いわゆる天使の気まぐれで

夏目きょん

文字の大きさ
7 / 26
本編

VI:いわゆる死神との戦いで〔前編〕

しおりを挟む
俺らは話しかけて来たおじさんから死神達の居場所を教えてもらった。
そこは『アソ村』という所。
俺達は教えてもらった通り進んで行き
アソ村に着いた・・。



「ここがアソ村か・・」

「なんだか、人気ひとけが無いね」

「油断しないで!危なくなったらすぐにエリカだけでも良いからワープストーンを使って逃げて」

「なんで、一緒に逃げないの?」

「もちろん、やばいなぁ。くらいだったら一緒に逃げるよ。ただ、死神が襲って来た時は少しでも時間を稼がなきゃ2人ともやられちゃうからさ」

「私は残るよ。」

俺にとってこの言葉をかけて貰うという事はどれほど嬉しい事か・・
しかし、一緒にいては皆殺しにされてしまう。
俺は苦しい選択を強いられた末に一つの決断をした。

「残っちゃダメだ。」

「いや、残るよ」

「ダメだって言ってるだろ!2人とも死ぬぞ!」

「私は君のボディーガードだからね。ボディーガードが守る人から離れたらそれはもはやボディーガードとは呼べないでしょ?」

「・・・・」

嬉しいようで嬉しくない。
そんな複雑な気持ちになり、エリカにかける言葉が見つからなかった。

「あと、私は君よりも強いし!」

エリカはそんな俺に最後の一押しと言わんばかりに自分の強さを自慢した。
それは何よりもでは説得力があったのかもしれない・・・・

「ん、いや、うん。分かったよ・・」

「死神が襲ってくるとも限らないしね!」

「そうだね!襲って来なければいいな!」

その時だった・・
木陰から物音が聞こえ、複数人に囲まれている様な嫌な感じがした。

「エリカ。こっち来て」

「え、なに、ん?」 

「早く!」

「う、うん?!」

俺は嫌な予感がし、すぐにエリカの手を引き、遠くへ走った。
そして
その予感は的中した。

「えぇ・・?!あの後ろから追いかけて来てるの全部死神の部下なの?!」

「俺は見た事が無いから分からないけど、おそらくそうじゃないのか?」

「よく分かったね!君!」

「俺は昔から勘は鋭いだよね」

「なるほどね、それやばいよ!追いつかれちゃう!」

俺はとっさに袋を持ったやつを探した。
そいつさえ、見つかればこのミッションは終わるからだ。

「袋を持ったやつ・・袋を持ったやつ・・袋を持ったやつ・・いた!!!」

「え?どこどこ?」

「右の方にいるだろ!バトル仕掛けるぞ!」

「あの中に死神はいないよ!そして一度のバトルで戦える敵の数は4体まで・・いける!」

「よし、戦闘開始だ!!!」




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

今更……助けてくれと……言われても……

#Daki-Makura
ファンタジー
出奔した息子から手紙が届いた…… 今更……助けてくれと……言われても……

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...