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迂闊な少年1
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目元にひんやりとしたものが触れる感触で目が覚めた。しばらくうつらうつらと重いまぶたと戦う。目元に触れてみると、ひんやりの正体は水を含ませた布で、それを取って周りに目を巡らせた。視界の端に、愛おしい白金色が揺れているのを見つける。
「ああ。起こしてしまったか」
昨日の純白の騎士服ではなく、濃紺の正装服を着たセブさんが眩しいくらいの笑顔を浮かべた。
幸せな夢の続きを見ている心地で、ゆっくりとまばたきを繰り返していると、こちらへゆったりとした足取りで歩み寄ってきたセブさんが眉尻を下げた。
「まさか昨夜の記憶がないなんて言わないでくれよ」
「ん…と、覚えて、ます」
昨晩自分が言った言葉たちが洪水みたいに一気に思い出されて、酒気の完全に抜けた今、羞恥心が湧き上がってたちまち俺の顔は熱くなる。半身を起こそうとすると、セブさんは俺をやんわり押し留めた。
「諸用があるので私はもう行くが、ハバトはもう少し寝ていていい。目が腫れているからこれを当てて冷やしておきなさい」
「…ありがとうございます」
冷えた布を握らされて、優しい手が離れていった。
「私はまたしばらくここを空けることになるが、半月程で戻ると思う。今後のことを話したいが、ハバトは先にハービルに戻るか?」
「えっと、あの、そうですね。セブさんがいないなら、帰ります。元々、今日帰るつもりで家を出てきたので」
「そうか。見送りは出来ないが、目処が立ち次第、私もハービルに向かおう。今後の私の希望はその時に話す」
今後の話、という言葉を、現実味のないまま受け入れる。まだ少し眠気の残る頭でぼんやりと眩い宝石の人を見上げる。微笑んだ彼は、「私だけの魔女だ」と誰に聞かせるわけでもなく囁くと、名残惜しいと言わんばかりに額と左手の指先に丁寧にキスを落としてからそっと体を離した。見慣れないプラチナの指輪が、俺と彼の薬指で光る。
「では、行ってくる」
「…はい。いってらっしゃいませ」
愛おしい背中を見送って、俺は短くほう、と息を吐いた。
優しくて精悍で非の打ち所のない鋼鉄の英雄が、俺にだけ愛を誓ってくれた。まだ夢の中のような浮ついた気分だが、俺は実際に彼の寝室の、しかもベッドの上にいる。昨晩はたくさんキスをしてくれて、いつもよりたくさん体に触れてもらえた。いつも通り優しくて、でもいつもよりえっちだった。
昨日の彼を思い出しながら、眠気にまかせて目を閉じる。とても幸せだ。幸せだけど、何か心の隅に何かひっかかるものがある気がする…。
「……んっ!」
とんでもなく大切なことに思い出して、眠気がふっ飛んだ。
今の自分の髪が内に巻いたピンクベージュであることを確認して、次に自分の寝間着の乱れを確認して、昨晩彼がどこまで俺の体に触れたのか記憶を確認して、ぶわりと冷や汗が吹き出した。
セブさんを、騙してしまった。
昨日、俺の記憶が正しければ彼は俺の体を暴いてない。執拗なキスと、衣服越しに俺を撫でて抱き締めただけだ。なら、彼が俺の体に違和感を感じてなくても不思議じゃない。セブさんは俺が女だと思ったままだ。
本当の姿どころか、本当の性別すら伝えないで結婚の申し出を受け入れるなんて、とんでもない不誠実だ。許されるわけがない。あれだけ愛を囁いた相手が酷く醜い男で、そんな騙すような大きな嘘をずっとついていたなんてきっと彼に軽蔑される。いっそ恨まれたっておかしくない。たぶんもう二度と、あの優しい笑顔は見られない。
泣く権利なんて俺には無いのに、さっきまでの幸せはもう戻らないし、それこそ望んじゃいけないものだったんだと思うと涙が止まらなくなった。
俺は体を起こすと、のそのそと這うようにして広過ぎて分不相応なベッドから降りた。
俺の気持ちと正反対に、朝日を差し込む部屋は明るくて暖かい。ひとけを求めて、俺は寝室の先の応接室を抜けて、廊下に続く扉を開けた。そこには案の定護衛が二人立っていて、二人ともに見覚えがあった。俺の借りているこの部屋の警備を、ここに到着した初日にしてくれていた。あの時はてっきり俺を監視しているものと思って少し怯えてしまったが、今はとても頼もしいものに見えた。
