12 / 369
第1章 僕のお母さんはAV女優
12話
しおりを挟む
※この作品は「小説家になろう」「note」にも掲載中
俺は1限目に遅刻をして数学の前半があまり頭に入らなかったが、無事に昼までを乗り切ることが出来た。
朝は近い学校に徒歩から行けるので満員電車に揺られるのはとても心地の悪いものだった。
昼飯はないのだけれど……そこは購買で買おうとしよう。
すると、俺の机の上に誰かがポンっと焼きそばパンを置いた。
「飯田か……。」
「おう、おつかれさん!元気な顔が見れて安心したぜ!」
飯田はいつもの無邪気な笑顔でにっこりと笑う。
きっと朝ごはんがないところまでお見通しだったのだろう。
俺たちは、屋上へと足を運ぶことにした。
そして、いつものところで腰をかける。
いつもより少し無言の時間があるのは連絡を無視した気まずさを俺が出しているのと、飯田が自分のせいで家族が揉めたという罪悪感から来るものだと気がつくのにはほとんど時間はかからなかった。
「あのさ、飯田。」
「大丈夫だ……お前の目を見ればわかる。」
その一言で少し安堵をする、やはり飯田は良い奴だった。そして、飯田は続ける。
「もし、事が落ち着いたらまたゆっくり話してくれよ!そんなことより……お前昨日どこ行ってたんだよ~!家はここからそんなに遠くないから1限目に遅刻なんて有り得ねえぜ!」
「本厚木ってとこ行ってた。」
「どこだぁ?そこ。」
「んー、小田急線のとこなんだけど新宿から小田原のちょうど真ん中辺りにいたよ。」
「いやめちゃくちゃ遠くじゃねえか……。」
飯田はツッコミを入れる。
あ、やっぱり遠すぎたよね?
「つか、お金大丈夫だったのかよ?お前まさか食い逃げかホームレスのような生活を……。」
「いや、そこも大丈夫だったよ。」
西出さんには本当に世話になった。
次はあの人を探しに本厚木を探してみよう。
そういえば、新学期が始まってから佐倉さんも俺たちに混ざっているのが日課だったのに今日は珍しく居なかった。
「ねえ、飯田……そういえば佐倉さんはどこに行ったのかな?」
「佐倉?あー、あいつ今日はバイト先の英会話研修入れちまったから参加することにしたんだって。」
「なんだそりゃ?」
学校よりバイトを優先してるとは……また今度彼女にあった時には注意してあげないといけないな。
俺たちは簡素な購買のパンをあっさり食切ると……飯田はすぐに立ち上がった。
「どうしたの?」
「ああ、今日は水泳部のトレーニングメニューの改定の為のミーティングを控えてるんだ。お前も自分との対話の時間が必要だろ?いつも通りで安心したわ、じゃーなー!」
そう言って飯田はこの場を立ち去り、軽く手を振った。
そういった所も飯田は気を使うのが上手だなと関心をする。
さて、俺もこの後の化学の授業の準備と母親に何を話すか整理をする事にした。
☆☆
キーンコーンカーンコーン……
「はい、今日の授業は終了です。皆さん気をつけて帰ってくださいね。」
諏訪先生が午後のホームルームを終え、終わりの号令をすると俺たちは解放をされる。
結局授業は頭に入ることは無かった。
しかし、俺の中でひとつの言葉が確立されていた。
「人を許すとは、囚人を解放すること。そして、その囚人が自分自身であったと気が付くこと。」
名前も知らないアメリカの作家の言葉であった。
なんというか、ホームルームで許すというワードでググッてみたらたまたまそんな言葉が見つかったのだけれど……この言葉がグッと心に刺さった。
そう、未熟だった俺の精神こそが今の家族との関係を引き裂いている1番の要因だ。西出さんの教えてくれたように……俺は前に進まなければいけなかった。
俺は真っ先にケーキ屋に行った。
昨日の宿題で受け入れるためにはケーキが必要だったのだ。
俺はケーキ屋さんに入り、2人分のケーキを注文をする。
俺はショートケーキ、母ちゃんのはガトーショコラだった。
そして、保冷剤抜きで箱に入れてもらい……自宅へと丸一日ぶりに帰宅をした。
「おかえり!」
母ちゃんはいつも通りの笑顔で迎えてくれた。
そう、まるで何事も無かったかのように。
「ただいま、ケーキ……買ってきたよ。」
「え!嬉しい~!すぐ食べる?」
