日常を返品してもらえませんか?

夏目きょん

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一章:22時10分更新

第1話:悪夢

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「ひな、、、ひなた!陽向ー!」
母さんが俺を呼ぶ声だ。母さんが俺を呼ぶなんて珍しい。俺はそう思いつつ時計を見て目を見開いた。目にしたのは8時5分の文字、陽向が学校に着いていなければいけない時間は8時20分。

「やべ!遅刻する!!飯抜きでいいよー!」

「健康に悪いからしっかり食べてから行きなさい!」

「それどころじゃないから!!」

陽向はそう言い残し、勢いよく家を飛び出した。
家を飛び出すとそこにはいつもの日常が広がっている。

はずだった。

そこに広がっていたのは、腹部から血を流してる男の人とその犯人らしき人だ。

「お前が犯人だ!じゃ、あとはお前がなんとかしろや」

血がついた手で指を指し、こう言い残し走り去って言った。

「大丈夫ですか!?意識ありますか!?」

陽向は、倒れてる人に問いかけるのと同時に刺さっていた包丁と体に、不覚にも触ってしまったのだ。
それから1分もしないうちにパトカーが続々と来た。
すると
野次馬の中から

「あの人が犯人です!!」

と、言う声が聞こえた。
確かに陽向は凶器の包丁にも触り体にも触った。証拠は十分だ。
このまま捕まれば逮捕される可能性が高い。そんな状況に追い込まれていた。

「君には少し話を聞かせてもらうよ」

と、言い警察官が陽向をパトカーに乗せようとした。

その時だった。 

時が止まったのである。
動けるのは自分だけそんな世界が広がっていて他の人たちはビクともしない。
何が起きたのか理解に苦しんでいる時だった。
全身黒色で深く帽子を被った男が近寄って来て無理矢理引っ張り、半径1m程の『ワープゲート』らしき所に押し込んだ。
陽向は少なからず動揺はしたとは思うのだが
その感情を遥かに上回るものを見た。
そこに広がっていたのは素晴らしく綺麗な丘だった。
そこには家が一軒立っており、先ほどの男はおらず陽向、ただ1人だったのである。
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