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結婚式
「アリスティアお兄ちゃん、あのね!今日は流れ星がたくさん見られる日なんだって!星詠みの先生が言ってた!」
「そうなんですか?楽しみですね!」
「うん、それでね、アリスティアお兄ちゃんとお兄様と一緒に見たい!」
「じゃあ今夜、僕の部屋のバルコニーでみましょうか!」
「わーい!お兄様にも伝えてくるー!」
シエル様によると、今日はどうやら流星群が見られる日だそうです!クロヴィス様とシエル様と一緒に流星群を見られると思うと楽しみです!
「アリスティアお兄ちゃん!お兄様も早くー!」
「ふふ、シエル様。身体が冷えてしまいますからこれを羽織ってくださいね」
バルコニーの椅子に腰掛けて僕とクロヴィス様を呼ぶシエル様。ブランケットを羽織ってもらい、膝にも掛けておく。
「クロヴィス様もこれを使ってくださいね」
「ありがとう、アリス」
クロヴィス様もブランケットを受け取ってくれる。僕も座って、ブランケットを膝に掛けた。
「そろそろ流星群、見られますかね?」
「そうだな、そろそろ…あ」
「アリスティアお兄ちゃん!流れ星!」
「わ、綺麗…」
「お願い事しないと!」
見惚れていた僕にシエル様が声をかけてくれる。そうだ、確かこの国では流れ星にお願い事をするんだった。三回唱えれば良いんだっけ?
「…クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように!クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように!クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように!」
必死で祈る。この願いだけは叶えて欲しい。
「お菓子を山ほど食べられますように!お菓子を山ほど食べられますように!お菓子を山ほど食べられますように!」
シエル様のお願い事が可愛くて癒される。
「…私の番か。そうだな…アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように。アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように。アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように」
クロヴィス様が、僕も含めて家族と言ってくれてとても嬉しい。顔から火が出そうなくらい恥ずかしいけど。
「お祈りも済んだところで、星を鑑賞しましょうか」
「うん!」
「星々が流れていく様は本当に美しいな」
「そうだね、お兄様!アリスティアお兄ちゃんも気に入った?」
「はい、とっても!」
星を眺めながら、こうしてみんなで過ごすことができるのはとても幸せ。
「でも、アリスティアお兄ちゃんもお兄様も大胆だよね!」
「何がですか?」
「お祈りの内容!『クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように』『アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように』って、本人の目の前で言っちゃうんだもん!」
「そ、それは…!」
やってしまった!
「私はアリスを愛しているからな。シエルだってアリスが大好きだろう?」
「うん!」
「…ぼ、僕もお二人とも大好きです!」
嬉しいけどやっぱり照れちゃうよー。本当にクロヴィス様とシエル様、大好き!
「これからアリスティアお兄ちゃんとお兄様は、結婚するんだよね?結婚式はするの?」
「そうだな。結婚式も悪くないが…結婚式をするなら、二人ともタキシードになるんだろうか」
「アリスティアお兄ちゃんはどうしたい?ドレス?タキシード?」
「え、えーっと…タキシードかな」
「そうか。ならタキシードを手配しよう」
え、でも結婚式するの?
「そもそも、アリス。結婚式はしたいか?したくないか?」
「ええっと…僕男だし…いいのかな…」
「…?別に同性婚も国から認められているし、珍しいことではあるけど貴族なら政略結婚とかで有り得ることでしょう?」
「え」
シエル様はなんて言った?同性婚が国から認められている!?政略結婚とかで有り得る!?
「アリス、まさか知らなかった…のか?」
「う、うん。結婚って言っても事実婚的な感じだと思ってた…」
「えー!?お兄様なんで最初から言っておいてあげないの!?」
「すまない、知っていると思っていたんだ」
クロヴィス様が私に跪く。
「く、クロヴィス様!?」
「アリス」
僕の左手の薬指に輝く結婚指輪に、クロヴィス様がキスを落とした。
「もう一度乞う。私と結婚して欲しい。籍を入れよう。家族になってくれ」
「…は、はい!」
涙がポロポロ溢れる。クロヴィス様と本当にちゃんと結婚出来るんだ…!
「お兄様、アリスティアお兄ちゃん!改めておめでとう!」
「ありがとう、シエル」
「ありがとうございます、シエル様!」
「それで、結婚式するの?」
「…出来ればしたいです!」
正直に答える。一生に一度のイベントだから、やっぱりやりたい!
