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夢の異世界編
Q.主人公の名前って? A.ああ!それって異世界物語?
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ここは剣と魔法の異世界ファンタジー。
現実世界と違って衆議院、参議院、総理大臣が居ない世界。
代わりに王様が居て統制している。
もちろん元の世界とは違う法律だったり習慣だったり住んでる人種や生き物だって違う。誰もが空想したであろう最強のドラゴンや魔法、皆大好きくっころ姫騎士も居たり(?)する。
「……ょいしょおっ!」
わらの帽子を被り、顔と衣服が土で汚れた男が植物の葉っぱを引き抜く。
「キェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
引き抜かれた植物は顔が悲哀に満ち、まるでこの世の終わった叫び声を出す。それは男性か女性か判別できない声だ。
大きな根のように黒く、生きているかのようにデフォルメされた細い手足をジタバタさせる。
(やった……!)
男は御年87歳となる老人だ。彼は養殖不可能のマンドゴラを60年の生涯を賭け成功させたのだ。引き抜き抜いた者は死ぬとされ、不老不死の効果をもたらす奇妙な植物である。
繁殖方法は不明とされ、どこに生息し、種を飛ばすのか謎に包まれている。
見分ける術は頭に生えている葉っぱだ。しかしマンドゴラはそこら辺に生息している植物と擬態する。生えている場所を見つけたとしてもどれを抜いたら当たりか分からないのである。また抜いたとしても叫び声で死んでしまう。
そして見つからない所以とされた原因が今はっきりと分かったのである。
ジタバタさせている足だ。これによって好きな場所に移動し自生していたのだ。
(ようやく……ようやくわしの苦労が報われたのだ!)
この老人は何故死なないのか。それは盲聾なのだ。最初に発見したのが彼でギルドが全滅した中、唯一生き残ったのが彼だ。代償としていくら治療魔法を施しても完治しない耳となってしまったが。
聞こえなければマンドゴラの声を聴いても死なない。
彼は人々をマンドラゴの犠牲にしないように誰も居ない土地へ行きマンドラゴを見つけ研究したのだ。
そうして長年の成果が今ここに完成したのだ。
(あの時は生死を彷徨っていて分からなかったが、足があったのか!だからわしの手から逃れることが出来たんだ!ジョンソン、ケーラ!!わしは、ついに、ついに…!!)
幾重にも重ねられたこの魔法陣にマンドラゴの声は周囲に万が一の事があっても被害が及ぶ事は一切ない。ただ、動物や魔物は死んでしまうが。
しかし死んでしまった恋人と親友の仇は今取れたのだ。
(この畑に結界を張らねばな。でないと残りのヤツが逃げてしまう。ようやく見極め方と繁殖方法が確立したのだからな)
手にしていた叫ぶマンドラゴを持っていたナイフで顔に突き刺す。
マンドラゴは苦しみもがき、更に声を上げた。次に老人は開いた口にナイフを突っ込ませる。
今にも抜け出しそうな手足がピンと張ったと思えば、力なく下がり叫ばなくなった。
(マンドラゴは生きている内が良いとされるがどっちでも良いんだよな。まあこれからじっくり観察してい)
老人に衝撃が走る。
そして身体が舞い上がった。
喜びで舞ったのではない。物理で飛ばされたのだ。老人は身を守るため身体強化の魔法を施す。何回か地面に叩き付けられるが衝撃が強烈で肋骨が数本逝ってしまった。
(…ばかな!この魔法陣が破られ―――!?)
