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敷居が高い
しおりを挟む「…丞その服で山登りキツいから買えよ」
「あ……だよねごめんね」
「ちょっと服屋寄って」
「……佑美様ご愛用の呉服屋で宜しいでしょうか」
佑美が小説片手に頷く。
「そうだね、気軽な服が欲しいから……そうだなぁ……キンヤに行って」
「分かりました」
佑美の御用達に行き平然としている丞に若干げんなりする。
だって、ここってかなり有名なブランド物だよなぁ。
「いらっしゃいませ………名嘉山様に溪村様……………今日はどのようなご用件でしょうか」
「んーっ歩きやすくって走りやすいやつ」
佑美が本を栞に挟み、手に持ちながらいう。
離す気がないなぁ佑美は。
「んんーっそうだね……川もいくなら、水着も必要だよね」
「あ……持ってないや」
「俺も」
慌てて見渡す、先ほど声を掛けてきた人がニコニコと笑いながら案内してくれる。
「うわっ、俺これがいいなぁ」
「おーいいじゃね」
「うんっ、格好いいよ」
佑美が選んだんだ水着に絶賛する、値段をみるまではね。
高っ……高いよどうみても、高いよね。
一桁多いんじゃないかなぁ。
水着一着で15万って、ないわー。
「……これ、丞に合うよ」
「桜かぁ、もっと男の子っぽいのがいいなぁ」
「嫌々、丞にはこういうのが合うよあっ、これもいいんじゃない」
僕は丞用の水着から丞用のカジュアルな服装に買える。
「おーその水着似合うぜ丞……あ、こっちに靴あるから選んでくるわ」
佑美はスーッと一枚の水着を選ぶ。
勿論、佑美のではない先程話をそらした人物の物だ。
「名嘉山様こちらは」
「溪村と一緒に入ってきた人は青菜グループの関係者だ」
「ーっっ、真ですか」
「あぁ、本人は自覚がないがなぁ…今着ている服青菜の新作だしな…だから付けといて俺持ちだこど」
タブレットに値札を通して頭を下げる。
「サプライズですね、ご一緒に入れておきますか」
「あぁ、バレないようにな、靴はどこにある」
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