酔って幼馴染とやっちゃいました。すごく気持ち良かったのでそのままなし崩しで付き合います。…ヤンデレ?なにそれ?

下菊みこと

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幸せのスパイラル

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『…今年もようやく涼しくなってきました。つい先日まで暖かい日が続いたので、急な寒さによる体調不良にお気をつけください』

二人でリビングのソファーに座り、なんとなくつけていたテレビの天気予報を眺める。

「家の中でぬくぬくしてると、寒暖差もわからないねー」

「そうだね。でもそろそろ必要かと思って貼るカイロ買い溜めしておいたよ」

「ありがとう!通勤するのに助かるよー」

私がそう言えば少し不安そうな顔の夏希。

「ゆめ…やっぱり二人で少し早めに家を出て、一緒に通勤する?」

「送り迎えしてくれるってこと?」

「うん」

「でも、負担になっちゃうからいいよ」

「ゆめのためなら、負担なんて感じない」

真剣な表情で、そう言ってくれる夏希に愛を感じる。嬉しい。

「えへへ。夏希、ありがとう。本当に嬉しいよ」

「ゆめ…!」

「けど、私は大丈夫。どうしても不安な時は連絡するから」

「…じゃあ、帰りだけ。帰りだけは、一緒に帰らない?」

「んー。夏希はその方がいい?」

私が問えば深く頷かれた。

「うん。その方が安心する」

「…わかった。じゃあそうしようか」

「うん!」

夏希の優しさが心に沁みる。夏希の気持ちをちゃんと理解してからというもの、言葉や行動の節々に愛を感じる。

「私は世界一の幸せ者だね」

「え?」

「夏希の気持ちをちゃんと知ってから、夏希の愛をすごく感じるの。ふふ、なんか本当に世界が変わったくらい幸せ」

「ゆめ…っ」

ぎゅうぎゅうと抱きしめられて、私も夏希を抱きしめ返す。

「これから夏希にもたくさん愛を伝えるからね」

「その言葉だけで天にも昇る心地だよ」

「ふふ」

大げさだと思っていた愛情表現も、本当に思ってくれてるんだろうなと感じられるようになった。そうなるとさらに幸せが加速して、幸せのスパイラルだ。

「愛してるよ、夏希」

「ゆめ、愛してる」

夏希は素敵な人だから、この幸せを守るためにも私も素敵な人にならなきゃね。夏希がこれからもずっと私を見てくれるように。

「夏希、私頑張るね!」

「うん?」

きょとんとする夏希に、にっこり笑う。素敵な人になると言っても何から始めたらいいのかわからないので、夏希にもらっているたくさんの愛情を倍にして返すところから始めたいと思う。
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