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魔法の世界の探索
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リーナとレンは、とりあえず北の部屋に入ります。北の部屋は真っ白で、隅の方にほんの少し子供のような絵で凄惨な殺人事件が描かれていました。
「なにかしら、あれ」
「知らん。次に行こう」
次に南の扉に入ります。南の扉を開けると、とある貴族の家族の絵がたくさんありました。
「もしかしてこれ、例のパトロンさんの家族の絵かしらね?」
「書いたのは画家か?」
その絵はどれも、幸せそうなものばかりです。
「うーん…」
「次に行こう」
東の部屋に入ります。東の部屋では、あの貴族の家族の絵の当主…いなくなったパトロンが、妻を、娘を、息子を殺しているシーンがスクリーンに何度も何度も繰り返し映し出されていました。
「…なるほど、これが悪魔の興味を誘ったか」
「悪趣味ね」
スクリーンの後ろに隠されていた鍵をサクッと入手して、別の部屋にいきます。
「あとは西の部屋だけど…」
「鍵がかかっているな。さっきの鍵か?」
レンが鍵を鍵穴に差し込みがちゃりと回します。
「あらまあ」
「この部屋を後回しにして正解だったな」
西の部屋に入ります。
「あらまあ…」
「首吊り死体か」
西の部屋には首吊り死体。その下には一つの日記。
『俺はあの日、妻と子を殺してしまった。理由は妻の不貞。子供達も俺の子じゃなかった。そしてそれを偶然にも新しい家族の絵を描いて持ってきた画家に見られた。画家も殺そうとした時、この不思議な空間に閉じ込められた。…そして、ようやく冷静になった。俺は現実世界に戻れてももうあの頃のように幸せにはなれない。ならば真実を隠すために、ここで死のう。この奥の部屋には妻と子もいる。寂しくはない。ああ、けれど。あの画家を巻き込んでしまったのは、本当に申し訳ない…』
「まあ…なんというか、貴族あるあるよね」
「そんなものに慣れるな」
「あら、心配してくれるの?うふふ」
「はあ、全く…」
「で、これ、どうすればいいのかしら」
「多分あの白い部屋でこの貴族の家族の絵を描いてやればいいんじゃないか?」
「なら、幸せだった頃の絵を描いてあげましょう」
そうして私達は、西の部屋にあった文房具を片手に北の部屋に行き、幸せだった頃の貴族の家族の絵を描きます。すると眩い光に包まれて、工房に戻って来ていました。
そうして、次の日、お客様がいらっしゃいました。
「無事画家を連れ戻してくださってありがとうございます」
「パトロン様のことは残念でしたわね」
「ええ。ですが魔女様のお気になさることではありませんよ」
成功報酬を受け取り、初めての仕事は無事完了。なんとなく苦い気持ちになりながらも、今日も物語はハッピーエンドです。
「なにかしら、あれ」
「知らん。次に行こう」
次に南の扉に入ります。南の扉を開けると、とある貴族の家族の絵がたくさんありました。
「もしかしてこれ、例のパトロンさんの家族の絵かしらね?」
「書いたのは画家か?」
その絵はどれも、幸せそうなものばかりです。
「うーん…」
「次に行こう」
東の部屋に入ります。東の部屋では、あの貴族の家族の絵の当主…いなくなったパトロンが、妻を、娘を、息子を殺しているシーンがスクリーンに何度も何度も繰り返し映し出されていました。
「…なるほど、これが悪魔の興味を誘ったか」
「悪趣味ね」
スクリーンの後ろに隠されていた鍵をサクッと入手して、別の部屋にいきます。
「あとは西の部屋だけど…」
「鍵がかかっているな。さっきの鍵か?」
レンが鍵を鍵穴に差し込みがちゃりと回します。
「あらまあ」
「この部屋を後回しにして正解だったな」
西の部屋に入ります。
「あらまあ…」
「首吊り死体か」
西の部屋には首吊り死体。その下には一つの日記。
『俺はあの日、妻と子を殺してしまった。理由は妻の不貞。子供達も俺の子じゃなかった。そしてそれを偶然にも新しい家族の絵を描いて持ってきた画家に見られた。画家も殺そうとした時、この不思議な空間に閉じ込められた。…そして、ようやく冷静になった。俺は現実世界に戻れてももうあの頃のように幸せにはなれない。ならば真実を隠すために、ここで死のう。この奥の部屋には妻と子もいる。寂しくはない。ああ、けれど。あの画家を巻き込んでしまったのは、本当に申し訳ない…』
「まあ…なんというか、貴族あるあるよね」
「そんなものに慣れるな」
「あら、心配してくれるの?うふふ」
「はあ、全く…」
「で、これ、どうすればいいのかしら」
「多分あの白い部屋でこの貴族の家族の絵を描いてやればいいんじゃないか?」
「なら、幸せだった頃の絵を描いてあげましょう」
そうして私達は、西の部屋にあった文房具を片手に北の部屋に行き、幸せだった頃の貴族の家族の絵を描きます。すると眩い光に包まれて、工房に戻って来ていました。
そうして、次の日、お客様がいらっしゃいました。
「無事画家を連れ戻してくださってありがとうございます」
「パトロン様のことは残念でしたわね」
「ええ。ですが魔女様のお気になさることではありませんよ」
成功報酬を受け取り、初めての仕事は無事完了。なんとなく苦い気持ちになりながらも、今日も物語はハッピーエンドです。
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