2 / 3
日記2ページ目 最終相撲決戦
しおりを挟む
正直、毎日日記をつける事はとてもじゃないが、厳しい物があると思っていた。まあ、それはそうとして今日も摩訶不思議な出来事が起きたので、気ままに書いていこうと思う。
◇
突然だが自分語りを始める事を許してほしい。俺は学生という身分に位置している。今日も例には漏れず、半分寝ぼけながら登校していたのだが......
「私はこの神桜帝王学園の生徒会長に立候補した! 梅崎楓です!」
「生徒会長の座を我が物にするために立候補したイケメン......参上」
俺は半分呆れながら、こう呟いた。
「相変わらずな奴らだな......」
こいつらは俺の幼馴染なのだが......いかんせんこの2人の仲は良くない。犬猿の仲、永遠のライバルと言うべきか......
「また貴様か楓! いっつも俺様の栄光の架け橋の邪魔しやがって! 嫌がらせか!?」
ちなみにこの痛いナルシストの名前は大葉海斗と言う。こいつはいわゆる文武両道で、なんで俺と同じ高校に通っているのかが不思議なくらい、絶対的な格差がある。
「フン。アンタが勝手にでしゃばってきて何よその言い草は!」
これはヤバイな。両者睨み合っていて、今にも相撲を始める勢いだ。コイツらは何故か喧嘩の時、命懸けの相撲で決着をつけようとする。本当に理解しがたい関係を持っている2人なのだ。
「アンタ! 何呑気に野次馬になってるの? そんな事をしている暇があったらウチらの相撲の審判をしなさい!」
あっ。こっちまで余計な飛び火がかかってきた。ていうか両者準備するの早くないか? もしかして案外仲良しなんじゃね?
「おい! そこのヘナチョコ! 準備はできたか? 俺達はもうとっくに準備ができてるぞ!」
付き合わさるこっちの身にもなってくれよ。ほらほらなんか学生全員の注目の的になってるし......
◇
「ルールは海斗スペシャルルール。一本先取制。このフィールドから足が離れたら負けだ!」
はいはい。たかだか相撲をするためだけに会場を用意するなんて頭おかしいがもうツッコまん。
「はい。はじめーー」
声に力がこもっていない俺の掛け声で、不毛な戦いが始まった。
「さあ始まりました! 実況は私しマイケル井上。解説は適場純之助がお送りします」
なんか実況者みたいな爽やかな声で唐突に喋り出したが、誰やコイツ!? ていうかなんで俺の名前を知ってるっていうか、解説ってなに? スポーツ実況って奴もやるのか? この意味不明な状況に!? もうなんか今日いろいろおかしい......
ていうかなんでこんなのに巻き込まれなきゃいけないわけ? 事の発端は誰だーー!
「ウフフフフ......アハハハハ!」
「ああーー! もうどうにでもなれ! 海斗は何がおかしいのか分からんが、急に笑い始めたぞ! 早く終われ!」
もう全てがバカバカしく思えて自暴自棄になってる俺の図がこのツッコミである。そんなツッコミもものともせず、海斗はこう続けた。
「昂る......昂るぞ......楓。貴様との相撲はいつだってそうだった。智略と精神を張り巡らせたギリギリの戦い。それが、俺の限界を引き出してきた! 貴様の存在が俺の全身からアドレナリンを掻き出し、この身体の中の血液を沸騰させる! だが、同じ道に2人の覇者は要らぬ。貴様だけは......俺がこの手で倒す!」
ちょっと待て! これは何処かで聞いたことあるぞ! この長い名言は! なんかすみません!
「おおっと! 魂と魂のぶつかり合い! このマイケル井上でも未だかつてない名勝負です!」
だからおまえは誰なんだよ。いったい何処から湧き出てきたんだ? というか、もうこんな茶番早う終われや。野次馬もなんでこんなもん見せられてるかわかってないだろうし、俺も分かってない。なんでこんな事になったんだーー!
◇
そんなこんなで勝負は一応の終わりは迎えた。勝負は結局30分やったが、特にドラマも無かったので日記では割愛させていただく。
その後の展開はというと、結局、両者和解をしてハッピーエンド。何故こんな騒動に発展したのかと言うと、事の発端は楓が演説していた時に海斗が勝手に割りこんできたのが原因だった。
ちなみにマイケル井上は海斗が雇った人らしく、用が無くなったらすぐに帰っていった。会場も海斗が手配していたのだ。アハハハハ......金持ちだね。
今日の日記は終わりっと......明日は何が起きるのだろう?
