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第三章 甘い香りとティータイム
005 メイドを辞める方法
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「あの。それはどんな方法ですか?」
「あ、やっぱり興味あるんだね。──言葉で説明するより……こうすれば分かるかな?」
クロードはそうセシルの耳元で囁くと、急に背後からセシルの体を抱きしめ、左手の薬指に指輪が嵌められた。
「な、何するんですかっ……んんっ!?」
声を上げると、クロードの手で口を塞がれ耳元で囁かれた。
「静かにしないと見つかっちゃうよ。暗くて見えないけどさ、この指輪セシルちゃんにピッタリだね」
セシルは首を左右に振り体を捻り、クロードの腕を何とか振りほどこうとするが、大人の力には勝てそうにない。
「俺の奥さんになればいいよ。メイドも辞めて、俺のところにおいで」
熱を帯びた荒いクロードの息が首筋にかかり、セシルは気持ち悪くて身震いした。
どうにかして逃げなくては、そう思った時、微かだが双子の声が近づいてきた。
『クロード~。セシル~?』
『きっとこの辺りなんだけどな……』
『いないね』
『いないね』
双子はすぐそこまで探しに来ている。
セシルは双子に届くようにと声を絞り出した。
「んんーー!?」
「セシルちゃん。だから静かにしてってば。――メイド、辞めたいんでしょ? 辞めるにはそれなりの事実がないと。指輪をしてくれたってことは、俺を受け入れてくれたってことだよね?」
そう言ってクロードはセシルの耳にフッと息を吹きかけた。
背中にゾクッと悪寒が走る。その感覚に、セシルは怖くなり身体を震え上がらせた。こんな事をされる為に何度も人生をやり直しているんじゃない。
セシルは、震える自身の左手に力を込めて、肘をクロードの腹に思いっきりめり込ませた。
「ぐおっ……」
鈍い声で唸るクロード。セシルを羽交い締めにしていた腕の力が緩むと、セシルはクロードを押し退け、物置の扉を勢いよく開いた。
新鮮な空気と明るく白い光がセシルを包み込む。
「「あー。セシル、みーつっけた!」」
光の先から、双子の声が聞こえた。セシルは安堵し、その場に崩れ落ちてしまった。
◇◇
「セシル……セシル?」
セシルはメアリの声で目を覚ました。
ゆっくりと瞼を開けると、青く澄み渡る空と、心配そうなメアリと双子の顔が見えた。柔らかい草の上でセシルは眠ってしまっていたようだ。
いいや。違う。かくれんぼの途中だった。
「「良かった~」」
双子がセシルの体に抱きつくと同時に、横から騒がしい男性の声がした。クロードが地面におでこを擦り付けて土下座している。
「反省しております。もうこのようなことは二度といたしませんっ!!」
「愚息が申し訳ないことをしたわね……セシル」
メアリは申し訳なさそうにセシルの手を握り謝罪し、レオンとクロエは泣きそうな顔でそれぞれ口を開いた。
「セシル。クロードは悪気があった訳じゃないんだ。元々ああいう駄目な大人なんだ!」
「そうよ。クロードはね。メイドの女の子が大好きですぐに仲良くしたくなっちゃう、ダメダメな大人なの!」
「へ? それって……」
瞳に涙を浮かべながら、双子は口々に変なことを言い始めた。これはクロードを貶しているのか。それとも庇っているのだろうか。
「だから、初めはセシルを追い出そうとしたんだ」
「メイドと仲良くなると、いつもクロードは婆やに怒られちゃうから……」
セシルは双子のこれまでの行動をやっと理解した。双子は自分達の執事を守るためにセシルに意地悪をしていたのだ。
「でもさ、セシルは木登りもできるし、虫にも詳しいし」
「一緒に薔薇を育てようって言ってくれたわ。だから……」
レオンとクロエはセシルの手をギュッと握りしめ熱い視線をセシルに向け、二人同時に声を発した。
「「メイドを辞めるなんて言わないで!!」」
「ええっ!? レオン様、クロエ様。私はメイドを辞めるなんて、一言もいってませんよ」
「でも、クロードが……。セシルはメイドを辞めたがっていたから仲良くなろうとして、別のお仕事を紹介しようとして具合が悪くなっちゃったって言ってたわ」
「別のお仕事ですか?」
セシルが視線を向けると、クロードはまた下を向き地面に額を擦り付けた。レオンとクロエはそんなクロードにも優しい眼差しを向けている。こんな執事なんかより百倍も大人に見える。
