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第1章
バス攻防戦(極の巻)
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どうする諸星。今すぐ叩き潰したい所だが、バスのコントロールをしてるのはあの上級魔物。倒したらコントロール不全に陥る可能性が高い。しかも一般乗客(特に女の人)もちらほら席に座っているこの状況。迂闊に動くことができない。ついでに俺達が向かう目的地まであと2つのバス停を通るらしい。
「あのぉぉぉ諸星さん......」
「どうした歌ちゃん! もしかしてあの強そうな奴の攻略法が分かったの!」
「いや、そうじゃなくて......星夜と合流するどころか私達がこのバスを降りられるのかなって......はっ!?」
歌ちゃんもとい星歌ちゃんは全部言い切った所で顔を青ざめた。たちまちバス内はパニックに陥ってしまう。ふざけんなよなんでパニックになると自分で分かる前に行っちゃってるのさ! まあ女の子だから許すけど!
「え? もしかして私達はこのまま永遠に走り続けるバスに乗り続けないといけないの?」
誰かが最悪の結末を言ったことによりみんなが急に沈黙してしまう......
「誰か下ろしてくれぇぇぇ!?」
「任せろ!」
「その声は!?」
俺も聞き覚えのある声でバスの窓を開け、後ろを振り返ってみた。
「さっきの空を飛ぶヒーロー!」
「ついでに星夜!?」
どこで知り合ったのかわからんがヒーローの背中に星夜が乗っかって、バスに近づいてくる。みんなはヒーローに夢中なようだ。
「ヒーローさん! あなた非番では?」
「非番だが見捨てるとは言ってない!」
「ヒーローさ~ん!」
これは勝ち確入ったな。なんか謎のヒーローと星夜が主人公みたいになってるのが気に食わないが......。そうこうしていると、2人はバスの上に乗り込んできた。窓越しから会話が聞こえている。
「さあここからは別行動で行こう! 俺は君の仲間達以外の乗客を安全な場所に移動させるから、君は魔物とか言う怪物にケリをつけてこい!」
「分かりやしたヒーローさん! それじゃ乗りこむぜーー! よーーし、天井をくり抜けば......」
天井が壊れるようなでかい音がしたのち、星夜が落ちてきた。そのあとにさっきのヒーローが華麗に着地したあと、間髪入れずに次々と一般乗客をバス外に移動させていった。運転手をしていた魔物はバスを道の傍に止めて臨戦態勢にはいる。
星夜は苦々しい顔になったまま上級魔物にこう言っている。
「さあこの人間もどきの運転手め。俺を置いていったことを後悔させてやる!」
「......ふっ。たかが人間風情が私を倒せると思うなよ」
魔物のオーラが増倍、雰囲気が別人みたいになっている。自らを強い上級魔物と言う程の力はあるな。
俺達も戦う気になっている。星夜は大剣を振る動作をしだし、くるとは双剣を手にし、歌ちゃんは魔力ステッキを持ち、何故か帯同している小人は歌ちゃんの何処かに隠れ、まなかはさっきまで気絶していたのが嘘だったかのようにインパクトを手に持った。
ターゲットを探すのに有効な機械が何故か過去最高に光っているが、目的の丸出芭歌がいる場所は次のバス停辺にいる。これは前哨戦だ! 近くには人も建物も無い。行くぞーー!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
終の感に続く
「あのぉぉぉ諸星さん......」
「どうした歌ちゃん! もしかしてあの強そうな奴の攻略法が分かったの!」
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歌ちゃんもとい星歌ちゃんは全部言い切った所で顔を青ざめた。たちまちバス内はパニックに陥ってしまう。ふざけんなよなんでパニックになると自分で分かる前に行っちゃってるのさ! まあ女の子だから許すけど!
「え? もしかして私達はこのまま永遠に走り続けるバスに乗り続けないといけないの?」
誰かが最悪の結末を言ったことによりみんなが急に沈黙してしまう......
「誰か下ろしてくれぇぇぇ!?」
「任せろ!」
「その声は!?」
俺も聞き覚えのある声でバスの窓を開け、後ろを振り返ってみた。
「さっきの空を飛ぶヒーロー!」
「ついでに星夜!?」
どこで知り合ったのかわからんがヒーローの背中に星夜が乗っかって、バスに近づいてくる。みんなはヒーローに夢中なようだ。
「ヒーローさん! あなた非番では?」
「非番だが見捨てるとは言ってない!」
「ヒーローさ~ん!」
これは勝ち確入ったな。なんか謎のヒーローと星夜が主人公みたいになってるのが気に食わないが......。そうこうしていると、2人はバスの上に乗り込んできた。窓越しから会話が聞こえている。
「さあここからは別行動で行こう! 俺は君の仲間達以外の乗客を安全な場所に移動させるから、君は魔物とか言う怪物にケリをつけてこい!」
「分かりやしたヒーローさん! それじゃ乗りこむぜーー! よーーし、天井をくり抜けば......」
天井が壊れるようなでかい音がしたのち、星夜が落ちてきた。そのあとにさっきのヒーローが華麗に着地したあと、間髪入れずに次々と一般乗客をバス外に移動させていった。運転手をしていた魔物はバスを道の傍に止めて臨戦態勢にはいる。
星夜は苦々しい顔になったまま上級魔物にこう言っている。
「さあこの人間もどきの運転手め。俺を置いていったことを後悔させてやる!」
「......ふっ。たかが人間風情が私を倒せると思うなよ」
魔物のオーラが増倍、雰囲気が別人みたいになっている。自らを強い上級魔物と言う程の力はあるな。
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ターゲットを探すのに有効な機械が何故か過去最高に光っているが、目的の丸出芭歌がいる場所は次のバス停辺にいる。これは前哨戦だ! 近くには人も建物も無い。行くぞーー!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
終の感に続く
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