「うん、出来れば……きちんと話もしたいな。」
「わかったわ!カモミールティー入れるわね。」
俺たちはリビングに腰をかけて、母親がカモミールティーをいれてくれた。
少しミントも入っているのでとても爽やかな香りがする。
俺は少し緊張もしていたので、ケーキの味が分からない俺に対して……母ちゃんは頬に手を当てとても美味しそうに食べていた。
「んー、美味しい!たまらないわ!」
「そうだね、おいしいね。」
母ちゃんはやはり子どもっぽい。どこか年齢を感じないほど天真爛漫であった。
「……ねえ、母ちゃん。昨日の件なんだけどさ。」
「うん。どうしたの?」
母ちゃんは目をしっかりと見て食べるのを止める。
しっかりと俺の言葉に傾聴をしてるようであった。
「あれから考えて……きっと母ちゃんはいつも俺を守るために母ちゃんは何かを捨てて頑張ってるんじゃないかと思ったんだ。青柳と一緒にいる時の母ちゃんは……すごく死んだ目をしていた。」
「あはは……よく見てるね。」
「だからね、俺は少しでも母ちゃんと向き合えるように……とにかく毎日学校に行く努力はしようと思う。
1年の頃は少し休み気味だったけど、母ちゃんがもう無理をしなくていいように前を進もうと思うんだ!」
すると、母ちゃんは俺の頬に手を当てた。
すごく暖かくて……優しくて、落ち着く感触だった。
「ねえ、直輝……私からもいい?」
「うん。」
「いつも直輝のことをちゃんと見れなくて……ごめんね。」
まさかの母ちゃんからの謝罪もあり……俺は少し目頭が熱くなった。
「私はね……直輝を守ることに必死で、直輝のことをちゃんと見てあげれなかったな。私もねすごく不器用だから目の前のことでいっぱいいっぱいになって頑張りすぎちゃうの。最初なんかはネグレクトそのものだったし、そこで反省をして習い事とか行かせてみたけど……知らないうちに負担をかけて…………私はすごくダメな女よ。」
母ちゃんも泣いていた。
お互いが不器用なのだ、お互いが馬鹿だったのだ。
しかし、俺はそんな母ちゃんをそのままで終わらしたくはなかった。
「母ちゃん!……そんな悲しいこと言わないでくれよ。過去なんて関係ないんだ、これから変わろうよ。過去は変えられなくても未来は変えられることが出来るんだ。」
俺は口が止まらなかった、こんなに饒舌に喋ったのは実に久しぶりだった。
「俺は……母ちゃんを、俺自身を許すよ。それが家族ってもんでしょ。だからもう俺のために身を削りすぎることは……辞めてくれ!俺にとっては母ちゃんが最高の母ちゃんなんだよ!」
「直輝……直輝ーーー!う……うう。」
うわあああと母ちゃんは声を上げて泣いた。
俺も一緒に母ちゃんの肩に手を当て地面に向けて子供らしく泣いた。
どんな形であれ、どんな過去があれ……どんな溝があっても俺たちは誇れることが出来る家族であった。
☆☆
「おきー!おきなさい!」
「ん……。」
朝の小鳥のさえずりがひびき……朝6時だと言うのにもう朝焼けも終わり空模様は青くなっていた。
春というのは少し寒く……少し暖かく他の国には無い花咲かせる絶妙な季節であり桜が数日ながら咲き誇り花をまい散らせるのはまさに圧巻の景色である。
俺は、まだその景色を見るにはカーテンが塞いでいて気づくことは無かった。
「直輝ー!起きてー!」
「へーい!」
俺はそろそろ飯田が来ると体内時計がアラームを鳴らしてたので何とか目を覚ました。
「おはよー、母ちゃん。」
「おはよー。もう~朝起きるの遅いわよ。」
母ちゃんは慌ただしく朝食を用意してる姿を見ると……母ちゃんも少し寝坊気味であることが伺えた。
それにしても、今日は母ちゃんはスーツを着てなかった。
「母ちゃん……今日はスーツ気ないんだね。」
「辞めたわ。」
「へ?」
「だって、貯金はたんまりあるもの!それに私……AV女優の女王だったからね!」
「普通……それ息子に自慢することでは無いよ。」
俺たちの関係は……少し明るくはなっていた。
まだ俺の疑問は全ては解消はされてなかったけど、少し母ちゃんの事が知るとどこか距離感を近く感じられて……安堵していた。
ピンポーン
インターホンがなる。
やべえ、もう飯田が来てる時間じゃあねえか!
