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始まりの勇者編
23 一心同体
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反撃の準備をし、待ちの体制で向かえる。
ワールドオーダーは50メートルの間を一瞬で詰めると悟に向かって剣で攻撃をしてきた。
「あぶない悟!?」
ハイネがそう叫ぶと同時に敵の腕を斬ろうと剣を上から振り下ろすとその攻撃は弾かれた、
「何っ!?」
ハイネの攻撃を受けたワールドオーダーは一瞬悟への攻撃の速度を落とすとハイネの方を向き背面の触手で攻撃してきた、
「どっちを見ている!」
悟は緩めた隙をつきワールドオーダーの腹部に剣を突き立てた。
その時に剣先に魔力を込めワールドオーダーを吹き飛ばした、
「吹き飛ばすのがやっとだな……」
ワールドオーダーの体は傷一つついていなかった。
「悟、もう一度やるぞ!」
「わかりました!」
ハイネは悟の背後につき先程と同じように魔力を流し込んだ。
悟の剣は炎を纏いもう一度向かい打つためにカウンターができる体制を整えた、
「やはりあいつには私の攻撃は効かないらしいな」
「そういえば、魔王の因子の源でしたね」
そんなことを交わしていると、ワールドオーダーはこちらに向かって突っ込んできた。
「来るぞ悟!!」 「はいっ!!」
ワールドオーダーが間合いに入った瞬間、悟は剣を横に振った、
「何っ!?」
ワールドオーダーは自分の触手を壁にし、剣をガードすると突っ込んだ勢いを使って飛んでいた。
シュッ!
ワールドオーダーは風を斬るように触手をハイネの肩を貫くとハイネは「あ゛あ゛」と言う声が響くと一瞬で地に伏した、
「ハイネさん!?」
ワールドオーダーは狙ってやったのか曲芸染みたことをやると一人になった悟を無数の触手で攻撃し始めた、
『致命傷になるところは防がないと死ぬ!?』
確信した悟は心臓と頭、それに剣の持ち手を重点的に防いだ、
「くっ、速い……」
ワールドオーダーはじりじりと悟を追い詰めていた。
悟の体は生傷が増えていく辛うじて致命傷以外の攻撃だけを見切っているだけだった。
「ここまでか……」
その状況で何か反撃のチャンスは何か無いかと考えていたその瞬間『ビュンッ』と風を切るような音と目の前に何かが通過した。
「矢!?」
一瞬だけワールドオーダーが止まったその瞬間、来た方向に顔を向けるとそこにいたのはトウカだった、
「今だ悟!!」
その言葉を聞いて今動きが止まっているワールドオーダーに渾身の一撃を与えるため全力で叩ききるように剣を振り落とした、
ぶんっ!
しかし、その攻撃は空を斬った、
「当たってないどこにいった!?」
ワールドオーダーは目の前に居なかった。
「きゃあ!!」
美希の悲鳴が聞こえそっちの方を見た。
「何!?」
ワールドオーダーは回復をしていた美希を押し退けヤマトを取り込もうとしていた、
「何故そっちに……」
悟は今起きてることが頭に入ってこなかった。
悟は呆然としてるのを見たトウカは「助けにいくぞ!」と言われ我に返りすぐに戻った。
─────
「氷槍!!」
押し退けられた美希は急いでヤマトを救出するためにヤマトを中心とし氷魔法でワールドオーダーを串刺しにした。
「離れない……」
攻撃をしても今目の前にいる人間を補食か吸収するのに夢中になっていた。
「美希君離れてくれ……」
掠れる声でヤマトは美希にそう促した、
「マジックレイ」
ヤマトは魔法を唱えた。
その瞬間光線がワールドオーダーを貫いた。これにはたまらずワールドオーダーは離れた。
「はぁはぁ多少は動けるけど戦えるか微妙だなはは」
「ヤマトさん!!」 「ヤマト!!」
この間に悟とトウカが来た。
二人は急いでヤマト達の前に出て構えた。
「ヤマトさん立てそうですか?」
