白百合は白百合でも、温室ではなく山で逞しく咲き誇るタイプです

ラン様との夜5

「あう…うう…ふあ…」

「ん。ユリ、いい子。イき癖ついたね。よく頑張りました。さあ、次は我慢してみようか」

「え？我慢…ですか？」

「そう、我慢。できるかい？」

「えっと…多分？」

「ふふ、それはよかった」

くすくすと笑うラン様。我慢ってなんだろう？

「上手に我慢出来たら、中に出して終わらせてあげるよ」

「！本当ですか…？」

「うん。だから上手に我慢しようね」

ラン様がそう言って、ラン様のモノがゆっくりと私の中から抜かれる。そうしてさっきまでよりも激しく抜き差しされ始めた。何度も何度もイかされた私の中はより敏感になって、きゅうきゅうとラン様のモノを締め付ける。その締め付けを楽しむようにしながら中を掻き回すラン様は、子宮を叩き潰すようにしながら時折気持ち良さそうな吐息を漏らす。

「ふふ。ユリ、可愛い顔してるね。もっとたくさん、イイコト覚えようね」

「んぁ…ふぁああああ！や、んぁ…ラン様ぁっ」

「しかしここまで覚えがいいとはね。初めてなのにここをこんなにトロトロにして…恥ずかしいね？ユリ」

「や、意地悪言わないでぇ…！」

「ふふ、ユリは本当に私の好みだな。可愛いよ、ユリ。もっと可愛い顔を見せてくれ」

「やぁぁ…ラン様ぁ…」

「ウブで可愛いね。ほら、気持ちいいね？」

「んぁ…ふぅぅ…」

「ユリのえっち」

「やだぁ…もうイっちゃう…」

「ほら、ユリ、上手にイくの我慢出来なきゃ中に出してあげないよ？そろそろ終わりにして欲しいでしょう？」

「んぁ…ふぁあああ！ゃんんんん！や、もう、限界なのにぃ！」

「はぁ…ふふ、気持ちいいよ、ユリ。最高だ」

「ふぁ…んんんんん…や、も、我慢無理ぃ！ラン様ぁっ！」

「ふふ、あとちょっと我慢しようね」

「やだぁ！変になるぅ…」

「いいよ、変になっても。私の寵妃として可愛がってあげるから安心しなさい。大丈夫だから、もっと気持ち良くなって」

「んぁっ…ふぁあああ！」

「ふふ。ほら、そろそろ精液一番奥に流してあげるね」

「んぁ…やぁあああああ！」

「いくよ、ユリ」

どぷっ…ごぷっ…どぷっ…。

「ふぁああああ！」

身体の中に熱いのを感じて、私はもう意識を保っていられなかった。

「…ユリ、気持ち良かったよ。…ユリ？ユリ？…ああ、やり過ぎたかな…ごめんね、ユリ。気持ち良かったものだから、つい。次はもっと優しくしてあげられたらいいのだけれど。…まあ、約束は出来ないけれども」

薄れゆく意識の中、ラン様の場違いに優しい声が聞こえた気がした。