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第一章
No.6 最終日
しおりを挟む「ゾーーイ!!!!!」
ブロウィのいきなりの大声に、その場にいた志願者達は地面から数センチ飛び上がった。
一体全体何事だと、次々にブロウィの方を見る志願者達。怒りに震える拳を握り締めたブロウィの視線の先にいたのは、たった今到着したゾーイの姿だった。
「おはようございますブロウィさん」
「...おはようございますだと?もう日も沈んだ時間だぞ。」
いつもの微笑みを浮かべながら、軽い足取りで部屋に入ってくるゾーイ。
ブロウィの、辺りを焼き尽くしてしまいそうな程の怒りのオーラにも、完全に動じていないようだ。(代わりに、他の志願者達がすくみ上がった。)
「さっさと入って訓練に加われ。」
ブロウィはそう言って、すぐ横を通り過ぎるゾーイの背中に、強めに平手を食らわせた。
はずだったのだが、軽くかわされてしまった。眉をつりあげるブロウィに意地悪い笑顔を向け、ゾーイは手を振る仲間の元へ走って行った。
「もう来ないと思ってたよ。」
ギルが嬉しそうに言った。
その隣にはカレンもいた。ゾーイは二人に挨拶した。
「もう少しちゃんとしろって、色んな人に口酸っぱく言われたからね。それに、この訓練が最後でしょ?」
ゾーイのその言葉に、それを言わないでくれよ、とギルが肩を落とした。
そう、明日はついに最終テスト。
この時間が志願者達にとって最後の訓練だった。
ゾーイは辺りを見回した。
四方八方から、大きな音が鳴り響いている。仕切りの板に挟まれた幾つものスペースに、志願者が黒い物体を手に並んでいた。
「なんの時間?」
「それもわからず来たの?」
ゾーイの問いに、カレンが半ば呆れたように言った。
「今はガン・キューブとソード・レックの模型を扱う時間よ。」
後ろから声がして振り向いた。
リリィと、シンがいた。
リリィの手には、ガン・キューブとは違う黒い長方形のものを持っている。
「二人ともおはよう。それ何?」
「えらく遅いおはようね。これがソード・レック。模型だけどね...見てなさい。」
リリィが凹んだ部分を押すと、ガン・キューブと同じように形を変え、発動した。
それは大きな長方形の剣になった。
「へえ、すごいね。普段小さくなるんだったら持ち運びも楽だろうし、何より凄く軽そう。」
「お前が今までどれだけ訓練をサボってきたのかよく分かったよ。」
ソード・レックの発動を解くリリィの横で、シンが呆れたように言った。
「今日こそちゃんとしろよ。ブロウィが最後の訓練に持ってくるんだ、きっと明日に深く関わるんだろう。」
「全員、注目しろ。」
ブロウィの声が響く。
志願者達は手を止めて、ブロウィの方を一斉に見た。
「半年間、半人前のお前達をみてきたが、それも今日で最後だ。明日、お前達は試される。そして家に帰るか、セルビリアに留まるかが決まる。」
ブロウィはそこで一旦切り、黙って自分を見つめる志願者達を見渡した。
誰もが背筋を伸ばし、足を揃えて、真剣な表情を向けている。
一番最初の時を思い出し、その時と比べると、全員が幾分成長したように感じられた。
ブロウィは少しばかり感心したが、つまらなさそうに頬をかくゾーイが目にとまり、その緩やかな心は綺麗さっぱり消えた。
ブロウィは言葉を繋げた。
「志願者であるお前達には、セルビリアの基本武器であるガン・キューブとソード・レックの模型を扱わせていた。今、手に持っているそれだ。」
「最終日は、特別に本物を持たせてやろう。」
その言葉に、志願者達の中から小さく歓喜の声があがった。
ざわつきがおさまるまでブロウィは(わざと苛ついているような顔をして)待ち、そしてまた口を開いた。
「ソード・レックに関しては、模型しか扱ったことの無いお前達でも大丈夫だろう。本物のソード・レックは模型よりもはるかに軽く、はるかに斬れ味は鋭い。むしろ模型よりも上手く扱えるはずだ。」
そう言って、ウエストポーチからソード・レックを出し、発動させて見せた。
見た目は模型と然程変わらないが、本物のソード・レックに志願者達は微かな音をたてた。(ブロウィを見てすぐに静かになった。)
「問題はガン・キューブだ。」
「本物のガン・キューブは模型よりも軽いが、その威力は比ではない。」
ブロウィはソード・レックをポーチにしまい、代わりにガン・キューブを出した。
発動させ、前へ構える。
大きな破裂音に志願者達は耳を塞ぎながら、ブロウィが撃った方向を見た。
「壁がえぐれただろう。弾とは違い、ガン・キューブは空気を限界まで圧縮し、外で爆発させる。殺傷能力のある風船を飛ばしている様なものだ。かするだけでダメージを与えられる仕組みになっている。」
無惨にえぐれた壁からブロウィへ、志願者達はまた視線を移動させた。感動や驚き、恐怖心が、各々の胸に焼き付いたようだった。
「だが威力がある分、身体にかかる負担が大きいのがネックだ。数撃ちゃ当たれの精神でやっていたら、当てる前に身体がもたなくなるだろう。」
「ガン・キューブは元々セルビリアにあったものだが、殺傷能力は低く、戦争後に大幅に改良された。これからも改良は進み、どんどん使い易くなっていくはずだ。いわば、今のガン・キューブは途中段階と言っていい。」
そこでブロウィはまた一旦言葉を切った。
「...現在セルビリアにガン・キューブはこれと、あと一つ、合計二種類存在する。だがまあ、もう一つの方は説明しなくていいだろう。“それ”を手に持つ機会のある者は、余りにも少ない。」
「なんだそれ。気になるな。」
「んー、そうだねえ。」
ギルが小声で言った。
ゾーイは適当に返事を返したが、ギルは何も聞いていないようで、興味津々にブロウィを見続けていた。
ブロウィは分厚い板を取り出した。
寮のトレーニングルームにあったものと同じ、人を形取ったものだ。それを壁に取り付け、志願者達の方を向いた。
「今から一人ずつ順番に名前を呼んで行く。」
「名前を呼ばれた者はこっちに...」
志願者達の間を縫って、ブロウィは板の立て掛けた壁と反対側の壁へ進んだ。
「ここに立て。ガン・キューブを持って、あの板目掛けて撃ってみろ。いいな。」
この部屋は広い。
壁から壁まで、50m以上はあるだろう。
志願者達は嬉しそうに顔を見合わせた。
本物のガン・キューブに触れられる事など、明日のテストに落ちてしまえば二度と来ない。
的を撃てるか撃てないかを考える者は殆どいなかった。
「まずは、そうだな。シン。」
「はい。」
全員の視線がシンに向けられる。
シンはブロウィからガン・キューブを受け取ると、ブロウィが指定した位置へ立った。
発動し、構える。
数秒後、破裂音が鳴り響いた。
見事に板の頭の部分が砕け散っていた。
志願者達から歓声があがる。
シンは当たり前。という表情で、ブロウィにガン・キューブを返した。
「流石に完璧だ、シン。皆いいか、今のが見本だ。何も考えずに構えるんじゃ衝撃で後ろに引っ張られる。下半身に重点を置け。」
「次、クレア。」
頭のなくなった板を新しいものに変え、ブロウィが次の名前を呼んだ。
黒髪の少女が、緊張した面立ちで前へ出た。
「ちょっと今のはずっこいよな?」
口を尖らせながら、ギルが言った。
ゾーイは何故か天井にクレーターを作ったクレアから目を離さずに、曖昧な音を出した。
「ブロウィは依怙贔屓野郎だ。シンにだけ前々からガン・キューブ渡しちゃってさ。」
「あ、そうなんだ。でも、皆に渡してたとしても、あんなに上手に使えるかっていったら、わからないよね。」
「まあな、それはシンの実力だ。でもきっとブロウィの奴、もし明日シンが高熱出してテストを受けられなくても、絶対特別に合格させるね。絶対そうだ。」
「ギル、しょうもないこと言ってないで見てみろ。リリィの番だぞ。」
ギルの頭を後ろから小突いて、シンが言った。
リリィがブロウィからガン・キューブを受け取っているところだった。
「リリィなら大丈夫よ。女の子の中で一番の実力者なんだから、きっとシンみたいに...」
カレンの言葉は、破裂音で掻き消された。
リリィは尻もちをついた。
板は無傷。板から数センチ離れた壁にクレーターが出来ていた。
それを見て、リリィは勢い良く立ち上がり、ブロウィの方へと小走りに近寄った。
「えらく外したな、あのリリィが...」
「ええー、どうして?」
ギルとカレンが驚いて言った。
リリィはブロウィにガン・キューブを渡し、何やら話し込んでいたが、やがて四人の方へと向かった。
「狙いは良かったけど、反動に持ち堪える力が足りなかったな。」
「ええ、そう。ブロウィにも言われたわ。」
シンの言葉に、リリィが悔しそうに答えた。
ギルとカレンは顔を見合わせた。
「向き、不向きの問題もあると思うわ。女は男より力も体力もない分、ガン・キューブを使いこなす事はとてつもなく難しい。その事は分かっていたけど、いざこうやって失敗してみると気分が沈むものね。」
シンよりも身長が高く、ブロウィよりも体格の良い女の志願者が指定位置に立ち、撃った。
板は真っ二つになった。
リリィはそれを見て(あのゴリラ女が。と呟きながら)大きく舌打ちをした。
「まあまあ、ソード・レックに関してはピカイチなんだしな。ちょっとくらい駄目なところ見えたって問題無しだ。ブロウィのゴム弾の餌食回数ピカイチの俺の前で失礼だろリリィ。」
真剣な顔をして言ったギルに、リリィは思わず噴き出した。
「次、カレン。」
「ああ、嫌だなあ。」
名前が呼ばれ、カレンは肩を落とした。
リリィに背中を押され、嫌々前に出る。
ブロウィにガン・キューブを渡され、のろのろと指定位置に立った。
構える。構えながら、四人を横目で見た。
ギルが何か口を動かしてみせたが、何のことやらわからなかった。が、きっと励ましの言葉を言ってくれたのだろう。
カレンは目を細め、狙いを定めた。
破裂音。カレンもリリィと同じく、反動に耐えられず尻もちをついた。
カレンは急いで板を見た。
右肩が砕け、右腕が床に落ちていた。
「「当たった!」」
カレンは思わず口に出した。
ギルも同時に同じ事を叫んだようで、2人の声は綺麗に重なった。
ブロウィはカレンからガン・キューブを渡され、少し頬を緩ませて言った。
「よくやった、カレン。この半年でお前は確かに成長しているぞ。お前は何よりも自分に自信を持つことだ。」
「あ、ありがとうございます」
カレンは恥ずかしそうに、嬉しそうに言い、小走りで四人の元へ向かった。
「褒められちゃった。」
「だって本当に当たったもの、凄いよ。」
ゾーイがにっこりして言った。
カレンは首を横に振ったが、嬉しさが顔全体に溢れ出ている。他の三人も、その様子を見て顔を綻ばせた。
「次。ギル!」
ブロウィが名前を呼んだ。
全員の目がギルに行く。
こんな時ギルは決まって落胆するか、逆に開き直ってふざけてみせる。
だが、今回はどちらも違った。
意味深にシンと目を合わせ、緊張な面持ちで前に出た。
ブロウィからガン・キューブを受け取る。
指定位置に立ち、ギルは深呼吸した。
あの時よりも距離は遠いが、だが今回は動いていない。止まっている的に当てるなんて、朝飯前だ。だってあの時は、若干だけど、一発当てたんだから。
頭で言い聞かせ、ギルはガン・キューブを発動させた。構え、目を凝らし、そして撃った。
見事に、板の頭の部分が砕かれた。
志願者達から歓声が飛んだ。
ブロウィはそれを止めなかった。
ギルは声をあげてガッツポーズを決め、颯爽とブロウィの方へ走った。
「何か吹っ切れた顔だな。」
ガン・キューブを受け取りながら、ブロウィが真剣な面持ちで言った。
「お前もカレンと同じだ。自分を信じ、する事に責任と覚悟を持て。そうすれば、今のように上手く行く。わかったな。」
「は、はい!」
ギルは嬉しそうに、四人の元へ駆けて行った。
シンとゾーイが微笑みかける中、リリィとカレンは心底驚いたように限界まで目を開けていた。
「信じられない、ギル。カレンはまだ良しとして、あなたまで。」
「ギルはやれば出来る子なんだよ。ね?」
「ま、そういう事だな!」
ゾーイの言葉に、余裕、余裕。と、両手を頭の後ろで組みながらギルが言った。
そのままシンを見て笑いかけると、シンも少し笑い返した。
そうこうしている間に、ブロウィは新しい板を取り付け、また志願者達の方へと歩いて行った。
全員、はっとした。
自分達の名前は呼ばれた。
呼ばれていないのは、ゾーイだけだ。
「最後。ゾーイ!」
全員の視線がゾーイへ向けられた。
ゾーイは今まで、流石に何度かは訓練に出たことがあったが、武器を扱ったり、身体を使う訓練には一度も出なかった。
最後の最後で、やっと見られることになる。
志願者達は、ブロウィに言われずとも、自ら石のように固まり、ひたすら黙った。
「期待している。息子殿。」
ガン・キューブを受け取るゾーイに、嫌味ったらしくブロウィが言った。
ゾーイはその言葉に笑顔を返した。
全員が見守る(ギルは身を乗り出し、カレンに至っては祈るように両手を合わせている)中、ゾーイはいつもの様に軽い足取りで、指定位置へ立った。
ガン・キューブを発動させる。
そして発動させるや否や、片手で構え、そして三発続けて撃った。
一発でさえ耳を塞ぐ程の音が続けて鳴り、志願者達は思わず目を瞑った。
音が止み、志願者達は急いで板を見た。
板は跡形もなく木っ端微塵に吹っ飛んだようだ。幾つもの欠片が、辺り一面に散らばっていた。
全員、黙ったまま、固まったままだ。
全て的確に撃ち込んだ。
それ以前にまず、続けて三発も、それも片手で。
ゾーイはそんな辺りを他所に、何事もなかった様に(一番固まっている)ブロウィの方へと歩いて行き、ガン・キューブを差し出した。
「期待通りでした?ブロウィ“教官”。」
ブロウィは眉を顰め、黙ったままゾーイからガン・キューブを乱暴に受け取った。
ゾーイは振り返り、志願者達の方へ両腕を高い位置で広げてVサインした。ようやく、歓声が爆発した。
「おいおいおいおい、ゾーイ!」
四人の元へ着くなり、ギルが驚きと感動で震えながらゾーイの両肩をがっしり掴んで言った。
「何だよお前、本当にサボってただけだったのかよ。実はすごい奴でしたってか?ふざけんなよーほんと!仲間だと思ってたのにさ。」
そうは言いながら、ギルはつり上がって行く口角を下げ切れていない。シンとリリィは只々驚きに目を開け、カレンは尊敬に目を輝かせている。
ゾーイは四人に笑顔を向けた。
「ギルも出来てたじゃないか。カレンだってそうでしょう?」
「ま、まあそうだけどさ。」
「次元が違うよ!あんな完璧に...」
「カレンの言うとおりだ。ゾーイ今のは...」
「ゾーイ、説明しなさいよ。偶然じゃあり得ないわ。今のは一体...」
「静かに!!!」
ブロウィの言葉に全てかき消され、全員が口を止めて振り返った。
ブロウィの苛立ちが見て分かり、志願者達は慌てて姿勢を正した。
「これにて終了だ。後は明日のテストのみ。全員速やかに寮へ帰り、しっかりと身体を休めろ。」
「...と言いたいところだが。お前達には今から第一医療室へ行ってもらう。」
どよめきが走った。
ブロウィは無視して続けた。
「血液検査をさせてもらう。明日に関わる事だ。それが終わり次第、寮に帰る事。」
「以上だ。解散!」
その言葉に、疑問を感じながらも志願者達は次々に部屋を出た。
「血液検査だって。何に使うんだろうな?」
「さあ、全然わかんない。」
部屋を出ながら、ゾーイはブロウィの視線を感じて振り返った。
目が合う直前で、ブロウィはゾーイから目線を外したが、ゾーイは暫くそのまま見続けた。
「ゾーイ、何してるの?行くわよ。」
「あ、うん。」
リリィに手を引かれ、ゾーイは部屋を後にし、医療室へと向かった。
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