「入りますよー!」
「飯田君~!ごめんなさいね、ちょっと直輝まだ寝起きで。」
「いいっすよいいっすよ!それにしても遥香さん今日も綺麗ですね!」
「やだー、飯田くんったら!」
「おい、母ちゃんナンパするな。ホモ野郎。」
今日もそんな春の景色はお構い無しと俺たちの朝は慌ただしく始まる……桜の花言葉は始まり。
俺たちの物語は……はじまった。
俺は1限目に遅刻をして数学の前半があまり頭に入らなかったが、無事に昼までを乗り切ることが出来た。
朝は近い学校に徒歩から行けるので満員電車に揺られるのはとても心地の悪いものだった。
昼飯はないのだけれど……そこは購買で買おうとしよう。
すると、俺の机の上に誰かがポンっと焼きそばパンを置いた。
「飯田か……。」
「おう、おつかれさん!元気な顔が見れて安心したぜ!」
飯田はいつもの無邪気な笑顔でにっこりと笑う。
きっと朝ごはんがないところまでお見通しだったのだろう。
俺たちは、屋上へと足を運ぶことにした。
そして、いつものところで腰をかける。
いつもより少し無言の時間があるのは連絡を無視した気まずさを俺が出しているのと、飯田が自分のせいで家族が揉めたという罪悪感から来るものだと気がつくのにはほとんど時間はかからなかった。
「あのさ、飯田。」
「大丈夫だ……お前の目を見ればわかる。」
その一言で少し安堵をする、やはり飯田は良い奴だった。そして、飯田は続ける。
「もし、事が落ち着いたらまたゆっくり話してくれよ!そんなことより……お前昨日どこ行ってたんだよ~!家はここからそんなに遠くないから1限目に遅刻なんて有り得ねえぜ!」
「本厚木ってとこ行ってた。」
「どこだぁ?そこ。」
「んー、小田急線のとこなんだけど新宿から小田原のちょうど真ん中辺りにいたよ。」
「いやめちゃくちゃ遠くじゃねえか……。」
飯田はツッコミを入れる。
あ、やっぱり遠すぎたよね?
「つか、お金大丈夫だったのかよ?お前まさか食い逃げかホームレスのような生活を……。」
「いや、そこも大丈夫だったよ。」
西出さんには本当に世話になった。
次はあの人を探しに本厚木を探してみよう。
そういえば、新学期が始まってから佐倉さんも俺たちに混ざっているのが日課だったのに今日は珍しく居なかった。
「ねえ、飯田……そういえば佐倉さんはどこに行ったのかな?」
「佐倉?あー、あいつ今日はバイト先の英会話研修入れちまったから参加することにしたんだって。」
「なんだそりゃ?」
学校よりバイトを優先してるとは……また今度彼女にあった時には注意してあげないといけないな。
俺たちは簡素な購買のパンをあっさり食切ると……飯田はすぐに立ち上がった。
「どうしたの?」
「ああ、今日は水泳部のトレーニングメニューの改定の為のミーティングを控えてるんだ。お前も自分との対話の時間が必要だろ?いつも通りで安心したわ、じゃーなー!」
そう言って飯田はこの場を立ち去り、軽く手を振った。
そういった所も飯田は気を使うのが上手だなと関心をする。
さて、俺もこの後の化学の授業の準備と母親に何を話すか整理をする事にした。
☆☆
キーンコーンカーンコーン……
「はい、今日の授業は終了です。皆さん気をつけて帰ってくださいね。」
諏訪先生が午後のホームルームを終え、終わりの号令をすると俺たちは解放をされる。
結局授業は頭に入ることは無かった。
しかし、俺の中でひとつの言葉が確立されていた。
「人を許すとは、囚人を解放すること。そして、その囚人が自分自身であったと気が付くこと。」
名前も知らないアメリカの作家の言葉であった。
なんというか、ホームルームで許すというワードでググッてみたらたまたまそんな言葉が見つかったのだけれど……この言葉がグッと心に刺さった。
そう、未熟だった俺の精神こそが今の家族との関係を引き裂いている1番の要因だ。西出さんの教えてくれたように……俺は前に進まなければいけなかった。
俺は真っ先にケーキ屋に行った。
昨日の宿題で受け入れるためにはケーキが必要だったのだ。
俺はケーキ屋さんに入り、2人分のケーキを注文をする。
俺はショートケーキ、母ちゃんのはガトーショコラだった。
そして、保冷剤抜きで箱に入れてもらい……自宅へと丸一日ぶりに帰宅をした。
「おかえり!」
母ちゃんはいつも通りの笑顔で迎えてくれた。
そう、まるで何事も無かったかのように。
「ただいま、ケーキ……買ってきたよ。」
「え!嬉しい~!すぐ食べる?」
「うん、出来れば……きちんと話もしたいな。」
「わかったわ!カモミールティー入れるわね。」