老人は言葉が出なかった。
マンドラゴの畑が巨大なクレーターと化していたからだ。
その中心には間抜けにも上半身だけが埋まり足が放り出された変な人間が居た。
「わしのマンドラゴおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
老人は狼狽えた。
しかし切り替えた。
また作り直せばよい、と。しかしここに来るまでに最低20年は掛かる。
老人はこんなこともあろうかと次の世代のために資料とノウハウを小屋兼自宅に保管してある。
振り向けば頑丈に作った家がある。
まだ希望はある、そう思っていた。
「ああああああ…わしの家……わしの…」
ここは巨大なクレーターの中、老人の生涯全てを賭けたモノが跡形も無く全て無くなっていた。
老人が身体強化を使わなければ、木っ端みじんになっていた所だ。
「っ…」
全てがあの変な人間のせいで失ってしまったのだ。
眼を閉じた。
もう全部どうでもよくなった。
老人は死んでしまった。
「―――!!―――っ!!……ぷはあ!はあ!はあ!はあ、チートが無かったら死ぬところだったぜ…」
少年は器用に足を使い、犬神家状態から脱出した。
「クレーターまた作っちまった―――!ああああああああ人がああああああああ!!!」
真っ先に白髪の老人を目にした。きっとここに住んでいた村人だと思った少年は倒れている老人に駆けつける。
「おい!しっかりしろ!おい!おい!!」
肩を持ち、優しく揺さぶる。反応が無い。
手首に指を当て脈を測る。血流が止まっている。
「名も無きじいさあああああああああああああああああああああん!!!ごめんよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!俺の、俺のせいだあああああああああああああああああああ!!!!」
蘇生魔法を使おうとするがやり方が分からない。
炎とかめは〇波を出したかったが出なかったのだから当然だ。
この世界に蘇生魔法があるのだろうか、いや、教会に行けばなんとかなるかもしれない。ドラクエだっておお勇者やられてしまうとは情けないと卑下され、蘇生してもらうのだ。
きっとこの異世界にもそれがあるはずだ。
希望はある。
「そ、そこの君!!」
「!」
希望があった。馬に乗った騎士がこちらへとやって来る。
「一体何があった!」
「全部俺のせいなんですううううううううううううううううううう!!」
少年は泣きじゃくりながら騎士の足に縋りついた。
「ど、どういうことだ!?」
「俺がじいさんを…じいさんをおおおおおおおおおおおおお!」
「じいさん…!?ダン博士!!」
「知ってるんですか!?」
騎士は馬から飛び降り、老人の元へひとっ飛びする。
「知ってるも何も…ダン博士!…死んでいる!?」
「そうなんですよ!早く教会へ行って生き返らせましょう!!」
「何馬鹿な事を言ってるんだ!死んだ人間は生き返らない、常識だ…」
「うるせえ!あんたこそ何馬鹿な事言ってんだよ!!ここ異世界なんだろ、蘇生魔法教えてくれよ!!俺魔法使えるんだよ!」
「そんな万能な魔法あったら皆平和な世界だ!!そんなもんあるわけないだろ!!!」
「な、そんな馬鹿なああああああああああああああああああああ!!!」
「ダン博士の死も気になるが、私は隕石を見てここに来たのだ!そしたらこの有様だ!君が唯一の手掛かりなのだ!何があったのか知ってる事を教えてくれ!」
「だぁからぁ!!俺が悪いんですぅ~!!」
騎士はあまりの出来事にショックで色々記憶やら何やらが混濁していると判断し、少年を安全な場所へ連れるべく、ダンと言う老人の亡骸と共に駐屯基地へと運ぶことにした。
現実世界と違って衆議院、参議院、総理大臣が居ない世界。
代わりに王様が居て統制している。
もちろん元の世界とは違う法律だったり習慣だったり住んでる人種や生き物だって違う。誰もが空想したであろう最強のドラゴンや魔法、皆大好きくっころ姫騎士も居たり(?)する。
「……ょいしょおっ!」
わらの帽子を被り、顔と衣服が土で汚れた男が植物の葉っぱを引き抜く。
「キェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
引き抜かれた植物は顔が悲哀に満ち、まるでこの世の終わった叫び声を出す。それは男性か女性か判別できない声だ。
大きな根のように黒く、生きているかのようにデフォルメされた細い手足をジタバタさせる。
(やった……!)
男は御年87歳となる老人だ。彼は養殖不可能のマンドゴラを60年の生涯を賭け成功させたのだ。引き抜き抜いた者は死ぬとされ、不老不死の効果をもたらす奇妙な植物である。
繁殖方法は不明とされ、どこに生息し、種を飛ばすのか謎に包まれている。
見分ける術は頭に生えている葉っぱだ。しかしマンドゴラはそこら辺に生息している植物と擬態する。生えている場所を見つけたとしてもどれを抜いたら当たりか分からないのである。また抜いたとしても叫び声で死んでしまう。
そして見つからない所以とされた原因が今はっきりと分かったのである。
ジタバタさせている足だ。これによって好きな場所に移動し自生していたのだ。
(ようやく……ようやくわしの苦労が報われたのだ!)
この老人は何故死なないのか。それは盲聾なのだ。最初に発見したのが彼でギルドが全滅した中、唯一生き残ったのが彼だ。代償としていくら治療魔法を施しても完治しない耳となってしまったが。
聞こえなければマンドゴラの声を聴いても死なない。
彼は人々をマンドラゴの犠牲にしないように誰も居ない土地へ行きマンドラゴを見つけ研究したのだ。
そうして長年の成果が今ここに完成したのだ。
(あの時は生死を彷徨っていて分からなかったが、足があったのか!だからわしの手から逃れることが出来たんだ!ジョンソン、ケーラ!!わしは、ついに、ついに…!!)