「わかった」
クロヴィス様はハンカチで僕の涙を拭ってくれる。
「良い式にしよう、アリス」
「はい、クロヴィス様!」
こうして流星群を見ながら、僕達は結婚式の話で盛り上がった。
流星群を見ながらのプロポーズから半年。今日は僕とクロヴィス様の結婚式だ。
「では、婚姻届にサインを」
「はい」
式の前に、婚姻届に僕とクロヴィス様でサインをして教会にそのまま提出する。
「アリス。これで夫婦になれたな」
「はい、クロヴィス様!」
「さあ、神前で誓いを立てよう」
「はい!」
そしてお互いに控え室に向かい、タキシードに着替える。
「アリスティアお兄ちゃん!着替え終わったー?」
ドアの外からシエル様の声。
「終わりましたよー」
「入るねー!…わ。アリスティアお兄ちゃん素敵!」
「そ、そうかな。えへへ…ありがとう!」
「アリスティアお兄ちゃんも素敵だけど、お兄様のタキシード姿も素敵だから楽しみにしててね!そろそろ来るかな」
その時ちょうどドアがノックされた。
「アリス、シエル。入って良いか?」
「は、はい!」
クロヴィス様が入室してくる。…わあ!
「クロヴィス様、かっこいい…!」
「そうだろうか?ありがとう。アリスに褒められるのはやはり嬉しいな。アリスも良く似合ってる。これがかっこ可愛いというやつか」
「え、えへへ。そうかなぁ。ありがとうございます!」
「ふふふ、二人とも仲良しさんだね!」
シエル様がニヤニヤする。でもシエル様はそんな顔も可愛い。
「そうそう。バージンロード、本当に僕が隣を歩いていいの?まあ、あの人に任せる気はないから全然良いんだけど」
クロヴィス様とシエル様はお父様とお母様をあんまり信用していない。それは僕も同じなので、申し訳ないけど式にはお姉様とオベール様だけ招待した。なのでバージンロードは誰と歩くか迷ったけど、やっぱりシエル様が一番かなって思った。なのでシエル様にお願いしてある。
「はい、是非シエル様と歩きたいです!」
「ふふ、わかった!じゃあ、そろそろだね。よろしくね!」
「はい!」
そして結婚式が始まる。クロヴィス様が招待したたくさんの人に見守られて、僕はシエル様と入場した。クロヴィス様の隣に立つと、神父様が誓いの言葉を読み上げる。
「それではお二人に伺います。本日お二人は、ここに集まった皆様に見守られて、晴れて夫婦となることができました。この喜びを忘れることなく、力を合わせて明るく幸せな家庭を築くことを誓いますか」
「誓います」
「誓います!」
「では、誓いの口付けを」
クロヴィス様と見つめ合う。お互いに優しく微笑んで、唇と唇が触れた。
「クロヴィス様、僕は生涯この日を忘れません」
「私も誓う。この日を、この気持ちを忘れない」
僕達はこうして、本当に夫婦となった。僕とクロヴィス様とシエル様。三人家族で、幸せに暮らしていけるよう心から願う。
「そうなんですか?楽しみですね!」
「うん、それでね、アリスティアお兄ちゃんとお兄様と一緒に見たい!」
「じゃあ今夜、僕の部屋のバルコニーでみましょうか!」
「わーい!お兄様にも伝えてくるー!」
シエル様によると、今日はどうやら流星群が見られる日だそうです!クロヴィス様とシエル様と一緒に流星群を見られると思うと楽しみです!
「アリスティアお兄ちゃん!お兄様も早くー!」
「ふふ、シエル様。身体が冷えてしまいますからこれを羽織ってくださいね」
バルコニーの椅子に腰掛けて僕とクロヴィス様を呼ぶシエル様。ブランケットを羽織ってもらい、膝にも掛けておく。
「クロヴィス様もこれを使ってくださいね」
「ありがとう、アリス」
クロヴィス様もブランケットを受け取ってくれる。僕も座って、ブランケットを膝に掛けた。
「そろそろ流星群、見られますかね?」
「そうだな、そろそろ…あ」
「アリスティアお兄ちゃん!流れ星!」
「わ、綺麗…」
「お願い事しないと!」
見惚れていた僕にシエル様が声をかけてくれる。そうだ、確かこの国では流れ星にお願い事をするんだった。三回唱えれば良いんだっけ?
「…クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように!クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように!クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように!」
必死で祈る。この願いだけは叶えて欲しい。
「お菓子を山ほど食べられますように!お菓子を山ほど食べられますように!お菓子を山ほど食べられますように!」
シエル様のお願い事が可愛くて癒される。
「…私の番か。そうだな…アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように。アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように。アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように」
クロヴィス様が、僕も含めて家族と言ってくれてとても嬉しい。顔から火が出そうなくらい恥ずかしいけど。
「お祈りも済んだところで、星を鑑賞しましょうか」
「うん!」
「星々が流れていく様は本当に美しいな」
「そうだね、お兄様!アリスティアお兄ちゃんも気に入った?」
「はい、とっても!」
星を眺めながら、こうしてみんなで過ごすことができるのはとても幸せ。
「でも、アリスティアお兄ちゃんもお兄様も大胆だよね!」
「何がですか?」
「お祈りの内容!『クロヴィス様とシエル様とずっと一緒にいられますように』『アリスを含めて家族全員慈しみ合い、これからも幸せであり続けられますように』って、本人の目の前で言っちゃうんだもん!」
「そ、それは…!」
やってしまった!