俺たちはリビングに腰をかけて、母親がカモミールティーをいれてくれた。
少しミントも入っているのでとても爽やかな香りがする。
俺は少し緊張もしていたので、ケーキの味が分からない俺に対して……母ちゃんは頬に手を当てとても美味しそうに食べていた。
「んー、美味しい!たまらないわ!」
「そうだね、おいしいね。」
母ちゃんはやはり子どもっぽい。どこか年齢を感じないほど天真爛漫であった。
「……ねえ、母ちゃん。昨日の件なんだけどさ。」
「うん。どうしたの?」
母ちゃんは目をしっかりと見て食べるのを止める。
しっかりと俺の言葉に傾聴をしてるようであった。
「あれから考えて……きっと母ちゃんはいつも俺を守るために母ちゃんは何かを捨てて頑張ってるんじゃないかと思ったんだ。青柳と一緒にいる時の母ちゃんは……すごく死んだ目をしていた。」
「あはは……よく見てるね。」
「だからね、俺は少しでも母ちゃんと向き合えるように……とにかく毎日学校に行く努力はしようと思う。
1年の頃は少し休み気味だったけど、母ちゃんがもう無理をしなくていいように前を進もうと思うんだ!」
すると、母ちゃんは俺の頬に手を当てた。
すごく暖かくて……優しくて、落ち着く感触だった。
「ねえ、直輝……私からもいい?」
「うん。」
「いつも直輝のことをちゃんと見れなくて……ごめんね。」
まさかの母ちゃんからの謝罪もあり……俺は少し目頭が熱くなった。
「私はね……直輝を守ることに必死で、直輝のことをちゃんと見てあげれなかったな。私もねすごく不器用だから目の前のことでいっぱいいっぱいになって頑張りすぎちゃうの。最初なんかはネグレクトそのものだったし、そこで反省をして習い事とか行かせてみたけど……知らないうちに負担をかけて…………私はすごくダメな女よ。」
母ちゃんも泣いていた。
お互いが不器用なのだ、お互いが馬鹿だったのだ。
しかし、俺はそんな母ちゃんをそのままで終わらしたくはなかった。
「母ちゃん!……そんな悲しいこと言わないでくれよ。過去なんて関係ないんだ、これから変わろうよ。過去は変えられなくても未来は変えられることが出来るんだ。」
俺は口が止まらなかった、こんなに饒舌に喋ったのは実に久しぶりだった。
「俺は……母ちゃんを、俺自身を許すよ。それが家族ってもんでしょ。だからもう俺のために身を削りすぎることは……辞めてくれ!俺にとっては母ちゃんが最高の母ちゃんなんだよ!」
「直輝……直輝ーーー!う……うう。」
うわあああと母ちゃんは声を上げて泣いた。
俺も一緒に母ちゃんの肩に手を当て地面に向けて子供らしく泣いた。
どんな形であれ、どんな過去があれ……どんな溝があっても俺たちは誇れることが出来る家族であった。
☆☆
「おきー!おきなさい!」
「ん……。」
朝の小鳥のさえずりがひびき……朝6時だと言うのにもう朝焼けも終わり空模様は青くなっていた。
春というのは少し寒く……少し暖かく他の国には無い花咲かせる絶妙な季節であり桜が数日ながら咲き誇り花をまい散らせるのはまさに圧巻の景色である。
俺は、まだその景色を見るにはカーテンが塞いでいて気づくことは無かった。
「直輝ー!起きてー!」
「へーい!」
俺はそろそろ飯田が来ると体内時計がアラームを鳴らしてたので何とか目を覚ました。
「おはよー、母ちゃん。」
「おはよー。もう~朝起きるの遅いわよ。」
母ちゃんは慌ただしく朝食を用意してる姿を見ると……母ちゃんも少し寝坊気味であることが伺えた。
それにしても、今日は母ちゃんはスーツを着てなかった。
「母ちゃん……今日はスーツ気ないんだね。」
「辞めたわ。」
「へ?」
「だって、貯金はたんまりあるもの!それに私……AV女優の女王だったからね!」
「普通……それ息子に自慢することでは無いよ。」
俺たちの関係は……少し明るくはなっていた。
まだ俺の疑問は全ては解消はされてなかったけど、少し母ちゃんの事が知るとどこか距離感を近く感じられて……安堵していた。
ピンポーン
インターホンがなる。
やべえ、もう飯田が来てる時間じゃあねえか!
「入りますよー!」
「飯田君~!ごめんなさいね、ちょっと直輝まだ寝起きで。」
「いいっすよいいっすよ!それにしても遥香さん今日も綺麗ですね!」
「やだー、飯田くんったら!」
「おい、母ちゃんナンパするな。ホモ野郎。」
今日もそんな春の景色はお構い無しと俺たちの朝は慌ただしく始まる……桜の花言葉は始まり。
俺たちの物語は……はじまった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる