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【にーにー視点】あの腐女子…なんて素晴らしいんだ!
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アイドという教徒に、俺とバルムをモデルにした同人誌を作らせて売らせた。
費用はこちらで負担してやった。
結果、アイドは同人誌において歴戦の猛者だったらしく中身は非常に良い仕上がりになった。
そしてひっそりと売られた同人誌は、ミノス教やラダマンテュス教などリュキア教以外の教徒の貴婦人の手に渡り人気が爆発した。
女性がこぞって同性愛の素晴らしさに目覚め、男性も少なからず手に取り気にいる人は気にいる。
「結果我が国での同性愛への風潮が変わり始めている」
もちろん国教であるリュキア教が一番教徒が多く、そちら側の人間はまだまだ偏見を多く持っており本も買わなかったようだが…それでも興味本位で本を入手して隠れ腐女子、腐男子になったものもいるようだ。
まあただ誰があの本のモデルになったかはバレバレなので、リュキア教の教徒たちには宗教会議の場などで余計に虐められたが…それはどうでもいい。
大事なのはこの国の同性愛への風向きが変わったこと。
あの腐女子…なんて素晴らしいんだ!
これからも僕とバルムをモデルにした本を続々と出版させることにする。
「金銭的負担はこちらで持つし、それでも売上の一部はこちらに入ってくるからそんなに懐は痛まないし」
むしろ逆に入ってくる額の方が大きい。
お得だ、色々と。
「アイド…いい仕事をしてくれたね」
アイドには感謝しかない。
これからも同人活動を頑張ってもらって、この国の風潮を変えて行って貰いたいと思う。
それをアイドに伝えたら、パトロンゲット!と喜んでいた。
パトロンねぇ…まあ費用負担は全額こちらなのでそうとも言えるか。
バルムの方はというと自分たちを主人公にした本が飛ぶように売れたのを見て唖然としていたけど、そんな様子もまた可愛い。
「ねえにーにー」
「うん、どうしたの?」
「こんなに売れるとは思わなかったよ…」
「この世界には今までこっち系統のお話なんてなかったからねぇ…新しいジャンル、性的倒錯、色々刺激的なんじゃない?」
「そっかぁ…」
戸惑うバルムも可愛いけど、安心させてあげなくちゃ。
「バルム、この本のおかげで我が国での同性愛への風向きが大分変わったよ。リュキア教の連中はともかく、それ以外の人のこちらを見る目は大分寛容になった。良いことだと思わない?」
「それは…うん、そうだね」
「だから安心して良いよ」
「うん、にーにーありがとう」
「どういたしまして」
バルムの頭を優しく撫でる。
愛おしいバルム。
俺が今度こそ、君を幸せにしてみせる。
費用はこちらで負担してやった。
結果、アイドは同人誌において歴戦の猛者だったらしく中身は非常に良い仕上がりになった。
そしてひっそりと売られた同人誌は、ミノス教やラダマンテュス教などリュキア教以外の教徒の貴婦人の手に渡り人気が爆発した。
女性がこぞって同性愛の素晴らしさに目覚め、男性も少なからず手に取り気にいる人は気にいる。
「結果我が国での同性愛への風潮が変わり始めている」
もちろん国教であるリュキア教が一番教徒が多く、そちら側の人間はまだまだ偏見を多く持っており本も買わなかったようだが…それでも興味本位で本を入手して隠れ腐女子、腐男子になったものもいるようだ。
まあただ誰があの本のモデルになったかはバレバレなので、リュキア教の教徒たちには宗教会議の場などで余計に虐められたが…それはどうでもいい。
大事なのはこの国の同性愛への風向きが変わったこと。
あの腐女子…なんて素晴らしいんだ!
これからも僕とバルムをモデルにした本を続々と出版させることにする。
「金銭的負担はこちらで持つし、それでも売上の一部はこちらに入ってくるからそんなに懐は痛まないし」
むしろ逆に入ってくる額の方が大きい。
お得だ、色々と。
「アイド…いい仕事をしてくれたね」
アイドには感謝しかない。
これからも同人活動を頑張ってもらって、この国の風潮を変えて行って貰いたいと思う。
それをアイドに伝えたら、パトロンゲット!と喜んでいた。
パトロンねぇ…まあ費用負担は全額こちらなのでそうとも言えるか。
バルムの方はというと自分たちを主人公にした本が飛ぶように売れたのを見て唖然としていたけど、そんな様子もまた可愛い。
「ねえにーにー」
「うん、どうしたの?」
「こんなに売れるとは思わなかったよ…」
「この世界には今までこっち系統のお話なんてなかったからねぇ…新しいジャンル、性的倒錯、色々刺激的なんじゃない?」
「そっかぁ…」
戸惑うバルムも可愛いけど、安心させてあげなくちゃ。
「バルム、この本のおかげで我が国での同性愛への風向きが大分変わったよ。リュキア教の連中はともかく、それ以外の人のこちらを見る目は大分寛容になった。良いことだと思わない?」
「それは…うん、そうだね」
「だから安心して良いよ」
「うん、にーにーありがとう」
「どういたしまして」
バルムの頭を優しく撫でる。
愛おしいバルム。
俺が今度こそ、君を幸せにしてみせる。
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