「ちょっと難しいかな……」
ヤマトはそう応えると否や、
「美希回復を」 「いや待ってくれ」
ヤマトは悟の言葉遮った、
「正直言ってこの状況は全滅に近い、二人は倒れ僕は立てない逃げることも不可能と見た」
「だからってここで死ぬつもりかヤマト!」
「いや方法がある、悟君合体するぞ」
ヤマトはそんな突拍子も無いことを言うと悟は「はっ?」と頭の上に浮かんだ、
「説明してる時間は無いから今やるよ!」
と言うと、ヤマトは一瞬で気絶した、
「ヤマトさん話のとちゅ」
すると、ヤマトの体から光の玉が出てきた、
「ヤマトさんの中から何か出てきたこれってまさか魂?」
美希はそんなことを言うと、
「さしずめそんなところだよ美希君」
その光からヤマトの声が聞こえた、
「何を今からやるんだヤマト!」
トウカはそう言うと、
「まぁまぁ、この状態は魂であり僕の魔力を溜めるため核と言うべきものそれを今から悟の魔力と同化する」
ふわふわとした球体でそんなことを言うと、
「わかりました」
「いや、悟さすがに物分かりが良すぎるぞ」
トウカはそう言うと「わからないけど、何となくやれそうな気がするんです」悟はそう言った。
「よし、入るぞ!」
そう言うと、ヤマトの魂は悟の中に入った。
「うっ!?」
呻き声を上げた瞬間、悟の周囲が光始めた。
光は悟の体に引っ付きと下から上へと移動している間に、生傷は剥がれるように消え去り発光も終わった。
悟は自分の体や手、足を見て全身を動かした。
「ヤマトさんと悟が合体してヤマトサトルになっちゃった……私はどうすれば」
「いや、戻れるからねまた二人に」
それはヤマトか悟かどっちが言ったのかは分からないがヤマトサトルが発言した、
「も、戻れるのか、にしても姿は悟のまま何だな……」
「体を動かすのは悟君だからね僕は魔力の方を操作するのさ」
「まぁ、いいさそれで倒せるのか」
「はいっ、おそらく倒せるかと」
ヤマトサトルはワールドオーダーの方を向いた。
ワールドオーダーはウニウニと液状なのか固体なのかわからない状態から徐々に元の姿、つまりコピーヤマトに戻っていった。
「さっきより完成度高くなってませんか、ほら何て言うか顔つきと体つきが」
『そうだね悟君』
ヤマトサトルは『一人言?』をすると、
「二人は僕の体を持って下がってて」
「あ、あぁ」 「わかりました……」
トウカと美希は入り口付近でじっと見つめ始めた。
「よし、行くか……」
ヤマトサトルが一瞬で消えたと思ったら、その時既にワールドオーダーは天井に打ち上げられていた、
「今までよくもいたぶってくれたな!」
ワールドオーダーは50メートルの間を一瞬で詰めると悟に向かって剣で攻撃をしてきた。
「あぶない悟!?」
ハイネがそう叫ぶと同時に敵の腕を斬ろうと剣を上から振り下ろすとその攻撃は弾かれた、
「何っ!?」
ハイネの攻撃を受けたワールドオーダーは一瞬悟への攻撃の速度を落とすとハイネの方を向き背面の触手で攻撃してきた、
「どっちを見ている!」
悟は緩めた隙をつきワールドオーダーの腹部に剣を突き立てた。
その時に剣先に魔力を込めワールドオーダーを吹き飛ばした、
「吹き飛ばすのがやっとだな……」
ワールドオーダーの体は傷一つついていなかった。
「悟、もう一度やるぞ!」
「わかりました!」
ハイネは悟の背後につき先程と同じように魔力を流し込んだ。
悟の剣は炎を纏いもう一度向かい打つためにカウンターができる体制を整えた、
「やはりあいつには私の攻撃は効かないらしいな」
「そういえば、魔王の因子の源でしたね」
そんなことを交わしていると、ワールドオーダーはこちらに向かって突っ込んできた。
「来るぞ悟!!」 「はいっ!!」
ワールドオーダーが間合いに入った瞬間、悟は剣を横に振った、
「何っ!?」
ワールドオーダーは自分の触手を壁にし、剣をガードすると突っ込んだ勢いを使って飛んでいた。
シュッ!