「クロードはさ。いつも、秒でメイドと仲良くなるのに、セシルとはならなかったから。放っておいたんだけど……」
「そうなの。セシルは子どもっぽいし、クロードは興味ないのかと思って安心してたのに」
「本当に愚息でごめんなさいね……金輪際、クロードにはセシルに近づかないようにきつく言っておいたから……」
メアリは頭痛でもし始めたのか、額を押さえてため息をつく。そんな母親を見て、クロードは素早く立ち上がると胸に手を当てた。
「はい。このクロード、レオン様とクロエ様に誓ってセシルさんには指一本振れないことを誓います!」
よくもまあペラペラと流暢に言葉が出てくるものだと感心するセシル。何だかこんな駄目な大人と関わっているのも馬鹿らしくなってきた。
「セシル。クロードのこと。許してくれる?」
「メイドを辞めちゃうなんてことないよね?」
「辞めたりしませんよ。私も、お二人と離れるのはさびしいですから。ですが、クロードさん。私にはもう二度と話しかけないでくださいね」
「ははぁ~」
それっぽく深々と土下座をするクロードを、セシルは冷ややかな目で見据えた。本気で反省しているのか半信半疑だ。
メアリはセシルの気持ちを汲み、言葉を添えた。
「セシル。クロードはこう見えて、執事としてはちゃんとしているの。レオン様とクロエ様に誓うと言ったからには、信じてあげて……。もう一度だけチャンスをあげて欲しいわ」
「メアリさんが言うなら……許しはしませんが、信じようと思います」
「良かったぁ~」
セシルの言葉を受け、ヘラヘラと笑うクロードをメアリがキッと睨みつけた。
「クロード。この事はアルベリク様にご報告しますからね」
「げっ!? そればっかりはご勘弁を~。母上様ぁ~」
メアリに泣いてすがり付くクロードに、レオンは呆れ、ついに命令を下した。
「クロード。もう泣くな! 帰るぞ!」
「そうよ。帰るよ!」
「はい。レオン様。クロエ様」
先程までの涙はどこへやら、レオンに命じられるとクロードは歪んだタイを整え、すっと立ち上がった。つくづくよく分からない男だ。
「セシル。クロードは連れて来ないからさ。明日も来ていい?」
「お二人なら、大歓迎ですよ」
「やったぁ! じゃぁ、また明日ね」
レオンとクロエはセシルに手を振ると、東館の方へと帰っていった。
「あ、やっぱり興味あるんだね。──言葉で説明するより……こうすれば分かるかな?」
クロードはそうセシルの耳元で囁くと、急に背後からセシルの体を抱きしめ、左手の薬指に指輪が嵌められた。
「な、何するんですかっ……んんっ!?」
声を上げると、クロードの手で口を塞がれ耳元で囁かれた。
「静かにしないと見つかっちゃうよ。暗くて見えないけどさ、この指輪セシルちゃんにピッタリだね」
セシルは首を左右に振り体を捻り、クロードの腕を何とか振りほどこうとするが、大人の力には勝てそうにない。
「俺の奥さんになればいいよ。メイドも辞めて、俺のところにおいで」
熱を帯びた荒いクロードの息が首筋にかかり、セシルは気持ち悪くて身震いした。
どうにかして逃げなくては、そう思った時、微かだが双子の声が近づいてきた。
『クロード~。セシル~?』
『きっとこの辺りなんだけどな……』
『いないね』
『いないね』
双子はすぐそこまで探しに来ている。
セシルは双子に届くようにと声を絞り出した。
「んんーー!?」
「セシルちゃん。だから静かにしてってば。――メイド、辞めたいんでしょ? 辞めるにはそれなりの事実がないと。指輪をしてくれたってことは、俺を受け入れてくれたってことだよね?」
そう言ってクロードはセシルの耳にフッと息を吹きかけた。
背中にゾクッと悪寒が走る。その感覚に、セシルは怖くなり身体を震え上がらせた。こんな事をされる為に何度も人生をやり直しているんじゃない。
セシルは、震える自身の左手に力を込めて、肘をクロードの腹に思いっきりめり込ませた。
「ぐおっ……」
鈍い声で唸るクロード。セシルを羽交い締めにしていた腕の力が緩むと、セシルはクロードを押し退け、物置の扉を勢いよく開いた。
新鮮な空気と明るく白い光がセシルを包み込む。
「「あー。セシル、みーつっけた!」」
光の先から、双子の声が聞こえた。セシルは安堵し、その場に崩れ落ちてしまった。
◇◇
「セシル……セシル?」
セシルはメアリの声で目を覚ました。
ゆっくりと瞼を開けると、青く澄み渡る空と、心配そうなメアリと双子の顔が見えた。柔らかい草の上でセシルは眠ってしまっていたようだ。
いいや。違う。かくれんぼの途中だった。
「「良かった~」」
双子がセシルの体に抱きつくと同時に、横から騒がしい男性の声がした。クロードが地面におでこを擦り付けて土下座している。
「反省しております。もうこのようなことは二度といたしませんっ!!」
「愚息が申し訳ないことをしたわね……セシル」
メアリは申し訳なさそうにセシルの手を握り謝罪し、レオンとクロエは泣きそうな顔でそれぞれ口を開いた。
「セシル。クロードは悪気があった訳じゃないんだ。元々ああいう駄目な大人なんだ!」
「そうよ。クロードはね。メイドの女の子が大好きですぐに仲良くしたくなっちゃう、ダメダメな大人なの!」
「へ? それって……」
瞳に涙を浮かべながら、双子は口々に変なことを言い始めた。これはクロードを貶しているのか。それとも庇っているのだろうか。
「だから、初めはセシルを追い出そうとしたんだ」
「メイドと仲良くなると、いつもクロードは婆やに怒られちゃうから……」
セシルは双子のこれまでの行動をやっと理解した。双子は自分達の執事を守るためにセシルに意地悪をしていたのだ。
「でもさ、セシルは木登りもできるし、虫にも詳しいし」
「一緒に薔薇を育てようって言ってくれたわ。だから……」
レオンとクロエはセシルの手をギュッと握りしめ熱い視線をセシルに向け、二人同時に声を発した。
「「メイドを辞めるなんて言わないで!!」」
「ええっ!? レオン様、クロエ様。私はメイドを辞めるなんて、一言もいってませんよ」
「でも、クロードが……。セシルはメイドを辞めたがっていたから仲良くなろうとして、別のお仕事を紹介しようとして具合が悪くなっちゃったって言ってたわ」
「別のお仕事ですか?」
セシルが視線を向けると、クロードはまた下を向き地面に額を擦り付けた。レオンとクロエはそんなクロードにも優しい眼差しを向けている。こんな執事なんかより百倍も大人に見える。
「クロードはさ。いつも、秒でメイドと仲良くなるのに、セシルとはならなかったから。放っておいたんだけど……」
「そうなの。セシルは子どもっぽいし、クロードは興味ないのかと思って安心してたのに」
「本当に愚息でごめんなさいね……金輪際、クロードにはセシルに近づかないようにきつく言っておいたから……」
メアリは頭痛でもし始めたのか、額を押さえてため息をつく。そんな母親を見て、クロードは素早く立ち上がると胸に手を当てた。
「はい。このクロード、レオン様とクロエ様に誓ってセシルさんには指一本振れないことを誓います!」
よくもまあペラペラと流暢に言葉が出てくるものだと感心するセシル。何だかこんな駄目な大人と関わっているのも馬鹿らしくなってきた。
「セシル。クロードのこと。許してくれる?」
「メイドを辞めちゃうなんてことないよね?」
「辞めたりしませんよ。私も、お二人と離れるのはさびしいですから。ですが、クロードさん。私にはもう二度と話しかけないでくださいね」
「ははぁ~」
それっぽく深々と土下座をするクロードを、セシルは冷ややかな目で見据えた。本気で反省しているのか半信半疑だ。
メアリはセシルの気持ちを汲み、言葉を添えた。
「セシル。クロードはこう見えて、執事としてはちゃんとしているの。レオン様とクロエ様に誓うと言ったからには、信じてあげて……。もう一度だけチャンスをあげて欲しいわ」
「メアリさんが言うなら……許しはしませんが、信じようと思います」
「良かったぁ~」
セシルの言葉を受け、ヘラヘラと笑うクロードをメアリがキッと睨みつけた。
「クロード。この事はアルベリク様にご報告しますからね」
「げっ!? そればっかりはご勘弁を~。母上様ぁ~」
メアリに泣いてすがり付くクロードに、レオンは呆れ、ついに命令を下した。
「クロード。もう泣くな! 帰るぞ!」
「そうよ。帰るよ!」
「はい。レオン様。クロエ様」
先程までの涙はどこへやら、レオンに命じられるとクロードは歪んだタイを整え、すっと立ち上がった。つくづくよく分からない男だ。
「セシル。クロードは連れて来ないからさ。明日も来ていい?」
「お二人なら、大歓迎ですよ」
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