日常を返品してもらえませんか?

夏目きょん

文字の大きさ
17 / 124
一章:22時10分更新

第7話:属性判別魔法

しおりを挟む
クエストをクリアすると、1週間つまり7日の猶予、それに加えて部屋が与えられる。

しかし

7日以内に次のクエストを受注しなければ、それもクエスト失敗とみなされ、
死んでしまう。

ここからはその7日間の物語である。

「陽向。お前に約束していた通り、魔法マジックを教えてやる。」

優しい表情で語りかける。
ジャージ姿の敬太は初めてだ。
これは本気の証。

「おぉ!マジ?!教えてくれぇ!!」

期待に満ちた声が部屋に響き渡る。

「ひ、陽向は魔法マジック使えないの!?わ、私ですら使えるよ!?う、動き止めるのとか、み、水の魔法アクアマジックとかなら…!」

ミクに負けている悔しさを胸に陽むは、微笑む。

「ミクっぽいな、髪の毛の色的にも…」

「え、え?!」

「いや、なんでもないよ」

「な、なにさぁ~!」

またしても、鋭い目線でこちらを見ている男がいた。
大方、見当はついている。

「いちゃついてるところ悪いが。始めるぞ。まずはお前の魔法マジックの属性を調べるぞ。」

やはり、敬太だ。

「いちゃつい…いや、悪かったな!始めてくれ!師匠さん!」

敬太の気持ちを考えると言い返せないく、認めざるを得なかった。

「が、頑張ってね!?わ、私は見学してるね!?」

「おう!そんで、師匠さんよ!どうやって属性を調べるだ?」

素朴な疑問を問いかける。

「手と手を合わせろ。そして手が光るように念じろ。そしたら手が光る。そので属性がわかる。」

半信半疑で陽向は敬太と手を合わせあった。

互いに目を閉じ、集中した、、、。

しかし 、、、

「あの~。し、師匠さん?全く光らないのですがぁ~。不具合ですかね?」

何も起きない。
赤色にも青色にも黄色にも光らない。

属性判別魔法セイクレッドマジックに不具合など存在しない、、、。ま、まさか!?」

敬太は少し考え、何か思い出したかと思うと、形相を変え、ミクに指示を出す。

「ミク!部屋の電気を消してくれ!」

いつにない声をあげ、ミクに指示をする。

「う、うん!?」

ミクが電気を消すと、陽向と敬太の手が白色、いや『』に近い色で光っていた。
それはとても眩しい、太陽の様に。

「や、やっぱりか。」

予想が的中したと言わんばかりの顔で言う。

「何がだよ!先から何を言ってんだ?」

陽向には状況が読み込めていない。
戸惑う陽向に敬太は丁寧に説明をする。

この時、この瞬間から
秘められていた陽向の魔法マジックが、明らかとなっていくのであった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【短編】花婿殿に姻族でサプライズしようと隠れていたら「愛することはない」って聞いたんだが。可愛い妹はあげません!

月野槐樹
ファンタジー
妹の結婚式前にサプライズをしようと姻族みんなで隠れていたら、 花婿殿が、「君を愛することはない!」と宣言してしまった。 姻族全員大騒ぎとなった

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

どうぞ添い遂げてください

あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。 ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。

最後に言い残した事は

白羽鳥(扇つくも)
ファンタジー
 どうして、こんな事になったんだろう……  断頭台の上で、元王妃リテラシーは呆然と己を罵倒する民衆を見下ろしていた。世界中から尊敬を集めていた宰相である父の暗殺。全てが狂い出したのはそこから……いや、もっと前だったかもしれない。  本日、リテラシーは公開処刑される。家族ぐるみで悪魔崇拝を行っていたという謂れなき罪のために王妃の位を剥奪され、邪悪な魔女として。 「最後に、言い残した事はあるか?」  かつての夫だった若き国王の言葉に、リテラシーは父から教えられていた『呪文』を発する。 ※ファンタジーです。ややグロ表現注意。 ※「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

処理中です...