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猫を助ける
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リーグルおじちゃんの所の食材の買い出しに行く。
「リーグルおじちゃん!来たよー!」
「おー、ミレイ!今日も元気いっぱいだな!」
私の頭をわしゃわしゃと撫でてくれるリーグルおじちゃん。なんとなくお父さんを思い出してちょっとだけうるっとくるけれど、バレないようににっこり笑った。
「じゃあ、今日はこのメモに書いてある食材を買ってきてくれるか?」
「おっけー!」
食材の買い出しをしに行くと、八百屋のおじちゃんとおばちゃんが褒めてくれる。
「おー。ミレイは今日もお仕事か?偉いなー」
「ミレイちゃん、よかったら飴ちゃん一つ貰っていきな!」
「おじちゃん、おばちゃん、ありがとう!」
飴玉を口の中で転がしながらリーグルおじちゃんの家に戻る。戻る頃には飴玉は無くなっていた。
「リーグルおじちゃん!帰ったよー!」
「おかえり、ミレイ!ほい、お小遣いだ。ご苦労様」
「リーグルおじちゃんありがとう!」
「こっちこそ助かったぞー、ありがとうな。これ、サンドイッチ持ってけ。昼に食べな」
「いいの?おじちゃん大好き!」
「あっはっは!ミレイは本当に良い子だな。気をつけてな」
「はーい!」
次はイヴおばあちゃんの家の草むしり。
「イヴおばあちゃん、来たよー」
「ミレイちゃん、いらっしゃい。早速草むしりお願いねぇ…麦茶があるから、時々休憩しながらやってねぇ」
「イヴおばあちゃんありがとう!リーグルおじちゃんからサンドイッチ貰ったから、一緒に食べよう?」
「あらまあ、じゃあお昼を過ぎたら一緒に食べようねぇ」
草むしりをして、手を洗ったらイヴおばあちゃんと一緒にサンドイッチを食べる。
「でね、テオがライトのことを褒めちぎってライトったら照れちゃってねー!」
「おやまあ…みんな仲良しだねぇ」
「イヴおばあちゃんとも仲良しだよ?」
「…この年寄りの楽しみは、みんなの成長を見守ることだよ。ミレイちゃん、長生きするんだよ」
「うん!もちろん!イヴおばあちゃんも長生きしてね!」
「ミレイちゃんは本当に良い子だねぇ。おばあちゃん、頑張るからねぇ」
そして草むしりも終わり、貰ったお小遣いを握りしめて孤児院に帰る。神父様、喜んでくれるかなぁ?少しでも孤児院の助けになったらいいなぁ。
「にゃん、にゃん」
「あ、猫ちゃん!」
「にゃん、にゃー」
「可愛いなぁ…え…」
可愛らしい猫が道の上で遊んでいた。…そこに馬車が突っ込んできた。
「危ない!」
「にゃん?」
私は咄嗟に猫を道の端に突き飛ばす。猫ちゃんは…無事だ。逃げていくのが見えた。よかった。私は意識を失った。
「リーグルおじちゃん!来たよー!」
「おー、ミレイ!今日も元気いっぱいだな!」
私の頭をわしゃわしゃと撫でてくれるリーグルおじちゃん。なんとなくお父さんを思い出してちょっとだけうるっとくるけれど、バレないようににっこり笑った。
「じゃあ、今日はこのメモに書いてある食材を買ってきてくれるか?」
「おっけー!」
食材の買い出しをしに行くと、八百屋のおじちゃんとおばちゃんが褒めてくれる。
「おー。ミレイは今日もお仕事か?偉いなー」
「ミレイちゃん、よかったら飴ちゃん一つ貰っていきな!」
「おじちゃん、おばちゃん、ありがとう!」
飴玉を口の中で転がしながらリーグルおじちゃんの家に戻る。戻る頃には飴玉は無くなっていた。
「リーグルおじちゃん!帰ったよー!」
「おかえり、ミレイ!ほい、お小遣いだ。ご苦労様」
「リーグルおじちゃんありがとう!」
「こっちこそ助かったぞー、ありがとうな。これ、サンドイッチ持ってけ。昼に食べな」
「いいの?おじちゃん大好き!」
「あっはっは!ミレイは本当に良い子だな。気をつけてな」
「はーい!」
次はイヴおばあちゃんの家の草むしり。
「イヴおばあちゃん、来たよー」
「ミレイちゃん、いらっしゃい。早速草むしりお願いねぇ…麦茶があるから、時々休憩しながらやってねぇ」
「イヴおばあちゃんありがとう!リーグルおじちゃんからサンドイッチ貰ったから、一緒に食べよう?」
「あらまあ、じゃあお昼を過ぎたら一緒に食べようねぇ」
草むしりをして、手を洗ったらイヴおばあちゃんと一緒にサンドイッチを食べる。
「でね、テオがライトのことを褒めちぎってライトったら照れちゃってねー!」
「おやまあ…みんな仲良しだねぇ」
「イヴおばあちゃんとも仲良しだよ?」
「…この年寄りの楽しみは、みんなの成長を見守ることだよ。ミレイちゃん、長生きするんだよ」
「うん!もちろん!イヴおばあちゃんも長生きしてね!」
「ミレイちゃんは本当に良い子だねぇ。おばあちゃん、頑張るからねぇ」
そして草むしりも終わり、貰ったお小遣いを握りしめて孤児院に帰る。神父様、喜んでくれるかなぁ?少しでも孤児院の助けになったらいいなぁ。
「にゃん、にゃん」
「あ、猫ちゃん!」
「にゃん、にゃー」
「可愛いなぁ…え…」
可愛らしい猫が道の上で遊んでいた。…そこに馬車が突っ込んできた。
「危ない!」
「にゃん?」
私は咄嗟に猫を道の端に突き飛ばす。猫ちゃんは…無事だ。逃げていくのが見えた。よかった。私は意識を失った。
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