「私はアリスを愛しているからな。シエルだってアリスが大好きだろう?」
「うん!」
「…ぼ、僕もお二人とも大好きです!」
嬉しいけどやっぱり照れちゃうよー。本当にクロヴィス様とシエル様、大好き!
「これからアリスティアお兄ちゃんとお兄様は、結婚するんだよね?結婚式はするの?」
「そうだな。結婚式も悪くないが…結婚式をするなら、二人ともタキシードになるんだろうか」
「アリスティアお兄ちゃんはどうしたい?ドレス?タキシード?」
「え、えーっと…タキシードかな」
「そうか。ならタキシードを手配しよう」
え、でも結婚式するの?
「そもそも、アリス。結婚式はしたいか?したくないか?」
「ええっと…僕男だし…いいのかな…」
「…?別に同性婚も国から認められているし、珍しいことではあるけど貴族なら政略結婚とかで有り得ることでしょう?」
「え」
シエル様はなんて言った?同性婚が国から認められている!?政略結婚とかで有り得る!?
「アリス、まさか知らなかった…のか?」
「う、うん。結婚って言っても事実婚的な感じだと思ってた…」
「えー!?お兄様なんで最初から言っておいてあげないの!?」
「すまない、知っていると思っていたんだ」
クロヴィス様が私に跪く。
「く、クロヴィス様!?」
「アリス」
僕の左手の薬指に輝く結婚指輪に、クロヴィス様がキスを落とした。
「もう一度乞う。私と結婚して欲しい。籍を入れよう。家族になってくれ」
「…は、はい!」
涙がポロポロ溢れる。クロヴィス様と本当にちゃんと結婚出来るんだ…!
「お兄様、アリスティアお兄ちゃん!改めておめでとう!」
「ありがとう、シエル」
「ありがとうございます、シエル様!」
「それで、結婚式するの?」
「…出来ればしたいです!」
正直に答える。一生に一度のイベントだから、やっぱりやりたい!
「わかった」
クロヴィス様はハンカチで僕の涙を拭ってくれる。
「良い式にしよう、アリス」
「はい、クロヴィス様!」
こうして流星群を見ながら、僕達は結婚式の話で盛り上がった。
流星群を見ながらのプロポーズから半年。今日は僕とクロヴィス様の結婚式だ。
「では、婚姻届にサインを」
「はい」
式の前に、婚姻届に僕とクロヴィス様でサインをして教会にそのまま提出する。
「アリス。これで夫婦になれたな」
「はい、クロヴィス様!」
「さあ、神前で誓いを立てよう」
「はい!」
そしてお互いに控え室に向かい、タキシードに着替える。
「アリスティアお兄ちゃん!着替え終わったー?」
ドアの外からシエル様の声。
「終わりましたよー」
「入るねー!…わ。アリスティアお兄ちゃん素敵!」
「そ、そうかな。えへへ…ありがとう!」
「アリスティアお兄ちゃんも素敵だけど、お兄様のタキシード姿も素敵だから楽しみにしててね!そろそろ来るかな」
その時ちょうどドアがノックされた。
「アリス、シエル。入って良いか?」
「は、はい!」
クロヴィス様が入室してくる。…わあ!
「クロヴィス様、かっこいい…!」
「そうだろうか?ありがとう。アリスに褒められるのはやはり嬉しいな。アリスも良く似合ってる。これがかっこ可愛いというやつか」
「え、えへへ。そうかなぁ。ありがとうございます!」
「ふふふ、二人とも仲良しさんだね!」
シエル様がニヤニヤする。でもシエル様はそんな顔も可愛い。
「そうそう。バージンロード、本当に僕が隣を歩いていいの?まあ、あの人に任せる気はないから全然良いんだけど」
クロヴィス様とシエル様はお父様とお母様をあんまり信用していない。それは僕も同じなので、申し訳ないけど式にはお姉様とオベール様だけ招待した。なのでバージンロードは誰と歩くか迷ったけど、やっぱりシエル様が一番かなって思った。なのでシエル様にお願いしてある。
「はい、是非シエル様と歩きたいです!」
「ふふ、わかった!じゃあ、そろそろだね。よろしくね!」
「はい!」
そして結婚式が始まる。クロヴィス様が招待したたくさんの人に見守られて、僕はシエル様と入場した。クロヴィス様の隣に立つと、神父様が誓いの言葉を読み上げる。
「それではお二人に伺います。本日お二人は、ここに集まった皆様に見守られて、晴れて夫婦となることができました。この喜びを忘れることなく、力を合わせて明るく幸せな家庭を築くことを誓いますか」
「誓います」
「誓います!」
「では、誓いの口付けを」
クロヴィス様と見つめ合う。お互いに優しく微笑んで、唇と唇が触れた。
「クロヴィス様、僕は生涯この日を忘れません」
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僕達はこうして、本当に夫婦となった。僕とクロヴィス様とシエル様。三人家族で、幸せに暮らしていけるよう心から願う。
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