幾重にも重ねられたこの魔法陣にマンドラゴの声は周囲に万が一の事があっても被害が及ぶ事は一切ない。ただ、動物や魔物は死んでしまうが。
しかし死んでしまった恋人と親友の仇は今取れたのだ。
(この畑に結界を張らねばな。でないと残りのヤツが逃げてしまう。ようやく見極め方と繁殖方法が確立したのだからな)
手にしていた叫ぶマンドラゴを持っていたナイフで顔に突き刺す。
マンドラゴは苦しみもがき、更に声を上げた。次に老人は開いた口にナイフを突っ込ませる。
今にも抜け出しそうな手足がピンと張ったと思えば、力なく下がり叫ばなくなった。
(マンドラゴは生きている内が良いとされるがどっちでも良いんだよな。まあこれからじっくり観察してい)
老人に衝撃が走る。
そして身体が舞い上がった。
喜びで舞ったのではない。物理で飛ばされたのだ。老人は身を守るため身体強化の魔法を施す。何回か地面に叩き付けられるが衝撃が強烈で肋骨が数本逝ってしまった。
(…ばかな!この魔法陣が破られ―――!?)
老人は言葉が出なかった。
マンドラゴの畑が巨大なクレーターと化していたからだ。
その中心には間抜けにも上半身だけが埋まり足が放り出された変な人間が居た。
「わしのマンドラゴおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
老人は狼狽えた。
しかし切り替えた。
また作り直せばよい、と。しかしここに来るまでに最低20年は掛かる。
老人はこんなこともあろうかと次の世代のために資料とノウハウを小屋兼自宅に保管してある。
振り向けば頑丈に作った家がある。
まだ希望はある、そう思っていた。
「ああああああ…わしの家……わしの…」
ここは巨大なクレーターの中、老人の生涯全てを賭けたモノが跡形も無く全て無くなっていた。
老人が身体強化を使わなければ、木っ端みじんになっていた所だ。
「っ…」
全てがあの変な人間のせいで失ってしまったのだ。
眼を閉じた。
もう全部どうでもよくなった。
老人は死んでしまった。
「―――!!―――っ!!……ぷはあ!はあ!はあ!はあ、チートが無かったら死ぬところだったぜ…」
少年は器用に足を使い、犬神家状態から脱出した。
「クレーターまた作っちまった―――!ああああああああ人がああああああああ!!!」
真っ先に白髪の老人を目にした。きっとここに住んでいた村人だと思った少年は倒れている老人に駆けつける。
「おい!しっかりしろ!おい!おい!!」
肩を持ち、優しく揺さぶる。反応が無い。
手首に指を当て脈を測る。血流が止まっている。
「名も無きじいさあああああああああああああああああああああん!!!ごめんよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!俺の、俺のせいだあああああああああああああああああああ!!!!」
蘇生魔法を使おうとするがやり方が分からない。
炎とかめは〇波を出したかったが出なかったのだから当然だ。
この世界に蘇生魔法があるのだろうか、いや、教会に行けばなんとかなるかもしれない。ドラクエだっておお勇者やられてしまうとは情けないと卑下され、蘇生してもらうのだ。
きっとこの異世界にもそれがあるはずだ。
希望はある。
「そ、そこの君!!」
「!」
希望があった。馬に乗った騎士がこちらへとやって来る。
「一体何があった!」
「全部俺のせいなんですううううううううううううううううううう!!」
少年は泣きじゃくりながら騎士の足に縋りついた。
「ど、どういうことだ!?」
「俺がじいさんを…じいさんをおおおおおおおおおおおおお!」
「じいさん…!?ダン博士!!」
「知ってるんですか!?」
騎士は馬から飛び降り、老人の元へひとっ飛びする。
「知ってるも何も…ダン博士!…死んでいる!?」
「そうなんですよ!早く教会へ行って生き返らせましょう!!」
「何馬鹿な事を言ってるんだ!死んだ人間は生き返らない、常識だ…」
「うるせえ!あんたこそ何馬鹿な事言ってんだよ!!ここ異世界なんだろ、蘇生魔法教えてくれよ!!俺魔法使えるんだよ!」
「そんな万能な魔法あったら皆平和な世界だ!!そんなもんあるわけないだろ!!!」
「な、そんな馬鹿なああああああああああああああああああああ!!!」
「ダン博士の死も気になるが、私は隕石を見てここに来たのだ!そしたらこの有様だ!君が唯一の手掛かりなのだ!何があったのか知ってる事を教えてくれ!」
「だぁからぁ!!俺が悪いんですぅ~!!」
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