◇
突然だが自分語りを始める事を許してほしい。俺は学生という身分に位置している。今日も例には漏れず、半分寝ぼけながら登校していたのだが......
「私はこの神桜帝王学園の生徒会長に立候補した! 梅崎楓です!」
「生徒会長の座を我が物にするために立候補したイケメン......参上」
俺は半分呆れながら、こう呟いた。
「相変わらずな奴らだな......」
こいつらは俺の幼馴染なのだが......いかんせんこの2人の仲は良くない。犬猿の仲、永遠のライバルと言うべきか......
「また貴様か楓! いっつも俺様の栄光の架け橋の邪魔しやがって! 嫌がらせか!?」
ちなみにこの痛いナルシストの名前は大葉海斗と言う。こいつはいわゆる文武両道で、なんで俺と同じ高校に通っているのかが不思議なくらい、絶対的な格差がある。
「フン。アンタが勝手にでしゃばってきて何よその言い草は!」
これはヤバイな。両者睨み合っていて、今にも相撲を始める勢いだ。コイツらは何故か喧嘩の時、命懸けの相撲で決着をつけようとする。本当に理解しがたい関係を持っている2人なのだ。
「アンタ! 何呑気に野次馬になってるの? そんな事をしている暇があったらウチらの相撲の審判をしなさい!」
あっ。こっちまで余計な飛び火がかかってきた。ていうか両者準備するの早くないか? もしかして案外仲良しなんじゃね?
「おい! そこのヘナチョコ! 準備はできたか? 俺達はもうとっくに準備ができてるぞ!」
付き合わさるこっちの身にもなってくれよ。ほらほらなんか学生全員の注目の的になってるし......
◇
「ルールは海斗スペシャルルール。一本先取制。このフィールドから足が離れたら負けだ!」
はいはい。たかだか相撲をするためだけに会場を用意するなんて頭おかしいがもうツッコまん。
「はい。はじめーー」
声に力がこもっていない俺の掛け声で、不毛な戦いが始まった。
「さあ始まりました! 実況は私しマイケル井上。解説は適場純之助がお送りします」
なんか実況者みたいな爽やかな声で唐突に喋り出したが、誰やコイツ!? ていうかなんで俺の名前を知ってるっていうか、解説ってなに? スポーツ実況って奴もやるのか? この意味不明な状況に!? もうなんか今日いろいろおかしい......
ていうかなんでこんなのに巻き込まれなきゃいけないわけ? 事の発端は誰だーー!
「ウフフフフ......アハハハハ!」
「ああーー! もうどうにでもなれ! 海斗は何がおかしいのか分からんが、急に笑い始めたぞ! 早く終われ!」
もう全てがバカバカしく思えて自暴自棄になってる俺の図がこのツッコミである。そんなツッコミもものともせず、海斗はこう続けた。
「昂る......昂るぞ......楓。貴様との相撲はいつだってそうだった。智略と精神を張り巡らせたギリギリの戦い。それが、俺の限界を引き出してきた! 貴様の存在が俺の全身からアドレナリンを掻き出し、この身体の中の血液を沸騰させる! だが、同じ道に2人の覇者は要らぬ。貴様だけは......俺がこの手で倒す!」
ちょっと待て! これは何処かで聞いたことあるぞ! この長い名言は! なんかすみません!
「おおっと! 魂と魂のぶつかり合い! このマイケル井上でも未だかつてない名勝負です!」
だからおまえは誰なんだよ。いったい何処から湧き出てきたんだ? というか、もうこんな茶番早う終われや。野次馬もなんでこんなもん見せられてるかわかってないだろうし、俺も分かってない。なんでこんな事になったんだーー!
◇
そんなこんなで勝負は一応の終わりは迎えた。勝負は結局30分やったが、特にドラマも無かったので日記では割愛させていただく。
その後の展開はというと、結局、両者和解をしてハッピーエンド。何故こんな騒動に発展したのかと言うと、事の発端は楓が演説していた時に海斗が勝手に割りこんできたのが原因だった。
ちなみにマイケル井上は海斗が雇った人らしく、用が無くなったらすぐに帰っていった。会場も海斗が手配していたのだ。アハハハハ......金持ちだね。
今日の日記は終わりっと......明日は何が起きるのだろう?
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる