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第8話 更衣室の目覚まし時計⑧
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「すみません...。この日記の男の人ってあなたですよね?聞きたいことがあるのですが...。」
俺たちはその男の胸につけてる名札を見て聞いた。
「どうして君たちがそれを?確か部室のロッカーに...。」
「はい、入ってました。今は卓球部ですが...それでですね、ダンボールの上にあったこの目覚まし時計がなっていて見つけたんです。」
「あぁそうだったの...。」
日記の男にとっては、あまり思い出したくない事だったのか少しうつむいた。
「あっ、そういえば何か聞きたいことがあったんだよね?何?」
「五年前のサッカー部の顧問の先生から聞きました。彼女さん...急に引っ越してしまったみたいで...。」
「あぁそうなんだ...。そういえばサッカー部の顧問、この間ここに来てたよ。君たちに教えたのか。そうなんだ...、サッカー部って分かったって事は日記も読んでるよね...。それにネックレスの事も...。でもあの時僕達は付き合ってなかった。あの時...プレゼントを見つけてくれた時、告白しようとしてたんだ。」
『ピッピッピッピ...。』
急に西川の持っていた目覚まし時計がなった。
「あぁ、そういえば目覚まし時計がなっていて見つけたと言っていたな。五年前のあの日、ネックレスと一緒に埋めたんだよ。日記にも5時ってかいてただろ?今も5時だ。今思えば本当にバカだったよ。どうして埋めたんだろ...直接渡せば良かったのかな...。」
その男は悲しそうな笑顔で笑っていた。
「あの...。その後、彼女さんとはどうなったんですか?」
「一度も会ってないよ...。」
とても悲しそうだった。
「あの、そろそろいいかな?店長に怒られる...。」
「あっ、すみません!お忙しい中失礼いたしました。いろいろとお聞かせ頂きありがとうございました。」
「いいよ、また遊びに来て!」
俺たちは学校に戻って卓球部の部室に行き、ロッカーにすべて戻した。そういえばどうして五年も前の時計がなったのか。それに、付き合ってもないのに交換日記なんかしてたらからかわれるだろ...。あっ...そうか、写真の裏だ。ネックレスを隠した場所のヒントは部室の中と日記に書いていたな...。ネックレスを埋めていたのはおそらく、あの写真の花壇だ。あの写真の裏ならA4のノートくらい入る。そこに隠していたのだろう。それにサッカー部だったのなら女子が少ないからあのロッカーにしまっていたのも頷ける。目覚まし時計がどうしてなったのかは分からんが、あの男とその彼女とが、また会えることを願っておこう。
そんな事を考えていたらいつの間にか家の前だった。卓球部に入るのはやめよう。
部活、何に入ろうかな...。それに眠い...。
俺たちはその男の胸につけてる名札を見て聞いた。
「どうして君たちがそれを?確か部室のロッカーに...。」
「はい、入ってました。今は卓球部ですが...それでですね、ダンボールの上にあったこの目覚まし時計がなっていて見つけたんです。」
「あぁそうだったの...。」
日記の男にとっては、あまり思い出したくない事だったのか少しうつむいた。
「あっ、そういえば何か聞きたいことがあったんだよね?何?」
「五年前のサッカー部の顧問の先生から聞きました。彼女さん...急に引っ越してしまったみたいで...。」
「あぁそうなんだ...。そういえばサッカー部の顧問、この間ここに来てたよ。君たちに教えたのか。そうなんだ...、サッカー部って分かったって事は日記も読んでるよね...。それにネックレスの事も...。でもあの時僕達は付き合ってなかった。あの時...プレゼントを見つけてくれた時、告白しようとしてたんだ。」
『ピッピッピッピ...。』
急に西川の持っていた目覚まし時計がなった。
「あぁ、そういえば目覚まし時計がなっていて見つけたと言っていたな。五年前のあの日、ネックレスと一緒に埋めたんだよ。日記にも5時ってかいてただろ?今も5時だ。今思えば本当にバカだったよ。どうして埋めたんだろ...直接渡せば良かったのかな...。」
その男は悲しそうな笑顔で笑っていた。
「あの...。その後、彼女さんとはどうなったんですか?」
「一度も会ってないよ...。」
とても悲しそうだった。
「あの、そろそろいいかな?店長に怒られる...。」
「あっ、すみません!お忙しい中失礼いたしました。いろいろとお聞かせ頂きありがとうございました。」
「いいよ、また遊びに来て!」
俺たちは学校に戻って卓球部の部室に行き、ロッカーにすべて戻した。そういえばどうして五年も前の時計がなったのか。それに、付き合ってもないのに交換日記なんかしてたらからかわれるだろ...。あっ...そうか、写真の裏だ。ネックレスを隠した場所のヒントは部室の中と日記に書いていたな...。ネックレスを埋めていたのはおそらく、あの写真の花壇だ。あの写真の裏ならA4のノートくらい入る。そこに隠していたのだろう。それにサッカー部だったのなら女子が少ないからあのロッカーにしまっていたのも頷ける。目覚まし時計がどうしてなったのかは分からんが、あの男とその彼女とが、また会えることを願っておこう。
そんな事を考えていたらいつの間にか家の前だった。卓球部に入るのはやめよう。
部活、何に入ろうかな...。それに眠い...。
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