俺が泣きながら部屋から出てきたため、二人ともぎょっとした顔をしたが、俺が「セブさんはどこにいますか」と聞くとなぜか微笑んだ。
「大丈夫です。セバスチャン様は必ず帰ってきますから。元々騎士は月単位で家を不在にすることもザラです。ハバト様が心配することはないですよ」
おっとりして見える女性の護衛がにこやかに説明してくれるが、どうやら俺の切実さは微塵も伝わっていないようだ。
もう一人の真面目そうな男の護衛をちらりと見るが、そちらもうんうんと頷いているので、俺の逼迫した心境を理解してもらうことは簡単ではなさそうだ。
「わたし、セブさんにどうしても話さなきゃいけないことがあって、どこに行けば会えますか?」
行儀が悪いが、涙を袖口で拭いながら言い募る。二人の護衛は顔を見合わせて少し困っている様子だった。
「それ、大事な話すか?セバスチャン様はヤリ捨てたりする男じゃねえですし、大事な話なら後でゆっくりした方がいいっすよ。そんなに急がなきゃいけないんすか?」
真面目そうな護衛は意外にもあまり真面目じゃなさそうな話しぶりだったが、ありがたいことに俺の話を聞く素振りを見せてくれた。
「えっと、セブさんに黙ってたことがあって、話したらセブさんに嫌われちゃうんですけど、先延ばしにしたらセブさんにもっと嫌な思いさせちゃうと思うんで、早く話した方がいいなって…」
真面目じゃなかった護衛は、うーん、と唸った。
「ハバト様がセバスチャン様に嫌われるほどの話ってなんすか?実はセバスチャン様とは遊びで、他に本命の男がいるとか?」
そんなわけない。俺は首を振る。
「実は子供がいるとか?」
もっとあり得ない。更に首を振る。
「実は他国の工作員だとか?」
こんなどんくさい工作員がいてたまるか。「わたしには務まりません」と言うと「でしょうね」と鼻で笑われた。
「セバスチャン様がハバト様を嫌いになる話なんて本当にあるんすか?何も思い浮かばねえですけど」
「あります…」
「いっそハバト様が既婚者だったとしても、セバスチャン様のあの溺愛ぶりなら相手を消してでも奪うでしょう」
「ほんとそれな」
二人の護衛は俺の言葉を全く信じてない風でケラケラと笑い、「とりあえず起きたならご飯食べましょ」と二人がかりで俺は部屋に押し戻されてしまった。
「ああ。起こしてしまったか」
昨日の純白の騎士服ではなく、濃紺の正装服を着たセブさんが眩しいくらいの笑顔を浮かべた。
幸せな夢の続きを見ている心地で、ゆっくりとまばたきを繰り返していると、こちらへゆったりとした足取りで歩み寄ってきたセブさんが眉尻を下げた。
「まさか昨夜の記憶がないなんて言わないでくれよ」
「ん…と、覚えて、ます」
昨晩自分が言った言葉たちが洪水みたいに一気に思い出されて、酒気の完全に抜けた今、羞恥心が湧き上がってたちまち俺の顔は熱くなる。半身を起こそうとすると、セブさんは俺をやんわり押し留めた。
「諸用があるので私はもう行くが、ハバトはもう少し寝ていていい。目が腫れているからこれを当てて冷やしておきなさい」
「…ありがとうございます」
冷えた布を握らされて、優しい手が離れていった。
「私はまたしばらくここを空けることになるが、半月程で戻ると思う。今後のことを話したいが、ハバトは先にハービルに戻るか?」
「えっと、あの、そうですね。セブさんがいないなら、帰ります。元々、今日帰るつもりで家を出てきたので」
「そうか。見送りは出来ないが、目処が立ち次第、私もハービルに向かおう。今後の私の希望はその時に話す」
今後の話、という言葉を、現実味のないまま受け入れる。まだ少し眠気の残る頭でぼんやりと眩い宝石の人を見上げる。微笑んだ彼は、「私だけの魔女だ」と誰に聞かせるわけでもなく囁くと、名残惜しいと言わんばかりに額と左手の指先に丁寧にキスを落としてからそっと体を離した。見慣れないプラチナの指輪が、俺と彼の薬指で光る。
「では、行ってくる」
「…はい。いってらっしゃいませ」
愛おしい背中を見送って、俺は短くほう、と息を吐いた。
優しくて精悍で非の打ち所のない鋼鉄の英雄が、俺にだけ愛を誓ってくれた。まだ夢の中のような浮ついた気分だが、俺は実際に彼の寝室の、しかもベッドの上にいる。昨晩はたくさんキスをしてくれて、いつもよりたくさん体に触れてもらえた。いつも通り優しくて、でもいつもよりえっちだった。
昨日の彼を思い出しながら、眠気にまかせて目を閉じる。とても幸せだ。幸せだけど、何か心の隅に何かひっかかるものがある気がする…。
「……んっ!」
とんでもなく大切なことに思い出して、眠気がふっ飛んだ。
今の自分の髪が内に巻いたピンクベージュであることを確認して、次に自分の寝間着の乱れを確認して、昨晩彼がどこまで俺の体に触れたのか記憶を確認して、ぶわりと冷や汗が吹き出した。
セブさんを、騙してしまった。
昨日、俺の記憶が正しければ彼は俺の体を暴いてない。執拗なキスと、衣服越しに俺を撫でて抱き締めただけだ。なら、彼が俺の体に違和感を感じてなくても不思議じゃない。セブさんは俺が女だと思ったままだ。
本当の姿どころか、本当の性別すら伝えないで結婚の申し出を受け入れるなんて、とんでもない不誠実だ。許されるわけがない。あれだけ愛を囁いた相手が酷く醜い男で、そんな騙すような大きな嘘をずっとついていたなんてきっと彼に軽蔑される。いっそ恨まれたっておかしくない。たぶんもう二度と、あの優しい笑顔は見られない。
泣く権利なんて俺には無いのに、さっきまでの幸せはもう戻らないし、それこそ望んじゃいけないものだったんだと思うと涙が止まらなくなった。
俺は体を起こすと、のそのそと這うようにして広過ぎて分不相応なベッドから降りた。
俺の気持ちと正反対に、朝日を差し込む部屋は明るくて暖かい。ひとけを求めて、俺は寝室の先の応接室を抜けて、廊下に続く扉を開けた。そこには案の定護衛が二人立っていて、二人ともに見覚えがあった。俺の借りているこの部屋の警備を、ここに到着した初日にしてくれていた。あの時はてっきり俺を監視しているものと思って少し怯えてしまったが、今はとても頼もしいものに見えた。
俺が泣きながら部屋から出てきたため、二人ともぎょっとした顔をしたが、俺が「セブさんはどこにいますか」と聞くとなぜか微笑んだ。
「大丈夫です。セバスチャン様は必ず帰ってきますから。元々騎士は月単位で家を不在にすることもザラです。ハバト様が心配することはないですよ」
おっとりして見える女性の護衛がにこやかに説明してくれるが、どうやら俺の切実さは微塵も伝わっていないようだ。
もう一人の真面目そうな男の護衛をちらりと見るが、そちらもうんうんと頷いているので、俺の逼迫した心境を理解してもらうことは簡単ではなさそうだ。
「わたし、セブさんにどうしても話さなきゃいけないことがあって、どこに行けば会えますか?」
行儀が悪いが、涙を袖口で拭いながら言い募る。二人の護衛は顔を見合わせて少し困っている様子だった。
「それ、大事な話すか?セバスチャン様はヤリ捨てたりする男じゃねえですし、大事な話なら後でゆっくりした方がいいっすよ。そんなに急がなきゃいけないんすか?」
真面目そうな護衛は意外にもあまり真面目じゃなさそうな話しぶりだったが、ありがたいことに俺の話を聞く素振りを見せてくれた。
「えっと、セブさんに黙ってたことがあって、話したらセブさんに嫌われちゃうんですけど、先延ばしにしたらセブさんにもっと嫌な思いさせちゃうと思うんで、早く話した方がいいなって…」
真面目じゃなかった護衛は、うーん、と唸った。
「ハバト様がセバスチャン様に嫌われるほどの話ってなんすか?実はセバスチャン様とは遊びで、他に本命の男がいるとか?」
そんなわけない。俺は首を振る。
「実は子供がいるとか?」
もっとあり得ない。更に首を振る。
「実は他国の工作員だとか?」
こんなどんくさい工作員がいてたまるか。「わたしには務まりません」と言うと「でしょうね」と鼻で笑われた。
「セバスチャン様がハバト様を嫌いになる話なんて本当にあるんすか?何も思い浮かばねえですけど」
「あります…」
「いっそハバト様が既婚者だったとしても、セバスチャン様のあの溺愛ぶりなら相手を消してでも奪うでしょう」
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