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攻略対象その二の婚約
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さて、オードリックにはアナトールを紹介出来た。出来ればこのままの流れでカジミール達にも会わせてしまいたいところ。
「エリアーヌ、今度は騎士団長様の息子さんから会いたいって」
…この流れは、また婚約の話かな?カジミールの年齢を考えても、そろそろ政略結婚を押し付けられる頃だろう。
「そうなんですね。では、その時アナトールも紹介しますね」
「ええ、それがいいわね」
ということで、カジミールと会うことになった。
馬車から降りてきたカジミールは、すっかりと美男子になっている。顔の怪我があっても美男子だったが、やっぱり魔女の万能薬を買って正解だったと思う。
カジミールは、私を見て笑顔になった。
「エリアーヌ嬢、お久しぶりです」
「はい、カジミール様。お久しぶりです」
「まずは、運命の番とのご婚約。本当におめでとうございます」
カジミールに祝福されて、嬉しくなる。
「ありがとうございます、カジミール様」
「貴方がエリアーヌ嬢の婚約者でしょうか」
「…お初にお目にかかります。アナトールと申します」
アナトールが丁寧に挨拶すれば、カジミールも挨拶を返してくれた。
「僕はカジミール・ブノワ・バスチアンと申します。どうか、仲良くしてくださいね。ご婚約、おめでとうございます」
アナトールは頭を下げた。
「そうそう。僕も、最近婚約したんです。今日は僕一人で来たんですが、いずれ婚約者も紹介します」
「おめでとうございます、カジミール様!」
「ご婚約、おめでとうございます」
ということで、その後は三人でお茶会。一緒にお茶を飲んでおしゃべりする中で、カジミール様はアナトールに好感を持ってくれた様子。すぐに仲良くなるのは無理でも、相性は良さそうな二人に安心した。
「エリアーヌ、今度は騎士団長様の息子さんから会いたいって」
…この流れは、また婚約の話かな?カジミールの年齢を考えても、そろそろ政略結婚を押し付けられる頃だろう。
「そうなんですね。では、その時アナトールも紹介しますね」
「ええ、それがいいわね」
ということで、カジミールと会うことになった。
馬車から降りてきたカジミールは、すっかりと美男子になっている。顔の怪我があっても美男子だったが、やっぱり魔女の万能薬を買って正解だったと思う。
カジミールは、私を見て笑顔になった。
「エリアーヌ嬢、お久しぶりです」
「はい、カジミール様。お久しぶりです」
「まずは、運命の番とのご婚約。本当におめでとうございます」
カジミールに祝福されて、嬉しくなる。
「ありがとうございます、カジミール様」
「貴方がエリアーヌ嬢の婚約者でしょうか」
「…お初にお目にかかります。アナトールと申します」
アナトールが丁寧に挨拶すれば、カジミールも挨拶を返してくれた。
「僕はカジミール・ブノワ・バスチアンと申します。どうか、仲良くしてくださいね。ご婚約、おめでとうございます」
アナトールは頭を下げた。
「そうそう。僕も、最近婚約したんです。今日は僕一人で来たんですが、いずれ婚約者も紹介します」
「おめでとうございます、カジミール様!」
「ご婚約、おめでとうございます」
ということで、その後は三人でお茶会。一緒にお茶を飲んでおしゃべりする中で、カジミール様はアナトールに好感を持ってくれた様子。すぐに仲良くなるのは無理でも、相性は良さそうな二人に安心した。
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