とある鬼と雛鳥の話

下菊みこと

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雛鳥と怪談

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「雛鳥、雛鳥」

「はい、鬼灯様」

「これをあげるよ」

「これは…怪談百話?」

「最近流行りの怪談をまとめた本らしいよ」

雛鳥は今や読み書きは大得意となったので、夏らしい本でも買ってやるかと思って仕入れた。

「面白そうですね…!ありがとうございます!」

「まあ、本物の怪異を目の前にして怪談もなにもないかもしれないけれど」

「そんなことありません!鬼灯様からの贈り物は全て大切な宝物です!」

「雛鳥はブレないねぇ」

そういうところが、お気に入りなのだけどね。
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