ワールドオーダーは風を斬るように触手をハイネの肩を貫くとハイネは「あ゛あ゛」と言う声が響くと一瞬で地に伏した、
「ハイネさん!?」
ワールドオーダーは狙ってやったのか曲芸染みたことをやると一人になった悟を無数の触手で攻撃し始めた、
『致命傷になるところは防がないと死ぬ!?』
確信した悟は心臓と頭、それに剣の持ち手を重点的に防いだ、
「くっ、速い……」
ワールドオーダーはじりじりと悟を追い詰めていた。
悟の体は生傷が増えていく辛うじて致命傷以外の攻撃だけを見切っているだけだった。
「ここまでか……」
その状況で何か反撃のチャンスは何か無いかと考えていたその瞬間『ビュンッ』と風を切るような音と目の前に何かが通過した。
「矢!?」
一瞬だけワールドオーダーが止まったその瞬間、来た方向に顔を向けるとそこにいたのはトウカだった、
「今だ悟!!」
その言葉を聞いて今動きが止まっているワールドオーダーに渾身の一撃を与えるため全力で叩ききるように剣を振り落とした、
ぶんっ!
しかし、その攻撃は空を斬った、
「当たってないどこにいった!?」
ワールドオーダーは目の前に居なかった。
「きゃあ!!」
美希の悲鳴が聞こえそっちの方を見た。
「何!?」
ワールドオーダーは回復をしていた美希を押し退けヤマトを取り込もうとしていた、
「何故そっちに……」
悟は今起きてることが頭に入ってこなかった。
悟は呆然としてるのを見たトウカは「助けにいくぞ!」と言われ我に返りすぐに戻った。
─────
「氷槍!!」
押し退けられた美希は急いでヤマトを救出するためにヤマトを中心とし氷魔法でワールドオーダーを串刺しにした。
「離れない……」
攻撃をしても今目の前にいる人間を補食か吸収するのに夢中になっていた。
「美希君離れてくれ……」
掠れる声でヤマトは美希にそう促した、
「マジックレイ」
ヤマトは魔法を唱えた。
その瞬間光線がワールドオーダーを貫いた。これにはたまらずワールドオーダーは離れた。
「はぁはぁ多少は動けるけど戦えるか微妙だなはは」
「ヤマトさん!!」 「ヤマト!!」
この間に悟とトウカが来た。
二人は急いでヤマト達の前に出て構えた。
「ヤマトさん立てそうですか?」
「ちょっと難しいかな……」
ヤマトはそう応えると否や、
「美希回復を」 「いや待ってくれ」
ヤマトは悟の言葉遮った、
「正直言ってこの状況は全滅に近い、二人は倒れ僕は立てない逃げることも不可能と見た」
「だからってここで死ぬつもりかヤマト!」
「いや方法がある、悟君合体するぞ」
ヤマトはそんな突拍子も無いことを言うと悟は「はっ?」と頭の上に浮かんだ、
「説明してる時間は無いから今やるよ!」
と言うと、ヤマトは一瞬で気絶した、
「ヤマトさん話のとちゅ」
すると、ヤマトの体から光の玉が出てきた、
「ヤマトさんの中から何か出てきたこれってまさか魂?」
美希はそんなことを言うと、
「さしずめそんなところだよ美希君」
その光からヤマトの声が聞こえた、
「何を今からやるんだヤマト!」
トウカはそう言うと、
「まぁまぁ、この状態は魂であり僕の魔力を溜めるため核と言うべきものそれを今から悟の魔力と同化する」
ふわふわとした球体でそんなことを言うと、
「わかりました」
「いや、悟さすがに物分かりが良すぎるぞ」
トウカはそう言うと「わからないけど、何となくやれそうな気がするんです」悟はそう言った。
「よし、入るぞ!」
そう言うと、ヤマトの魂は悟の中に入った。
「うっ!?」
呻き声を上げた瞬間、悟の周囲が光始めた。
光は悟の体に引っ付きと下から上へと移動している間に、生傷は剥がれるように消え去り発光も終わった。
悟は自分の体や手、足を見て全身を動かした。
「ヤマトさんと悟が合体してヤマトサトルになっちゃった……私はどうすれば」
「いや、戻れるからねまた二人に」
それはヤマトか悟かどっちが言ったのかは分からないがヤマトサトルが発言した、
「も、戻れるのか、にしても姿は悟のまま何だな……」
「体を動かすのは悟君だからね僕は魔力の方を操作するのさ」
「まぁ、いいさそれで倒せるのか」
「はいっ、おそらく倒せるかと」
ヤマトサトルはワールドオーダーの方を向いた。
ワールドオーダーはウニウニと液状なのか固体なのかわからない状態から徐々に元の姿、つまりコピーヤマトに戻っていった。
「さっきより完成度高くなってませんか、ほら何て言うか顔つきと体つきが」
『そうだね悟君』
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