだよ。何かない?」
「じゃあ、勉強を教え頂けますか?」
「いいよ。なんの勉強をしたい?」
「治療術師になるための勉強をお願いします」
「…治療術師かぁ。わかった。じゃあ適正があるか調べてみよっか」
「はい」
治療術師になるには光属性の魔法が使えなければならない。光属性は貴重な魔力。出来ることなら夢を叶えてあげたいけど…。
「…!光属性持ちだよ!良かったね、カイ!」
「良かったです。では、早速ご教授願います」
「うんうん。じゃあヒールからやってみようか」
「ヒール」
「こうして手に魔力を込めて、ヒールって唱えてみて」
教科書のとおりに教える。
「はい。ヒール!」
「おお、一発で出来るとは。じゃあ同じ要領でエリアヒールをやってみて」
「エリアヒール!…あれ?」
「難しいよね。ゆっくりやってみようか」
「はい…」
「いやぁ…まさか一日でエリアヒールを覚えるとは…」
さすが天使。マジ天使。尊い。よく頑張った。
「ふふふ。これで少しは早く自立してチャイルドパラダイスに恩返しができますかね?」
「もう!みんなそんなに自立自立って考えなくてもいいのよ?私が守ってあげるから!それでなくても貴方達はまだ幼いんだから…」
「ですが、チャイルドパラダイスの運営をいつまでもリア様だけに頼るのは…」
「もう!頼ってくれていいのよ!お願いだからそんな寂しいことを言わないで!私にとっては貴方達の存在自体が幸せそのものなのだから!」
「リア様…貴女という方は本当に…」
「え?」
何故か呆れた顔をされる。何かしちゃったかな。
「ああ。自覚がないなら仕方がないです。ただ、もう少し自分のことも考えてくださいね」
「?私は私のことしか考えてないわよ?みんなのことだって、私自身の幸福のためにやっているんだもの」
「まあ、貴女はそういう方ですよね。いつも自分のことは差し置いて、人のことばかり優先して…見ているこちらが心配になるというのに」
「え?」
「リア様。リア様が僕たちを守ってくださるというのなら、僕たちがリア様を守りますから。それだけは許してくださいね」
「ふふ。ありがとう、カイ」
こうしてカインドの日は無事に終わりました。今日もカイが可愛くてとても心がほっこりしました。
「カイー!来たわよー!今日は何がしたい?」
「リア様。僕はリア様と一緒に過ごせるだけで幸せです」
んんんんんん!可愛い。天使。尊い。
「遠慮しなくていいんだよ。何かない?」
「じゃあ、勉強を教え頂けますか?」
「いいよ。なんの勉強をしたい?」
「治療術師になるための勉強をお願いします」
「…治療術師かぁ。わかった。じゃあ適正があるか調べてみよっか」
「はい」
治療術師になるには光属性の魔法が使えなければならない。光属性は貴重な魔力。出来ることなら夢を叶えてあげたいけど…。
「…!光属性持ちだよ!良かったね、カイ!」
「良かったです。では、早速ご教授願います」
「うんうん。じゃあヒールからやってみようか」
「ヒール」
「こうして手に魔力を込めて、ヒールって唱えてみて」
教科書のとおりに教える。
「はい。ヒール!」
「おお、一発で出来るとは。じゃあ同じ要領でエリアヒールをやってみて」
「エリアヒール!…あれ?」
「難しいよね。ゆっくりやってみようか」
「はい…」
「いやぁ…まさか一日でエリアヒールを覚えるとは…」
さすが天使。マジ天使。尊い。よく頑張った。
「ふふふ。これで少しは早く自立してチャイルドパラダイスに恩返しができますかね?」
「もう!みんなそんなに自立自立って考えなくてもいいのよ?私が守ってあげるから!それでなくても貴方達はまだ幼いんだから…」
「ですが、チャイルドパラダイスの運営をいつまでもリア様だけに頼るのは…」
「もう!頼ってくれていいのよ!お願いだからそんな寂しいことを言わないで!私にとっては貴方達の存在自体が幸せそのものなのだから!」
「リア様…貴女という方は本当に…」
「え?」
何故か呆れた顔をされる。何かしちゃったかな。
「ああ。自覚がないなら仕方がないです。ただ、もう少し自分のことも考えてくださいね」
「?私は私のことしか考えてないわよ?みんなのことだって、私自身の幸福のためにやっているんだもの」
「まあ、貴女はそういう方ですよね。いつも自分のことは差し置いて、人のことばかり優先して…見ているこちらが心配になるというのに」
「え?」
「リア様。リア様が僕たちを守ってくださるというのなら、僕たちがリア様を守りますから。それだけは許してくださいね」
「ふふ。ありがとう、カイ」
こうしてカインドの日は無事に終わりました。今日もカイが可愛くてとても心がほっこりしました。
50
あなたにおすすめの小説
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
転生したら、実家が養鶏場から養コカトリス場にかわり、知らない牧場経営型乙女ゲームがはじまりました
空飛ぶひよこ
恋愛
実家の養鶏場を手伝いながら育ち、後継ぎになることを夢見ていていた梨花。
結局、できちゃった婚を果たした元ヤンの兄(改心済)が後を継ぐことになり、進路に迷っていた矢先、運悪く事故死してしまう。
転生した先は、ゲームのようなファンタジーな世界。
しかし、実家は養鶏場ならぬ、養コカトリス場だった……!
「やった! 今度こそ跡継ぎ……え? 姉さんが婿を取って、跡を継ぐ?」
農家の後継不足が心配される昨今。何故私の周りばかり、後継に恵まれているのか……。
「勤労意欲溢れる素敵なお嬢さん。そんな貴女に御朗報です。新規国営牧場のオーナーになってみませんか? ーー条件は、ただ一つ。牧場でドラゴンの卵も一緒に育てることです」
ーーそして謎の牧場経営型乙女ゲームが始まった。(解せない)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる